8月の少ない雨量を取り戻すように、私の住む地域では9月に入ってから豪雨が続きました。
8月は、いつものんきな私にしては珍しく用事が重なり、あっという間に過ぎ去ってしまいました。作品を創っていた前半、あまりの猛暑に夏は終わらないのではないかと思っていました。
旧盆から後半にかけてはスイスへ行き、日本の暑さをすっかり忘れかけていました。
ようやく涼しくなった夕暮れ、鈴虫の声に9月を実感しています。
先日、激しい雷雨の後に見事な虹を見ました。太くはっきりとした虹でした。
虹の向こう側の景色が美しく染まり、あの中に立てばすべて虹色に見えるのでは!とドキドキするような鮮やかさでした。カメラを持っていたら撮影できただろうなと思います
写真は、スイスのシルトホルンという山にロープウェーで登った朝出会った、ブロッケン現象です。虹の輪の中に、私自身の影が長い手足で現われました。
以前、日本の山の上でもみえたことがあったのですが、今回は長時間はっきりとみられたので、私の古いカメラでも写真におさめることが出来ました。
この現象を科学的に説明出来なかった大昔、遭難しそうな時だったら恐怖して立ちすくんだろうと思います。
でも、どんな原理だとわかっていても、とても不思議な荘厳な気持ちになりました。嬉しくて大興奮の気持ちもありました。虹の中に(影だけど)自分がいるなんてとても良いことが訪れそうで、幸せな気持ちになりました。
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