先週、友人が撮影してくれた皆既月食。
何度か調べているはずの「なぜ月が赤く見えるのか!」について再び考えました。
地球の大気中を通過する太陽光。波長の短い色は大気中の粒子に反射して散乱して波長の長い赤色が多く残ります。地球の影に入っている月へ屈折して届く時には赤く見えているそうです。
朝焼けや夕焼けが赤く見える事や、昼の空が青く見えるのも同じ「レイリー散乱」という原理だと何度も読んで知っているはずですが、なかなかおぼえられない…と言うより、ぴたりと納得できないのでした。
そういえば以前から、色覚異常と言われる人々が本当に異常なのか、単なる多数決で大勢が正常とされているだけじゃないのかと疑問に思っていました。違う生物はもちろん、人間という同じ生物の中でも、色の見え方や感じ方が異なるはずです。「あれ、〇色だよね?」「ええ!△色でしょ!」という小さな差異なら多々あるでしょうし、かなり大きく異なる人も身の周りにいるのです。勝手な想像ですが、視覚に限らず、すべて生物の感覚器官は個々の精神・感情で支配されているのかと思うのです。
大気中に散乱した赤色以外の光を拾って可視化することが出来る人には、赤い月でなく違う色に映っているかもしれません。
動物達、虫達の心を通して見える月の色は、ナニイロなんだろう!いろいろ想像がふくらみます。