2025年6月30日月曜日

自分ランキング

  

 最近耳にして疑問に思った言葉、日本三大◯◯。 どうやって決めてるのでしょうね。 アンケート調査で多くの人に好まれているランキングなのでしょうか。 日本三大◯◯を検索してみましたら、ずらりと様々ありました。温泉や寺院等の名所、そばやうどん、まんじゅうまで…。
 私が大好きな鍾乳洞。日本三大洞として、山口県·秋芳洞、高知県·龍河洞、岩手県·龍泉洞が載っていました。(ちなみに、6大洞窟まで訪問済み)
 全部素晴らしい洞窟ですが、写真はランク外の岩手県·滝観洞(ろうかんどう)です。先日の岩手訪問時、Sさんと歩いてきました。
  初めて そこを訪れたのは 2015年の春。東日本大震災以降、すぐ近くの白蓮洞は閉鎖されてしまいましたが、滝観洞は健在です。
 前回訪れた時は現在の様な素敵なインフォメーションとカフェは無く、寂しげな小屋に、貸し出し用ヘルメットと長靴が並んでいました。往復40分~1時間ほどの道のりを、誰1人会うこと無く歩いてきました。
 最終折り返し地点の豪快な滝は白い光で、LEDの鮮やかな色彩もありませんでした。とてつもなく素晴らしい印象は今回も変わりありません。
 海外も含めて様々な鍾乳洞を訪問していますが、自分ランキングではかなり上位の洞穴です!

2025年6月16日月曜日

海辺の町へ

  
 週末は久しぶりの岩手への旅。三陸·宮古市に住む友人Sさんと、その愛犬ハロン君に会いに来たのです。
 大好きな電車·山田線の車窓や、Sさん宅の宮古市田老の道沿いでは、鹿達に何度も会えてとても嬉しかったです。
 写真のようにとてものんびり出現する鹿。大興奮なのは私だけで、Sさん毎日当たり前のようにお会い出きるそうです。(うらやましい…。)
 釜石市にも出かけ、『災害で消えた小さな命展』のお手伝い以来、10年ぶりにその沿岸を通りました。かさ上げ工事で重機が忙しく動いていた場所に、新しい家々や店舗が並んでいました。
 14年経ち、被災地と言う呼び方がふさわしくなくなってもふと思うのは、Sさんも含め、今お元気にいてくれてる方達は、14年前にそれまでの人生の思い出を濁流に奪われているという事実です。 
 被害がひどかった釜石市の鵜住居地区でかわいらしいアイスクリームショップに立ち寄りました。悲しい過去がうそのような明るいその場所で、悲しみを経験していない私は、忘れず心に置きつづけようと思いました。

2025年5月31日土曜日

お気に入り


 先日食べたしょうゆソフトクリーム。千葉県銚子市内のヤマサ醤油工場と他土産物店にあります。近隣に住んでいる私は何度かいただいていますが、とても美味!
 昔から、ソフトクリームが大好きです。旅先でもグルメに手を出さず、コンビニやスーパーのおにぎりで済ます私ですが、ご当地ソフトは逃せません。
 アイスクリームでもかき氷でもなく、ソフトクリームファンです。ジェラートもいいですが、やはり一番はソフトクリーム。
目を閉じて味わえばアイスもソフトも味はほぼ同じなのになぜ…?  
 ソフトクリームはやはり形状が素敵なのもあるかもしれません。美しく巻かれたやわらかなクリーム。誰がいつ考えてくださったのか、調べたくなりました。



2025年5月15日木曜日

日が落ちた後

 

 満月を1日過ぎた月が水田に光を落としながら昇っていた夜。近隣の市街地にあるコンビニエンスストアで強盗未遂事件があったので、戸締まりなど強化するようにと通知がありました。犯人は捕まっていないとのこと。
 こんな時思い出すのが、黄昏の元となったたそかれ(誰そ彼)という言葉です。日没後の薄暗い路を、向こうから近づいてくる人影。今と異なり、体格が分かりにくいごわごわした衣服に身を包んだ誰かわからない人物…。あらゆる所に照明が灯る現代でも、事件があったこんな日は怖い時間です。
 同じく日没後を指す「逢魔が時」は更に怖さアップ…見知らぬ人も不審者も、鬼も悪魔も混ざるかもしれない時間。いつもより戸締まりを厳重にして過ごす日々です。

2025年4月30日水曜日

つづく命

 
 牡丹という花。昔、どこかの牡丹庭園で眺めて以来、実はあまり好きではありませんでした。派手で、奇妙に頭でっかちみたいで、花びらもゴテゴテと重そうで…。そんな印象を持ち続けていた花ですが、庭に咲くこの白牡丹と出会い、好きになりました。
 今は亡き祖父母宅の庭から分けていただいて根付いたもので、祖母も咲くのを楽しみにしていたと聞いています。雪国の福島県奥会津地方から遠く離れた暖地の庭で、毎年ではありませんがこうして花を開いてくれます。
 25年も前に旅立った祖母が見ていた、牡丹の花の子孫。形あるものは滅び去りますが、こんなふうに継いでいってくれる命もありました。にぎやかに春の色があふれる庭の一角、一輪だけ大きく開く白い花を観ていると、そこだけ静かな空気に感じます。

2025年4月15日火曜日

見えない山と谷

  

 庭に芝桜や小さな水仙が咲きました。20度を超える日中の陽気に、眩しい陽を浴びています。しかし、早朝の気温は7度!大変な温度変化です。
 気温が激しく変化するということは、気圧も同様。私は鈍感が幸いして全く平気なのですが、気圧変化に敏感な方は、呼吸器系の疾患や頭痛などいろいろ苦労されていると聞きました。
 天気図の等圧線は山の等高線そっくりですから、標高差が厳しい山岳地帯を短時間で移動していくようなものだとしたら、まさに過酷です。
 人間だけでなく、動物も。そして植物も。

 現在、私の周囲には持病と必死に闘っている命が複数います。
 どうか、早くおだやかな気温と気圧に落ち着いて、彼らの命が脅かされませんように。

2025年3月31日月曜日

旅立ち先

  

 去年の夏からこの冬が終わるまでの間、 とても大切な命をいくつも見送りました。
  本当に永遠のテーマですが…魂は旅立ったらどこに行くのでしょうね。
 以下は勝手に私が思いこんでいる事。
 人間の魂は相当汚れてしまっているので、真っ白で生まれ変わるために洗浄する期間が必要。汚れる前になくなってしまった人間や動物達は、洗浄 期間がほぼ必要ないので、すぐに生まれ変われる気がします。もちろん、生まれ変わりを望めばの話ですが。
 生まれ変わるまでの間、魂がどこにいるのか … そればかりは当事者になってみないと分からないですが、無宗教の私は、天国でもあの世でもなく、自分の周りにいてくれるのではないかと思っています。時折は、世界中を軽やかにワープしながら。
 そんな魂を思いながら上の写真の物語をつくり、Webサイトにのせました。お時間がある時、読んでいただけると嬉しいです。
(絵はうささんからお借りして掲載。)
https://novel.daysneo.com/works/c1395b259e0378ccf3eeb256f74c7af7.html