2019年12月25日水曜日

ハッピーホリデーズ

 
 
相変わらずバタバタ過ごしている師走も、もう残り5日!少しはゆったり部屋の模様替えなど出来たらいいのに、毎年そんなことを思いながら過ぎていきます。
それでも昨日はクリスマスケーキを食べました!ニャアコちゃんは、何を食べてるのかにゃ?と好奇心がありますが、決して新しいおやつに手を出さない保守的で、クリスマス会のごちそうもちゅーるです。
 毎年ケーキに付いてくるサンタさん、同じ形ですが色のつけ具合が少しずつ違うようです。どこかで、だれかが、一つずつ色を塗っているのでしょう。もしかしたら日本国内じゃなく、海外のどこかで色を塗っているだれかは、一体いくつサンタを塗ったらケーキを買えるくらいのお金を稼げるのでしょう…ケーキを買うより先に買わなくてはならないものが山ほどあるかもしれません。そんなだれかにも、幸せがふりかかりますように!そう願いつつケーキを平らげました。明日からまた、やり残しの整理整頓、大晦日まで続けたいと思います。

2019年12月10日火曜日

るすばんねこ 51

ひさしぶりにお留守番していたニャアコちゃん。約二週間の留守番も今日で終了。今年最後のるすばんねこかな?!という感じです
昨日、ニャアコちゃんはフードをたくさん吐いてしまいました。早食いとか大食いとは言えないのですが、丸のみ率が高い…というよりほぼ噛まないのです。噛まざるを得ないように、フードの形状を考え直した方がよさそうです。猫はよく吐くよ、と言われますが、苦しそうなのはかわいそうですよね。
 猫の味覚は、苦味や酸味が敏感なのだとか❗腐敗したもの食べないようにするためとのことで、旨味や甘味はよくわからないようです。美味しいと感じるのは舌でなく、鼻なのでしょうね。だから丸飲みしたくなるのでしょうか。
 お隣の部屋で、同じく留守番している老犬ポテトさんとチェロさんたち犬は、甘みを味わえるそうで、サツマイモやオヤツパンに大興奮です。
「どうしてそんなに嬉しそうなのかにゃ?」
食事前跳ね回る、ご高齢ワンコシスターズ。ニャアコちゃんは、仕切りの網越しにジーっと見つめていました。

2019年11月23日土曜日

風が奏でる

先日、久しぶりに近くの海へ散歩に行きました。雨上がりの引き潮後、波打ち際には貝の敷物が広がっていました。
 写真には写っていませんが、大小さまざまな石もありました。凝灰岩・砂岩といった堆積岩が削られて打ち上げられているのですが、中にはポツポツ穴が見えるものもあります。面白い自然の造詣です。
 穴の開いた石は笛のように音が出るものもあるようです。昔から、石笛(いわぶえ)と呼ばれ、吹くと不思議な音に心が洗われたり、神のお告げを聞くことが出来るなどと聞いたことがあります。私の住む地域からおよそ一時間離れた飯岡市にも、石笛の伝承があり、海の悪天候を知らせる龍神の石笛が神社へ納められているのだとか。30㎝もの穴が穿たれたその笛は、大きな岩なので、普通の人間は持ち上げて吹くことは難しいでしょうね。
 でも、自然が作った岩の穴へ、自然の風が吹き込む時、風の種類によっていろいろな音がひびきそう…是非、風の演奏を聴いてみたいです。いつか海や山で石笛と出会えたら、耳を澄ましてみようと思います。

2019年11月1日金曜日

願うしかない日々

 
稲刈り後の田んぼが、台風の後青田のようによみがえり、水に揺れていました。
 あまりにもいろいろなことがあった10月が終わり、やっとゆとりが出来たらもう11月!10月半ば、急に脳の病気で倒れた親しい友人が、退院することが出来たのも今日でした。
 倒れた報せと、集中治療室に過ごしていると聞いた時は、もうその友人と今までのようにお話が出来なくなってしまうかも…と、絶望的な気持ちになりました。けれど、救急搬送の速さと病院選択の良さなど、様々な幸せが重なり、友人はほとんど後遺症がない状態で早く退院することが出来たのです。奇跡的な幸運です。
 病室に移った友人に面会に行くと、同じ病で倒れた患者さんがいました。重い障害がのこってしまい、思考と会話が困難な方でした。
 台風に続き、本当に天に幸運を願うしかない、そんな10月でした。



2019年10月13日日曜日

願うしかない夜

今朝、台風19号で洗われた空に、朝日がまぶしく輝きました。昨夜は深夜まで風雨にたたきつけられ、前回のようにいつ停電になってもあわてないように、と覚悟していましたが、私の住むエリアは幸い何事もありませんでした。古くから住んでいらっしゃるお隣の瓦屋根も、無事に朝日に照らされていました。
 けれど、たくさんの地域で洪水・土砂災害、竜巻までが起きていました。豪雨で動きがとれないときに、突然家に土砂が流れ込んできたら…突然竜巻がきて屋根がはがされたら…考えただけで恐ろしいです。
 私の家のリビングの一部は、出窓で雨戸がありません。窓ガラスが割れた時飛び散らないように養生テープやダンボール、網をはりつけました。
 リビングには、いつもひとりで夜中の時間を楽しんでいる怖がり猫のマーブルがいます。万が一窓が破壊された場合に備え、布団を運んできて寝転んだ私に驚いていましたが、なにか非常事態なのかにゃ?と空気を読んでいました。窓際に近づいちゃだめだよ、あぶないんだよ、と言い聞かせたことを聞いてくれたのか?それとも、はりつけた鉄網が、風の振動で奇妙な音を立てるのが怖かったのかもしれませんが、マーブルは結果的に危ない窓際にちかづかないでいてくれてよかったです。竜巻がきたらどうしたらいいものか…逃げるにも、小さな俊敏な生き物をどうやって捕まえようか、途方にくれる一夜でした。本当に、ただ幸運を願うしかない夜でした。不運にも、命を落とされた方たちがいたこと、とてもいたましく、残念です。

2019年9月30日月曜日

秋の遅れ

 
例年より一週間ほど遅く咲きました。赤より早いはずの白いヒガンバナが、満開です。
 秋のお彼岸には、まだ花芽が地面から出てもいませんでした。高温多湿の空気では、まだまだ出れません、と言う感じだったのでしょうか。
 それにしても、10月を迎えるというのに、夏が未だに去った気がしません。ヒガンバナと同時に、アジサイが間違って咲いているのですから、奇妙な秋です。
 私が子どもの頃は気温35℃なんて異常な暑さに思えたのに、今は珍しくありません。もしかして、私が年老いて庭の花を眺める頃には、ヒガンバナは10月の花に変わっていて、カンロバナ(寒露花)なんて呼ばれていたりして…。
 気候の変動に、虫たちも苦労が多そうです。

2019年9月16日月曜日

初めての被災

屋根が飛んでしまったり、怪我をされた方を思えば、被災というのも申し訳ないくらいですが、生まれてはじめての台風被害でした。断水は3日間、停電は一週間。おかげさまで今日から日常の生活に戻りました。
 写真は、中秋の名月の夜。近所一帯真っ暗でしたので、月はひときわ明るく美しかったです。
 親しい友人たちが物資を持って応援にきてくれて、有難いことにガソリンで動く発電機を設置してくれました。おかげで、車内でエアコンをつけて過ごしていた高齢犬たちは、30度を超える暑さを免れることが出来ました。猫たちはマイペースでした…。電気で動く給水器をみて、どうして流れていないかにゃ?くらいなかんじです。
 今回、スケジュールをはっきり提示されないと私たちはかなり不安になるものものだなーと思いました。私が普段お仕事で支援している子どもたちの中には、急なスケジュール変更や、抽象的・流動的な時間割に不安定になったりいらだったりして、パニックになる子もいます。こういう理由で変更があるからね、この時間まで我慢すれば終わるからね、などと予告すればパニックも少なくなります。そういう子達の不安を、少しはわかってあげられた気がします。
 停電復旧の見込みが、最初は地域や日にちが大雑把で不正確だったので、その情報に振り回されて一喜一憂でした。工事の進み具合で予定が日々変わるのは、仕方ないと頭ではわかっているのですが。あと3日と言われたと思ったら、やはり1週間とか!
 私の場合は1週間と表示されていたのに、2週間以上かかる見込みに変わり…ガーンとショックをうけつつあきらめかけたら、いきなり電気がついて嬉しいサプライズでした!
 この時間も、不自由な生活、苦しい思いをされている人と動物のみなさん、どうか早く復旧されますよう祈っています。

2019年8月31日土曜日

オオツノのお方

(Italy Gran Paradiso 国立公園 )
 今年も無事に年に一度の山旅に行くことが出来ました。今年は北イタリアの、チェルビニア・グランパラディーゾ山麓・クールマイヨール付近の三ヶ所で山歩きをしてきました。数え切れない美しい景色に出会わせていただき、感謝です。
 アルプスの少女ハイジのアニメでオオツノのだんなと呼ばれていたアイベックス。スイスのシルトホルンで会って以来、6年ぶりに会えました。写真のアイベックスがオオツノのだんななのか、おくさまなのかはわからないのですが、少しの間立ち止まって私に危険を感じないと判断してくれた後、落ち着き払って食事してくれました。グランパラディーゾ国立公園は、イタリアで最初に国立公園に認定され、野生動物が豊富で有名だそうです。(元々国王が専用の狩場にしていた経緯があるのですが…)イタリアの山では会うことが少ないアイベックスやシャモア(アルプスカモシカ)にも会うチャンスがあります。
 今回私も、間近でアイベックスやマーモットと会えた他、距離をおいてですがシャモアたちの群れに遭遇できて感動しました。この土地について調べている時、気になる記述を発見しました。シャモアの体重が30年前と比べて25%も減っている可能性があると!
 その原因は、生育環境の気候が温暖になり、暑い日中に行動を控えて休む習性の彼らが、自然に採食量が減って体格が小さくなっていったのだとか。30年で25%とは、ものすごい減り方じゃないでしょうか。しかし、30年前から随分そのしっぽを短くしている氷河を思えば、そのような変化もありえるのかもしれません。
 フェレ谷を挟んでモンテビアンコの青白い氷河を眺めていたとき、地響きをたてて氷河の内部がくずれ落ちる音を聞く機会もありました。地球温暖化に加担して、航空機を使って旅行に来た私ですが、日ごろ、あの音を忘れずにいたいなとつくづく思いました。

2019年8月8日木曜日

るすばんねこ 50



 3週間のお留守番も残り5日になりました!
 梅雨が明け、連日の猛暑にぐったり …ではなくて、 自分から 窓辺の日差しを選んでねそべるニャアコちゃんです。
 来週にはうささんが帰ってくるのですが、台風ラッシュで不穏な雰囲気…。
今年は日本近海で立て続けに台風が生まれているそうで、急な上陸による対策の遅れで、被害が大きくなるのが心配です。
 子どもの頃、台風の目というものにとても興味がありました。中に入ったらどうなっているんだろう、青空で雲の壁が出来ているのかな…一度目の中へ入りに行ってみたいと。
 さすがに今は、そんな危険なことと思います。目は中心なのですから、そのすぐ外側には恐ろしい暴風圏があることを知っていますから。災害の恐ろしさを知らない幼い頃の好奇心でした。
 でも、もしも自分の住むこの場所に台風が通過することがあるようならば、偶然目の中にいることがあるようならば!是非観察したいなと思っています。不謹慎と思われるかもしれませんが、目の中がどうしても気になっています。しかしその前に、台風対策、ちゃんとやっておかなくては!
「ニャアコちゃんの窓がわれないようにしないとね」と話していたら、
「ニャアコはトンネルに避難するからだいじょうぶにゃ」と言ってダンボールに入っていきました。

2019年7月23日火曜日

はつせみ



 昨日、この夏初めてミンミンゼミの声を聞きました。
毎年この声を初めて聞く日は、 眩しい青空だった気がします。今年は梅雨の明けない曇天。
今日も早朝は写真のような濃霧で、一日どんよりした天気でした。
 庭の冬瓜は相変わらず結実しませんが、ミニトマトとバジルだけは元気に繁ってくれています。
 今年、ミニトマトの実が例年になく身割れしてしまうものが多いです。どうやら、長々と続く梅雨空のせいでした。水分を多く含みすぎて、割れてしまうのだとか!当然、実はみずみずしいです。
 しかし残念ながら、甘みはここ数年ないくらい薄く感じました。
 以前、トマトは、水が足りない方が実が甘くなるので、水のやりすぎに注意しましょうと聞いたことがあります。水がこないストレスを与えて、甘さを引き出すそうですね。
 甘いトマトは美味しいけど、ストレスを強く与えて甘くするのはいやだな…と、その時思ったのですが、やはり今もそう思います。雨が多い時には雨よけをして、なるべく水分から遠ざける方が良いとかいてありますが、梅雨明けすればいやおう無しに水は少なくなってしまうのです。
 甘くないけど、みずみずしさも美味しさ!
のびのび育って好きなように実をつけておくれ!と思います。それにしても、梅雨空で目覚めた蝉には、ちょっとかわいそうなじめじめ湿度です。
 

2019年7月7日日曜日

災害で消えた小さな命展・・・40

 
一昨日の夕暮れ。昼の間降り続いた雨が上がった直後のあまりにも鮮やかな西の空。
天変地異でも起きたらどうしようという、胸がざわざわするような色合いで、西の空は帯状に燃えていたのでした。
 今日、一日だけですが四国・高知県にて災害で消えた小さな命展が開催されました。
四国地方ではじめての開催です。一日という短い間に、命展複製画展・うささん講演・朗読劇の三つも行われ、濃厚な一日だったようです。
日本国内で、私が一度も足を踏み入れたことのない唯一の地域の四国!
自分が描いた子達の複製画が展示され、自分が創った物語が朗読され、行ったことのない場所で小さな命の大切さを訴えてくれているのを想うと、不思議な気持ちです。
 以前、命展に絵を依頼した飼い主の方が言っていた言葉を思い出しました。
絵になった動物を受け取るまで、一年近くあちこち巡回してくるのを待ちながら、自分の知らない土地を旅してくるんだね、今どこにいるのかなと思って楽しみにしています、という言葉でした。
 雨の多いこの季節、様々な災害が起きつつあります。避難するときには、どうか小さな家族も一緒に離さず、避難してほしいです。どうか受け入れてほしいです。
 今夜は雨の七夕さま。いつものように短冊に絵を描き、願いをこめ、窓辺につるしておきました。雨雲の上の空に輝く星が、ちゃんとみてくれていると信じてます!


2019年6月22日土曜日

るすばんねこ 49


  
 3週間のおるすばん、もうすぐ終了です。
冬瓜の花が次々に咲き、とてもキレイなのですが、去年のズッキーニに続き雄花ばかり!
またもやタイミング悪いメンズぞろいなのでしょうか…。
 今日は夏至でした。 朝から不安定な曇天で、時折 雨が降りかかってきたので、夏至らしい長い陽が感じられませんでした。
 日本では、古来から夏至の祭りというものはないようです。地域限定の行事はあるそうですが、冬至のように大々的な風習がないとのこと。その理由の一つに、農繁期で忙しかったからということを 聞いたことがあります。
 確かに今の時期、 田んぼも畑も大忙し。 梅雨の晴れ間があろうものなら、 いろいろ作業が多いのでしょうね。
 私も、雨の上がった時間に、伸びた草を抜いて いました。一日で存在感を表す草や、笹竹たち。こんな日は汗をかかず、 蚊にも刺されず、涼しく草むしりが できるのです。
ニャアコちゃんは、そんなふうにせかせか動いている私を 、ゆったり眺めて いました。

2019年6月5日水曜日

初めまして

今年初めて植えた冬瓜のお花が、今年初めて開きました。
 うり仲間らしい黄色ですが、他の仲間とちがって花びらが4枚。へえ~と思って写真に撮りましたが、実は後から、このお花が変則的だったことを知りました。
 本当は5枚花びらがあるそうです。なんとなく不思議な雰囲気だったけれど、やはり変わり者のお花だったのでした。
 一昨年と昨年、かぼちゃとズッキーニが上手く結実しなかったので、冬瓜はどうかな?という期待をこめて植えてみました。ご近所の畑で、結構野放しなのにゴロゴロとたくましく成っているのを見かけたので、心強く思います。
 そういえば以前、母がメロンの種を埋めておいたら出てきた芽を、せっせと育てていたら、なぜか冬瓜として結実したという奇妙なことがありました。まるで、うぐいす母さんがわが子と思って育てていたヒナが、実はホトトギスだった!のような…。(最近うちの周りでもホトトギスの声が大きく響いているので、うぐいす母さん大変です。)
 冬瓜の花粉を運んだ蜂が、メロンの花を冬瓜に変えた??のか解りませんが、とにかく冬瓜はそれだけ実をつけてくれやすいのでは!と 期待が高まります。
 梅雨入り間近ですが、黄色いキレイなお花が咲くのが楽しみです。

2019年5月24日金曜日

るすばんねこ 48

今週、鹿児島県で行われている『災害で消えた小さな命展』に出かけたうささん。お留守番中のニャアコちゃんです。
 最近外では様々な鳥の姿が見え、声が聞こえ
ます。今年驚かされたのは、ゴロスケホーホー!と鳴くフクロウの低い声!
 ホ、ホーと高い声で短く鳴くアオバズクは今まで何度も聞いていましたが、ゴロスケホーホーを近所で聞くのは初めてでした。私が気づかずにいただけかも知れませんけど…。
 窓越しに鳥や虫をみた家猫が、クラッキングという特殊な鳴き声を発することがあります。カカカッケケケッと変な声や、歯を鳴らすカチカチという音。狩猟したいけど出来ないもどかしさを表現しているのだとか…。初めて見たときは何事かとぎょっとしました。
 けれど、ニャアコちゃんはクラッキングを一切しません。外で響くゴロスケホーホーも特に反応なし。野良のチャシマ君には、激しく攻撃的な態度ですが、窓辺の鳥たちには寛大?なニャアコちゃんです。

2019年5月8日水曜日

ワンコ岩

 10連休は、ほとんどの日をゆったりまったりしました。一泊だけ、都内から来た 友人と銚子市へショートトリップ。その時訪れた『犬岩』!地味ですが有名な 奇岩です。
 犬吠埼に犬岩。調べたら 源義経の愛犬『若丸 』が その主人公でした 。東北に逃れて行く義経主従の一行が 太平洋の 船旅で 房総半島へたどりつきました。その時 愛犬若丸は平家の亡霊に取り憑かれ 一緒に東北へ連れて行くことができなくなった のだとか。そのため この地に置いていかれ、七日間吠え続けた末に岩になってしまいます。その声が響き渡り犬吠埼の名も生まれたとか…。
 義経氏、安宅の関を通って東北へ 行く北陸ルートと思いきや、房総半島まで寄っていたとは神出鬼没です。 さすが大陸に渡ってチンギスハーンになったとまで 言われる 人です。 悲劇の主従には悲しい愛犬までいたのですね。私の勝手な考えによると、動物は純粋なので、亡霊にとりつかれるなんて無いと思いますが…
 悲しい伝説はさておき、犬岩は楽しそうに顔を斜め上にあげていました。悲劇がきらいな私の、のんきな物語が浮かびそうです。
 

2019年4月29日月曜日

災害で消えた小さな命展・・・39

 
世田谷区祖師谷大蔵の肉球画廊(ギャラリーパウパッド)さんで、開催されている命展(複製画)、今日が最終日です。私は一昨日、ギャラリー内で開かれた朗読劇の時間におじゃまして来ました。
 私の創ったお話も読んでくれると聞いて、ドキドキでした。 自分のお話を他の人が読んでくれるのを聞くのは、生まれて初めての体験です!うささん率いる劇団の方たち、とても素敵に読んでくださり、嬉しかったです。ありがとうございました。
 観に来た友人にハッピーエンドで いいねと言われて考えてみたら、私は悲しい結末の物語を書いたことがないかも知れません。悲しい結末ですぐ思い出すのは、アンデルセンの『すずの兵隊』と、新美南吉の『ごん狐』…。 やりきれない気持ち№1.2を争う二つの物語…。
 確かに、現実世界は、ハッピーエンドの方が少ないかもしれません。むしろ悲しいことが多いのでしょう。こんなに悲しい事が多いのだから、読む物語まで悲しくなくたっていいじゃないの、と私は思うのでした。逃避と言われても、現実はそんな甘くないよとけなされても、かまいません。 しばし、幸せな物語の中へ逃げ込むのは、悪いことじゃないと思います。
 一昨年の秋、ドライブインに置き去られていた小さな苗を拾ってきて植えた、ミヤコワスレ。去年の春は、細々と2本の茎がお花をつけていましたが、今年は株が増え、家族が増えました。ささやかなハッピーエンドはあちこちに見つけられます。

2019年4月9日火曜日

るすばんねこ 47

最近、ちょこっとお留守番のある ニャアコちゃん。 今日も 一泊だけ留守番猫です。
 桜が咲き始めてから寒い日が多かったので、やっと満開になった、と思ったら、風雨で散りはじめています。
 お隣の庭から風にのって花びらがひらひら飛んできて、ニャアコちゃんはくいいるように見つめていました。ついつい目でおってしまうネコの性分、目が疲れないか心配です。
 天気が不安定なのか、昨夜は稲光と雷鳴に驚かされました。季節の変わり目のこんな嵐は、大切な命が連れていかれることが多い気がして怖いです。
 窓辺で丸くなっていたニャアコちゃん。そんな不穏な事態に動じていない様子でした。

2019年3月31日日曜日

願わくば


 近所のお寺で桜を観ました。少しずつ色が異なる桜が咲き、とても美しい空間でした。
お寺なので花見の宴の喧騒もなく、食べ物の匂いであふれる屋台もなく、静かに花を観る事が出来ました。
 ずいぶん昔、若い頃、能の観賞に夢中だった時があり、その頃『西行桜』という作品を知りました。桜を愛する西行法師と、桜の精霊とのやりとりでストーリーが進む、幻想的な舞台だった記憶があります。
「願わくば 花のしたにて春死なむ その如月の望月のころ」という西行の和歌を知ったのもその頃でした。その歌の通りに、旧暦2月末、現在の3月下旬の満月のころ、桜の咲く寺で逝去した西行法師にあこがれた、若かりし私でした。まだ大切な命を見送った経験がなかった私が、あこがれた歌でした。私も、願わくば大好きな花の咲く頃に、命を終えたいなどと思っていた気がします。
  今の私はといえば…願わくば、私が今守っている大切な存在たちが健やかに長く生き、おだやかに見送ることができますように、自分はその役目をしっかり終えてから旅立てますように…どんな季節でもかまいませんから!といった感じです。

2019年3月18日月曜日

堅実なお花


モクレンは、蓮に似た花が咲く木ということで木蓮 と言われるようです。
そういえば、私が 好きな花は、木蓮、 こぶし 、泰山木 、そして朴…みんなモクレン属です。似ていると言っても、ハスはハス属に分けられていました。まあ、ヒトが勝手に分けているので植物たちには関係ない仲間分けかもしれませんが。
 春先、葉が出ないうちにこんな大きな花を咲かせるモクレン。そのエネルギー、どうまかなっているのか不思議でした。多くの植物が 葉を茂らせ、光合成によってエネルギーを得るのに。
 モクレンに限らず、桜、梅、桃 など早春 から春にかけて咲く 木の花たち は、葉より先に花を咲かせます。
 幹に蓄えておいたエネルギーを使って、花を咲かすことができる のだとか!前年の夏から秋に蓄えたエネルギーを無駄遣いせず、冬越しして、さらに花を咲かすまで しっかり取っておいたおかげということでしょうか 。イソップ物語『アリとキリギリス』でいえば、アリさんのようなお花!
  私が好きな花は、そんな堅実なお花だったようです。 私も、自分が堅実なので 、そういう花が好きなんだ~と言えるような、ヒト属を目指します!

2019年3月10日日曜日

災害で消えた小さな命展・・・38

 
NHK BS 1 のドキュメンタリーで 8年前の東日本大震災 から続いている命展の活動が 取り上げられ、 昨夜放送され ました。 私は今日、NHK オンデマンドという見逃し番組をみるシステムで、るすばん中のニャアコちゃんと一緒に見ようと思います。リアルタイムでみたうささんによると、取材されたはずの老犬ポテトさんとニャアコさんシーンは放送されなかったそうで…それは残念でした❗
 8年前。ノラ猫出身のニャアコちゃんも目が離せないポテトさんもここにいませんでした。 私の年老いた両親も 8年前は今よりだいぶ元気でした。自分たちの生活を考えれば8年前と現在はだいぶ違います。
 けれど、災害で消えた小さな命展がずっと訴え続けている動物たちの立場はあまり変わりません。あれからいくつも大きな災害があったのに、相変わらず動物連れの人は弱い立場です。
 避難所に動物を同行することができる法律ができたけれど、それを知らない人たちが多いですし、拒否する人も多いのが現実。
 衛生面・騒音・物理的なスペース。問題が多いことはどこもそうでしょう。でも、工夫しようと思わなければ、どんなに広い場所があっても、様々な立場の人が共存できません。強い者、早い者の勝ちになってしまいます。
 絵になった 動物たちは、せっかく避難した先でも悲しい思いをする命がないように、これからも訴えていくのでしょう。
いつか、訴える必要などなくなることを願います。

2019年2月28日木曜日

あっという間のきさらぎ

今月もバタバタと 終えてしまいました。 写真は、 中旬に 出かけた 南房総 鋸南町のダム湖。オオバンさんたちがふわふわと浮いていた寒い湖は、今頃、早咲きの桜が湖岸をピンク染めているそうです。
 2月は和名で如月(きさらぎ)ですが、 1月の 睦月とともに、子どもにはおぼえにくい名称のようです。私もなかなかおぼえられなかった記憶が…。現在は、その響きが美しくて好きです。それにしても、あっという間に過ぎてしまう短い月です。
 2月の別名に、雁帰り月と言うのがあるそうです。 冬鳥が南へ帰って行く月。太陽暦でいえば来月、いつの間に、寒さも水鳥たちの姿も消えていくのです。 写真のオオバンさんたちは、ずっとあのダム湖に住んでいる常連さんかもしれないのですが。

2019年2月16日土曜日

るすばんねこ 46

今回は短い4日間のお留守番だったニャアコちゃん。 窓辺には 水仙の花が 満開です。
いろいろな種類の水仙が並んでいるのですが、どの種類も、それほどまめにお世話しなくても毎年元気に花をさかせてくれますので、ありがたいお花です。
 けれど、水仙の毒性がかなり強いことを、最近知りました。球根部分が有毒なのはさすがに昔から知っていたのですが、地上の葉の部分まで強いとは…おそるべしでした。
しかも、葉を食べるだけじゃなく、接触するだけで皮膚炎を起こすこともあるそうで!
人間を含む動物全体に注意しなくてはならない、有毒植物としてあげられていました。
庭のあちこちに水仙仲間がしげる中、野良猫たちはそれを避けて歩いているのでしょうか。
ちゃんと、有毒なものを見極められるのかな…と心配になります。うっかり水仙の茂みで寝てしまったりしたら、体中皮膚炎になってしまうかもしれませんから。
 野に生きる生き物はそんな間抜けじゃないよ、と言われるかもしれませんが、のんきでうっかりな生き物もいるかもしれません。
 ニャアコちゃんは、自分に限ってはそんなドジではないわ、といいたそうな顔ですが、意外にうっかりなことをしてくれるのでした。

2019年1月31日木曜日

明日起きたら…

 写真は、 今月初旬に出かけた 栃木県の 湯西川温泉 での雪景色。久しぶりに見た積雪でした。
  暖冬と言われているので、今年は私の住む地域 で雪を見ることはないかな と思っていましたが、 今まさに、外ではうっすら 雪が降り積もりつつあります。
 明日の朝さらに 一面真っ白になっているのか、それとも みぞれや雨に変わって溶けているのかどちらでしょう。
 以前はこんな時、ものすごくワクワクして たくさん積もったらいいな、といい歳して思っていました。
 でも 最近は心配な気持ちが湧き上がります。 普段滅多に凍らない暖かいこの土地に、雪が積もったら困る生き物がどれだけいるのか…。野良猫やタヌキ、カメや鳥、虫も。
 雪が好きで、雪景色を見たくなる気持ちは変わりませんが、彼らがちゃんと 避難して雪をやり過ごして くれますよう祈っています。そして朝起きたら、交通マヒや、転倒事故がおこってないことも願って…。

2019年1月19日土曜日

るすばんねこ 45

約1ヶ月ぶりのるすばんねこになったニャアコちゃん。お気に入りの座布団に座ってうとうとしているところでした。
 一年で一番寒い時期を迎え、ニャアコちゃんはますます毛を増やし、すっかり丸い猫さんになっています。3段ゲージの3階に上り窓から外を眺めていると、こんな寒いのに外を歩いていく野良猫さんがたまに見えるのでした。どこでどうやって寒さをしのぎ、どなたがご飯を上げているのかわからない野良猫たち。先週も、寒い朝に路肩に横たわる冷たい体を見つけました。
 彼らがいつになっても減らないのは、彼らのせいじゃありません。かわいい子犬や子猫を飾りたてるペットショップのせいだけでもありません。私たち一人ひとりの、ちょっとした意識がもう少し高まれば、減るのかもしれません。
 マスコミが誘うブームに乗る人間が多ければ、寒い野原や保健所、そして安価なペット預かり施設へ追いやる動物が増えることを、当たり前の原理として知って欲しいと思います。
 先日、ニャアコちゃんの隣の部屋にいる老犬ポテトさんが、うささんと共にテレビの取材を受けました。小さな命の大切さを訴える活動の中で、病気の状態で見捨てられ、救われたポテトさんもテレビに映るそうなのです。普段は人見知りのニャアコちゃん、『これはニャアコも映らなくてはにゃ!ニャアコだって、苦労してここにきたのにゃ!』と思ったのでしょうか。カメラが向けられても、しっかり姿をあらわしていたのには驚きました!意想外に度胸があるニャアコちゃんです。
 
 
 

2019年1月2日水曜日

Be Happy Together

エネルギーがうずまく空から、幸せのもとをいただいてキャンディにするのが得意技。
 人間世界では憂き目にあうことが多い、イノシシさんにプレゼントです。