2022年9月29日木曜日

迷子発見

 


 先日、 暗くなってから歩いていた県道沿いで、車道のど真ん中に仰向けで転がっているアカミミガメを発見。甲羅の大きさが 30 cm 近くある大物 です! 夜間でも車通りがそこそこある県道ですから、 ひかれたら大変です。近くに水場もないので、とりあえず自宅に連れ帰りました。

 車に跳ね飛ばされたのか、甲羅に欠けた傷がありましたが、命が無事なのかがわかりません。翌朝まで雨水を少し入れたバケツで様子を見ると、ちゃんと手足を出してくれました。 

 自宅の裏に流れる水路に離すと、すぐ泳いで行きました。ここでも先住のアカミミガメを見かけるので、おそらく同じような水路から道路に這い上がって 歩いていたのでしょう。 

 その日の午前中は 低気圧 の影響による豪雨があったので、急激に高くなる水位に居られなくなったのかも知れません。

 迷子の亀を見つけた時の正しい答を調べなくては!と思います。

追記

その後、アカミミガメを 見つけた時、捕獲して他の場所に放す行為は元からある生態系破壊につながるということで、どうしたらよいのか調べました。 私が放したのは住宅から出る浄化槽排水路ですが、いくら先住アカミミガメがいてもさらに増やしていいとも思えません。結局、 その命を消さないためには 、見つけた自分の飼育下で管理するか、飼育してくれる人を見つける しかなさそうでした。

2022年9月19日月曜日

るすばんねこ 76

 


 一週間のお留守番中のニャアコちゃん。珊瑚礁の海底に横たわる白黒の大きなナマコに見えます…。 

 お留守にしているこの家の主・うささんは、四国香川県のある学校へ、朗読劇の公演をしに出かけたのでした。私のお話も演じて下さるとのことで、劇団の皆様、ありがとうございます。

 演目の一つに「オオナマコさん、驚いた」https://novel.daysneo.com/sp/works/c0c77f82ff8ade075d8d7eb8329dc75f.html

があります。ずいぶん昔、沖縄・慶良間の島でシュノーケリング中に遭遇した、ナマコを投げて遊ぶ若者達。彼らに言葉を選びながら注意したことがありました。強く言っても反発されて余計にエスカレートするかもしれませんし、柔らかすぎても心に響いてくれないかな…と。幸い彼らは私の願いを聞いてくれて、止めてくれました。

 人は、大きさに関係無くリアクションに乏しい生き物なら感覚も鈍いと思うのでしょうか。だから、ボールのように投げたくなるのでしょうか。例えばオオナマコと同じ大きさの生き物でも、犬や猫だったら投げて遊びません。(異常な人はやるかもしれませんが。)

 海をキレイにしてくれるのに、彼らの姿は確かに不気味で、イモムシが苦手な私もゾワゾワ鳥肌が立ちます。

 けれど、どんなに自分とソリが合わない生物でも、大切な命が宿っていることを忘れないで欲しいなと思うのです。

 ナマコもどきのニャアコちゃん、最近食欲も増したようで、オオナマコさんに近づきつつあるようです。