2017年11月23日木曜日

水の力

千葉県大多喜町の養老渓谷で出会った『金神(こんじん)の滝』です。
先週、まだ紅葉に早い渓谷を訪れました。
いくつかの滝がある養老渓谷。一番人気がある『粟又の滝』あたりは賑っていましたが、金神の滝周辺は比較的人も少なく、静かだったのでよかったです。
山の少ない千葉県では貴重な、山風情を味わえる場所なのでした。

 滝つぼ近くの、きれいに刻まれた岩は何岩なのかな、と渓谷の地質を調べてみたら、面白い記事を見つけました。養老渓谷から流れ出る養老川沿いに『77万年前の地球磁場逆転の地層』がみられるというのです。
 その地層は、千葉時代(ラテン名ーチバニアン)として正式に国際地質科学連合が選定したということでした。(ちょっと呼び名がかわいい…。)
このことは私が知らないだけで、近年話題になっていたようです。NとSの磁場が逆転したら、いったいどうなるのでしょう。逆転する時代にまたがって生きていることは不可能でしょうけど…。
 磁場逆転も、77万年前も、想像がつかないことですが、水の力であらわになった岩たちは、おどろくべき歴史を知らせてくれるのだな~とあらためて感動でした。



2017年11月14日火曜日

るすばんねこ 33


 二週間のるすばん中です。お皿にのせたトマトは、今年最後に収穫できた庭のトマト。
ニャアコちゃんはもちろん食べませんし、まったく興味なしですが記念写真です。なにしろ、このトマトは、ニャアコちゃんが去年の冬中、う●こを埋めて土作りに協力してくれたおかげで収穫できたトマトなのでした。今年6月から先週まで、本当にたくさんいただきました。
 このトマトを毎日スープにして食べているのは、盲目の老犬ポテトおばあちゃんです。ポテさんは、耳もあまり聞こえないのですが、鼻はとてもいいです。庭からトマトをとって、そおっとポテさんが寝ているそばを通ると、「あれ、今いいにおいがしたような気がしますが!」と起き上がったりします。猫さんとちがって、犬さんは食の幅が広いことを、ポテさんに教えてもらいました。
 土作りを詳しく調べると、動物のフンは堆肥として発酵させないとダメのように書いてあるのですが、前もってうめるだけでも、砂地で貧弱な土地には栄養になっているようです。
 ポテさんがやってきてからは、ポテさんのう●こも、ニャアコちゃんに合流し、土作りに参加しているのでした。自分で育てたトマトを食べて夏を過ごしたポテさん。来年の夏も、元気にトマトスープをたべられますように祈りをこめ、今年の冬も土作りしましょうね!
 ニャアコちゃんは協力するのみで、畑の恩恵は受けられないのですが、とくに不満はありません。
トマトより、おやつのチュールがあればうれしいようでした。