2018年1月20日土曜日

災害で消えた小さな命展・・・36

 
世田谷区のギャラリーパウパッドさんで、今日まで開催されていた命展4。最終日の今日訪れました。
 ギャラリーから30分ほど歩いたところに住んでいらした参加作家さんがいます。イラストレーターの長谷川京平さん。去年、命展4に絵を提供してくださったあと逝去されました。
 京平さんは、私にとって恩人と言う存在です。今から十数年も昔、ある童話賞の審査員だった京平さんが選出してくださったおかげで、私は入賞しました。初めて私の物語にあたたかい絵をつけてくれた方でした。あの時入賞していなかったら、今も文や絵をつくっているかわかりません。
 授賞式で初めてお会いして以来この十数年、年賀状やお手紙を出したりいただいたりしていました。命展2から参加されてからは、何度かお会いできて嬉しく、今回も楽しみにしていました。
 とても残念で、悲しいです。
「作品を生んでいますか」お便りにはいつもそう書いてありました。
 病床にあっても命展の絵を描いてくださった京平さんに、私はこの先も、生み出した作品を見守っていただきたいです。
 このようなことを想いながら訪れた会場が、オーナーさんのお人柄と同じようにあたたかな空間で、ほっとしました。絵になった動物たちも、ゆっくりとくつろいでいる気がしました。

2018年1月8日月曜日

災害で消えた小さな命展・・・35

今日から、東京都千代田区の一口坂ギャラリーにて『命展part 4』が始まりました。
昨日は搬入のお手伝いに行って来ました。
 昨年6月に始まって以来、「るすばんねこ&わんこ」を置いて足を運べる会場がなかったため、part 4の動物たちと会えるのは東京展が初めてでした。私が描いた熊本のバロンちゃんとも、久しぶりの再会です。熊本の会場で、大好きな飼い主さんと会えたバロンちゃんの顔は、私が半年前に送り出した時と変わっていました。会期中に絵の動物たちの顔が変わったなあと思うのは、毎回感じることです。
 展示中、おもしろいことを聞きました。絵になった動物たちが、会場によっては並び順が少しずつちがっている理由について。お隣に並ぶと、合わない組み合わせというのが、あるそうです。
 お隣に飾られていると、なんだか落ち着かなかったり、絵になった動物たちが不機嫌そうに見えたりなど…。
 こういうことが起こる理由も、ただの絵ではなく、命が宿っている証だと思います。
 是非、たくさんの方たちに観ていただきたいです。
 

2018年1月2日火曜日

素敵な出逢い

虹ナマコさんとであうと、幸せがやってきます。
 今年も、素敵な出逢いがありますように。
  幸せを 感じる 命が、 一つでもふえますように。