2018年12月26日水曜日

暖冬に冷や汗

暖冬の影響か、いつもより早くロウバイが咲いていて、金柑も豊作です。今月は いつもの年より バタバタと 過ごしてしまいました。
とても寒かった初旬の朝、年老いた母が急に倒れ、救急車で搬送される という大事件があった からです。
 現在は元気で、何の後遺症もなく過ごしているのが不思議なくらい、意識消失の状態が10分近く続いたのでした!
 脳、心臓、その他の内臓…血液検査、てんかんの可能性まで疑われ、これ以上調べることはないほど検査をしたのですが、意識不明になるような原因はついに見つかりませんでした。
 結局は、 自律神経失調による、心臓の動きの異常 ではないか… という推測で終了したのです。
 自律神経失調症というのはとてもよく聞きます。 けれど、目を開いたまま仰向けに倒れ、意識がない、そんなことまでを引き起こすとは! 恐怖を感じます。
 自律神経についていろいろ 調べてみましたが、なんとも漠然としたことしかつかめません。 自律神経というものは、私たちの 体が存続するために、 非常に大切な 動きを司っている ということしか分かりませんでした。
 倒れた 当人の母は、 寒い時に朝からバタバタ動かないように 気をつけましょうっていう戒めかもね、なんて解釈していました。なんてノンキなと思いましたが、本当にそうかも知れません。 世の中にあふれる、原因不明の病…もしかしたら、 何かの警告だったり、体内の細胞たちの要求として、症状が現れることが あるのかもしれません。
 

2018年12月1日土曜日

異常と正常


先日訪れた、千葉県銚子市犬吠埼直下の岩礁地帯です。 中心に 写っている岩、 海を望む 猫さんの横顔 に見えるので、勝手に『猫岩』と名付けました。 私の好きなナキウサギにも見えます…どちらにしても 可愛い岩でした。
 岬の断崖の地層には、中世代白亜紀の堆積岩がみられることで有名な場所です。白亜紀といえば恐竜!ですが、ここの堆積岩からは、恐竜の化石は見つかっておらず、アンモナイトが出土しているとのこと。出土したアンモナイトの写真パネルをみて、あれ?と思いました。
 『異常巻きアンモナイト』と書いてあるのです。
異常って?どういうこと?と調べたら、つまり、私たちがよく知っているきれいに平面らせん状に巻いているアンモナイトと違った形。いろいろあるのですが、例えば蛇がとぐろをまくような、立体的な巻き具合だったりします。
 異常巻きと分類されているのは、あくまでも平面系のアンモナイトが正常とされているからです。出土した地層の年代を追っていくと、異常巻きと分類されるものが後から出てきたとされているので、進化の途中でそのような変異をたどった種があるようです。
 巻き方を変えた理由は…?住んでいる海に、何かしら変化があったからでしょうか。海流が激しくなったとか、温度変化など…いろいろ考えた末に必死に変化したのだったとしたら、異常巻きと言われるのは心外かもしれません。進化巻き!なんて名づけられた方が、ちょっと気分がいいんじゃないかなと思いました。
 アンモナイトに限らず、何が『正常』と定めるかによって、それと異なるものが『異常』という言葉をかぶせられることになるので、名前をつける立場の方には、いろいろと考えて欲しいものです。

2018年11月20日火曜日

るすばんねこ 44

るすばん一週間目。来月半ばのニャアコちゃんの誕生日には、うささんは帰って来るそうなので、それまでしっかり留守番するニャアコちゃんです。
一昨日、動物とコミュニケーションできるヒト、ハイジさんの番組を見ました。テレビをほとんど見ない私なので、どんな番組がいつあるか知らずにいますが、有難いことに、時折友人がこんなのやっているよ~と教えてくれるのでした。実は、私はハイジさんファン。疑い深い性格のくせに!と友人には驚かれます。
「全部テレビ局のやらせだろう」とか、「事前にエピソード聞いているの言ってるだけ」とか、いろいろと疑惑があるのも承知してますが、まあ、いいのです。ハイジさんが一生懸命動物の顔をみて、気持ちをくみとって、それを家族に伝える、それだけでじーんとくるのです。
 そういう時間自体が、大切な気がします。彼らと一緒に暮らしていても、彼らをただのケモノとして接しているだけだと、心はすれちがったままでしょう。違う生き物だから、言語は共にできませんが、お互い心を開こうとすれば、心を読み取ることは出来るはずです。
 けれど、具体的に、不可解な行動の原因を解決してくれるなんて、ハイジさんすごい…と尊敬してしまいます。
 いろいろ中傷されていても、ハイジさんの能力、私は信じます。そういうヒトがいたらいいなという願いをこめて、信じます!
 ニャアコちゃんの行動で、不可解なことは…考えてみましたが、今現在ありません。けっこうわかりやすい性格なのでしょうか、ニャアコちゃん。

2018年11月1日木曜日

続・続 マイコフィリア

   ベニテングダケ。 一昨年イタリア・ドロミテの山歩きで撮った写真を見つけ、改めてきれい~と眺めていました。 しかしきれいなものには、やはり毒があります。胃腸障害やけいれんを起こすだけでなく、精神が錯乱したり、,酩酊状態になるのだとか…。
 ベニテングダケはそれほど強い毒素ではないそうですが、シビレタケの仲間、いわゆるマジックマッシュルームは、麻薬キノコとよばれます。幻覚を見たり、気持ちが一時的にふわふわと幸せな気分になったり…そんな効果を求め、摂取する 人々がいます。国によって規制が違うようですし、 現在、日本では違法ですが、昔は 合法だったのでした。
 最近、カナダが国として大麻を合法化した、 という衝撃的なニュースを聞きました。
大麻も マジックマッシュルームも、 覚醒剤のような危険はなく、むしろアルコールより安全だ 、と主張される方もいるそうです。果たしてそれが正しいのか、私はわかりません。確かに、合法のアルコールやタバコだって重篤な中毒症状が起こることがあるのですから。何にしても、体が悲鳴を上げるダメージを 与えるのは、良くないのでしょう。体は拒否しているのに、精神がさらに欲する状態になってしまったら、中毒に向かってしまいます。
 ある意味、激辛唐辛子ラーメンを 食べる私も、胃腸が悲鳴をあげていることを 棚に上げて、中毒的な刺激を求めているのです。気をつけなくては!と反省しました。

2018年10月20日土曜日

続 マイコ・フィリア

    (家の裏で発見!多分カワラタケ?)
 
 庭で枯れて切ってしまったこぶしの木を、何か使う機会があるかなと立てかけておいたら、いつの間にこんなキノコがびっしり!
 身近な場所にもキノコは突如現れます。以前プランターに出現したヒトヨタケ?らしきものと違って、このキノコは長くその体を保っているそうです。それにしても、この突然の出現には、本当にドキドキします。シマシマ模様と紫の色合いが、ちょっと神秘的です。
 
 キノコは毒も多いけれど、薬効としてすごい力を持つものも知られています。上の写真がカワラタケでしたら、抗癌剤の原料に使われている成分が含まれていると書いてありました。
「すごいね、ガン細胞を退治してしまう薬だなんて。」
と感心して見ていましたが、ふと思いました。
 退治して欲しいものに対して薬として効くということは、退治される側から見れば強い毒ということか!
 人間に有毒な植物を、食べても大丈夫な生物がいるのは、毒を分解できる性質をもっているからということをよく聞きます。
 でも、毒を分解できるという言い方より、その動物にとっては毒でなくて良薬だから食べているのでは?
「やった!いい薬みつけた!」とその動物は喜んでいるのかも。
 同じヒトどうしでも、毒と薬が正反対に作用することがあるかもしれません。私には薬でもあのヒトには毒だとか…。まだまだ明かされていないことが多いのですから、そんなこともありえます。
 毒と薬は表裏一体なのでしょうね。
 



2018年10月7日日曜日

マイコ・フィリア

ハート型キノコ発見!(スウェーデン・アビスコヤウレ付近)
マイコフィリア(きのこ愛好症)という言葉を、最近知りました。
現在、キノコについていろいろ調べている最中でして、読んでいる本の名前がまさにマイコフィリアというものだったからです。
 8月にスウェーデンの山を歩いている時、今まで見たことないほどたくさんのキノコをみつけました。
 キノコについて、私はほとんど無知ですから、なんと言う名のどのような性質のキノコなのか、全くわかりません。
 ただ、形状や色を見てひかれるものを、たくさん写真に収めました。
 上の写真は単純にハート型!と思って撮りましたし、他のものも、鮮やかな赤色やレモン色、そして紫など美しいと思うままに撮りました。中には、私の頭よりはるかに大きな、フライパンのようなキノコもあり、比較のために帽子を横に並べて撮ったりもしました。
 以前からキノコという物体に魅力を感じていましたが、スウェーデンの山歩きで更に倍増しました。(採集して食べる対象としてでなく、観賞する興味なのですが。)
 スウェーデン北部のラップランド地方から、ストックホルムへ南下する寝台列車で、お隣のベッドにいらした年配の女性と会話し、山で撮った写真を見せていたら、突然、恐ろしそうに顔をしかめられました。私が美しいと思って撮ったきのこたちでした。
「イッツ ストロング ポイズン!!」
まさか、あなた食べていないわよね?と心配されました。かなり、深刻な表情だったので、そんなに猛毒なキノコだらけだったのか!と改めて驚きました。
 それにしても、どうしてキノコはそのような毒をもつように進化したのだろう?と不思議です。
天敵に狙われるにしても、自由自在に胞子は旅できそうなのに、猛毒を持つ必要があったのでしょうか…。そこからまた、私の中で物語が生まれそうな気がしました。
 今読んでいる、マイコフィリア・きのこ愛好症という本、アメリカ人女性の著書なのですが、いろいろ驚くことが書いてあり、キノコの謎と魅力は、ますます深まるばかりです。

2018年9月17日月曜日

るすばんねこ 43

 およそ4週間のお留守番、半分ほど過ぎました。ニャアコちゃん、指の間を広げながら、手足ストレッチ中です。涼しくなったので、食欲も旺盛でちょっとふっくらしてきました。
 9月に入って今まで、災害のことを考えない日はありませんでした。4日の台風21号、6日の北海道東部地震。テレビを見ない私でも、スマートフォンには災害情報とニュース速報が入ってきます。眠っている時間に起きた大惨事。突如断絶された日常。想像できない悲しみです。
 地震の状況を報せる記事が入ってくる中、私は胸がいたくなる記述を見つけてしまいました。9月8日に起きた千葉市内でのトレーラー横転事故。ただ信号待ちをしていただけの軽自動車がつぶされ、乗っていた3人の方が亡くなったのでした。トレーラーが、違法の過積載をしていたことが原因です。
 海外旅行に出るたびに、航空機内やその先の国で、どこに危険があるかわからないな…と覚悟することがあります。けれど、日常生活で車を運転し、信号待ちをする時にそんな覚悟をしたことはありません。私だけでなく皆さんそうかと思います。
 地震などの天災と同じく、こうした突然ふりかかる災難で、突如命を断たれたとしたら…。しかも、その原因が無責任な人間のいい加減な行動であったら…虚しさがこみあげました。
地震のニュースとともに、胸に深くささっている事故のニュースでした。
 私の住むこの町にも、そして近所に歩いて買い物に行く途中にも、何が起こるかわからない毎日。ひと時ひと時を大切に生きていかなくては、とつくづく思います。

2018年9月1日土曜日

ラップランド


走るトナカイ(Unna Allakas 付近で)
スウェーデンのキルナとアビスコを拠点に、いくつかの山を歩いて来ました。旅の間たくさんのトナカイとあい、写真に収めましたが、エネルギッシュに走り抜ける若者を一枚選びました!
 人気のある「王様の散歩道」というコースから少し外れた地域への、静かな山歩き。
氷河がゆっくり穿った広い谷は、谷というより広大な平原で、穏やかな山陵に囲まれています。
素晴らしく雄大な風景に、毎日感動しっぱなしでした。
 今回どうしても行きたかった場所の一つ、Unna Allakas (ウンナアルカス)。
山小屋に泊まった朝、散歩して一時間も歩いて行くと、そこにある美しい湖はスウェーデンではなく、国境を越えたノルウェーでした。行きはうっかり気づかず通りすぎた国境。帰りに見つけました。黄色くペイントされた石が積まれた塔がポツンとあるだけ。
ちょうど、私と距離を置いて歩いているトナカイたちがトコトコとノルウェーからスウェーデンへ入ったところでした。
 草木も土も、動物も関係ない、人間だけの目印。線を引かずにいられない人間のための境目。
高い塀や鉄条網、武装せざるを得ない国境が世界中にあるのが現実ですが、あんなふうなポツンとある目印っていいな、と私は思いました。
 今年も、また訪れたいと思う美しい景色に出逢わせていただいたこと、感謝です。
そして、トコトコ歩いて見落としてしまうような国境を、旅することができる自分の境遇も感謝です。

2018年8月15日水曜日

るすばんねこ 42

暑くてのびてしまったのではありません。
ブラッシングしていたらそのままゆったり寝そべってしまったニャアコちゃんです。
久しぶりに少し長めに帰宅できるうささんと、夏の残りを楽しめそうです。
 私は、今日から夏の旅へ出発するところです!
初めて訪れるスウェーデンへ‼
 一昨日の深夜、この夏初めてスズムシの声を聞きました。私が帰る月末は、この猛暑もおさまって涼しい風が吹いているでしょう!か…
それとも、厳しい残暑が居すわっているのかも知れません。

2018年7月24日火曜日

るすばんねこ 41

 
 先週、京都での舞台公演を終え、久しぶりに帰宅したうささん。ニャアコちゃんは数日ゆったりすごした後、再び来月までるすばんねこになりました。
窓辺のズッキーニのすき間から、ぐんぐん伸びてきた朝顔が、花を開き始めました。
 朝顔のつる、立てていた棒が足りなくて、ズッキーニまで頼りにしようとしていました。そして、ちょっと一日見ない間に、横に立てかけて置いたシャベルにも手を伸ばし…。代わりの棒を立てて、シャベルやズッキーニからそおっと引き離したら、まきつき先を切り替えてくれました。頑固じゃなくてたすかります。ただ、まきついてもらう方向を間違えて導くと、怒ってしまいますので注意しなくてはなりません。
 江戸時代の有名な俳句『朝顔に 釣瓶とられて もらい水』を詠んだ加賀千代女さんも、井戸を占拠された朝顔に、代わりの棒を立ててあげたのでしょうか。優しい千代女さんはもらい水しに行けたけれど、次に井戸を訪れた人が多忙な人だったりしたら…。余計な心配かもしれませんが。
 ニャアコちゃんは、朝顔やズッキーニのお花より、空中を飛び交う虫さんが気になって仕方ありません。

2018年7月12日木曜日

物語から現実へ

私の家の回りは田畑の多い地域なので、 毎年胸が痛む放送が流れます。農作物被害軽減のため、カラスを 猟銃で駆除するという市役所からの報せです。
 以前、物語の中で、主人公がカラスの集会に遭遇して、その活動に参加するという場面を考えたことがあったのですが、実際にカラス語を研究している 方がいらっしゃるのを知りました!
国立総合研究大学院大学の、塚原直樹助教授です↓
ttps://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/2017_1030.html
 都市部の生ゴミあさり問題、農村部の作物被害…。カラスを排除したい人々はたくさんいるのが現実です。駆除して当然という考えを、違う方向へ持っていけないでしょうか。
【「駆除」という形ではなく、「優しく誘導したい」という塚原助教授の取り組みに、大きな共感を覚えました。これから生み出される技術を駆使すれば、将来、人間とすべての生き物が望ましい形で共存できる世界が実現できるのかもしれません。】-取材記事から引用ー

 ファンタジーと思っていたことが、現実になりそうです。そして、こんな研究を してくれている方がいることを知って少しほっとしました。

2018年7月7日土曜日

お願いごと

 
豪雨による水害。拡大する被害の報せに、胸が痛む今日、私の住む地域では一日晴天で、雲の合間に星が輝くのも見えています。今年も、庭に突然生えてきた笹竹に、七夕の短冊をつるすことができ、こうして無事でいられることへ感謝の気持ちもこめました。
 
 今日は、20時過ぎ、緊急地震速報が鳴り響きました。速報よりも先に小さな振動がやってきて、すぐに大きく家が震えだしました。
「家がつぶれてしまうのでは…。」という恐怖がわきあがりましたが、実際この地域は震度4だったので、それほど大きな揺れではなかったのです。なぜそれほど恐怖がわいたかと言うと、やはりあの特殊な音で鳴り響く地震速報の効果なのでしょう。
 あの音を聞くと、どんな人も不穏な緊迫感を持たされると思います。非常時に注意を向けるためなので、のどかな音ではダメなのでしょうけど、とてもあの音は苦手です。
 ちょうど一緒にいたニャアコちゃんも、揺れ自体よりあの音にびっくりしてダンボールへ駆け込んでしまいました。ニャアコちゃんはすぐに出てきてくれましたが、猫さんによってはこういう時に、家の中でかくれてしまってどうにも連れ出せず、避難できない状況になってしまうことが多いのです。つくづく、あの音が響かないことを祈るばかりです。
 今回の地震、最大震度は震度5弱で、私の住む地域と近い場所に5と言う数字がせまっています。それにしても、水害が起きている地域でこの地震が起きずよかったです。
 せめてこれ以上災害が重なりませんよう、今の時刻も雲に隠れず輝いてくれている星に、お願いしてから寝ようと思います。

 

2018年6月26日火曜日

るすばんねこ 40

 
ニャアコちゃんの窓辺には、ズッキーニが花を咲かせています。
 去年は育った株自体が少数だったせいか、結局雄花と雌花のタイミングが合わず、結実したのはわずか一本だけでした…今年はたくさん育ったので期待がふくらみます!!
 しかし!!この一ヶ月、見守っていた結果、なんとも雄花が多いこと…。どうして?というくらい雌花が咲かず、鮮やかな黄色いお星さまを開いているのは雄花ばかり。今朝も5つメンズでした。
 どうしてでしょう?調べると、 気温の関係で雌雄のバランスが片寄るとか、開花始めは雄花が多いとかありました。来月には姫も顔を出してくれるのでしょうか…。
 ニャアコちゃんがじっと窓の外を見つめてつぶやきました。
「ニャアコの魅力にすいよせられて、雄花がたくさん咲いているにちがいにゃい。」

2018年6月16日土曜日

目覚めたお客さん

 
梅雨らしい日のある朝。ベランダのプランターに、出現したキノコたち。バジルが成長しつつある中で、大きく笠を広げていました。庭で見かけたことはありましたが、プランターでは初めてでしたのでびっくりです。でも、よくあることのようです。 検索すると、たくさんのかたが写真を上げていました。
 
 多くの方が、気味が悪いのですばやく 除去しているようでした。確かにキノコはカビ仲間ですし、胞子を飛ばすので、周囲の植物についたら困るという気持ちもわかります。そう簡単に周囲を毒することはないようですが…。
  私はキノコさん歓迎!単純にみていて面白いし、ドキドキするからです。珍しいお客さんには、好きなだけ居てもらうことにしています。それに、除去しようが、もてなそうが、キノコのお客たちは、本当にはかなく消えてしまいます。次の朝にはもう土と同じ色になっていました。
 キノコの素は、外部から飛んで来たか、元々土の中に潜んでいたのかどちらかわかりませんが、とにかくここで目覚めたのは偶然の出会いです。消えてしまうのは残念ですが、彼らの場合すぐに朽ちる体は重要でなく、胞子という名の魂が、あちこちを生き生きと旅しているような気がします。

2018年5月31日木曜日

るすばんねこ 39

 5月最後の日の留守番ニャアコちゃん。排便後のゆったりしたひとときです。
 しかしその直前までは大暴れで部屋を走り回っていました。排便前、時々ニャアコちゃんは大興奮になります。
 猫と暮らしている方ならよく知っている不思議な行動で、「トイレ・ハイ」と呼ばれているのだとか。
 調べると、排便前にハイテンションになる理由がいくつか書かれていました。けれど、ニャアコちゃんの場合はどうも当てはまらないのです。
 トイレが汚れていてこれでは出来ないよ~と訴えているわけでもないし、トイレが落ち着かない場所だから出来ないよ~というわけでもなさそうです。
 いろいろ調べてみたら、ニャアコちゃんはこれが近いのかな~?と思う理由がのっていました。縄張りを強調したい時、自らのテンションをあげて走り回り、排便後は砂もかけず、自分の臭いを主張する行動をとるらしいとのこと‼
 まさに、ニャアコちゃんも暴れた時のう○こは、その姿があらわに出ていることが多いのでした!普段はどこにしたかわからないくらい隠すのが上手なのに…。
 ひとりっこで自分のお部屋には他のケモノが入ってこないはずですが、出入りする私には、他の猫さんのにおいがついてくるでしょうし、隣の部屋には老犬ポテさんもかなり自己主張しながら寝起きしています。おとなしいニャアコちゃんですが、時には激しく自己主張したい時があるのですね。

2018年5月21日月曜日

集団行動

近所の水田に親子のお散歩発見!小さな体なのに、すいすい自由に泳げる子鴨たち…かわいい姿を撮ることが出来ました。
 
 先日、私が働く小学校で運動会がありました。本番に至るまで、たくさんの練習をしてのぞむのですが、その練習という行為が苦手な子は、毎年多いです。練習が苦手って、誰でもそうでしょう!といわれるかもしれませんが、私がサポートする子達には、その苦手具合が普通では想像しにくい度合いでおし寄せてくるのでした。どうして、きちんと縦横整列で並んでいなくてはならないのか、どうして待っている間に砂に絵を描いていては悪いのか、どうして、ラジオ体操まで練習しなくてはならないのか…。集団行動をする意味がわからないからやりたくない、そんな子もいます。
どうして?と聞かれて、私も返事に困ることがよくあります。
「みんなで一つの形をきれいにつくるために一緒に並んでやるんだよ。観に来てくれる人たちにかっこいい!と感動させるの。」
しかし、私自身、集団行動が苦手な子でしたから、心の中では別の声が…。
(ほんと、めんどくさいよね。開会式なんて練習しなくたっていいじゃん!)
みんなでそろって行動すること。私も苦手に思いながらやっています。 
 
 子鴨は全部で13羽いるのですが、1羽だけ写真の外にいます。すいすいきままに離れて泳いでいる子がいるのです。親鴨に呼び寄せられ、遅れて追いつくのを繰り返していました。彼らの場合、集団行動が苦手だと命取りになるかもしれませんから、どうか一緒にかたまっていてほしいと思います。けれど、人間の場合は集団行動が苦手でも、いつかそれが理解される日がくるでしょうから、それほど必死にやらなくても…と思ってしまいます。みんなに合わせて追いつかせてあげる役割で働く私がそれではダメなのかもしれませんが、それぞれの魂に合った時間の流れがあっていいと思っています。




2018年5月11日金曜日

素敵な時間

一昨日、久しぶりにフジコ・ヘミングさんのコンサートへ行きました。
 相変わらず素敵な、手作り衣装で登場したフジコさん。笑顔とお元気そうな姿にホッとしました。
 数曲あったショパンの曲目に、私がフジコさんコンサートで初めて聞く曲がありました。ピアノ独奏曲の英雄ポロネーズです。
 さまざまな奏者の演奏を聞いたことのあるこの曲、正直なところ好きでなく、心に 響いたことがありませんでした。むしろ、この曲を聞くと心をかきみだされるような気がして、避けたい気持ちにしかならなかったのです。
 それが初めて聞いたフジコさんのポロネーズで、衝撃的に感動することになるとは‼
 大げさではなく、こんな素敵な曲だったのかと発見した嬉しさで、曲に合わせて心も体もはずみます。何十年も前から出会っていた曲なのに、初めての出会いのようでした。
 こんな感動する時間をくださったフジコさんに、改めて感謝です。どうかいつまでもお元気でいてくださるように…コンサートの終わりに、いつもそう思います。
 

2018年4月30日月曜日

損するタイプ

 

 先週、近くの公園の藤棚で写しました。それほど丁寧に手入れされていないせいか、野生的に繁っていて素敵でした。今年は、藤の花の盛りも例年より一週間ほど早かったそうです。 藤棚には、ものすごい羽音が響いていました。クマバチです。温厚なクマバチの習性を知っていますから、何も怖くない私ですが、通りかかる人の中には、その羽音と存在感のある黒と黄の姿におののく声も聞こえました。
「あぶないから、早くきなさい!」
と子どもをうながすお母さん。スズメバチとでも間違えているのでしょうか。大丈夫ですよ、と言う間もなく、すばやく逃げ去ってしまいました。
 まあ、あのお母さんも後でスマホででも調べれば、怖くない蜂だったのだとわかるのでしょう。
でもあの時、「あぶないから!」とうながされた子どもには、なかなか消えない先入観が残ってしまいますから、残念なことです。
 藤の受粉には、クマバチの強い力がとても重要だそうで、大切なパートナーだと知りました。
 クマバチは、羽音も体も大きくて、いかにも強そうに見えるので誤解されやすいようです。かなり損するタイプ。
 しかも、ドイツの児童文学作品「ミツバチマーヤの冒険」が日本語訳されたとき、スズメバチがクマバチに誤訳され、ミツバチを襲う悪役のイメージが植え付けられてしまったのだとか!
 もう、こうなると損するタイプというより、受難者と呼ぶべきでしょうか…。



2018年4月14日土曜日

ミヤコちゃんとワスレちゃん

 
去年の晩秋、房総半島の養老渓谷を散策した日の事。未舗装の広い駐車場の片隅におきざられたポット苗がありました。そばに、『ご自由にお持ちください』というメモ書きがそえられ、ポットには植物の名前らしき札が差してありました。
『ミヤコスミレ』調べてみて、そういう名前のスミレがあるのを初めて知りました。2つ持ち帰ってきた苗を軒先に植え、ミヤコちゃんと、スミレちゃんと呼んでいたのです。
 降雪や霜も乗り越え、すくすく育ってくれた春先、スミレの葉っぱと違う?もしや?と私は首をかしげました…そしてやはり!
 キレイに花を咲かせたのは『ミヤコワスレ』でした‼ 名札を書いた方が、うっかり間違えたのでしょうね。
 美しい青紫のミヤコちゃんとワスレちゃん。右側のワスレちゃん、5日目の月の形で咲いています。つぼみの時に誰がかじったのか、欠けていたので心配していました。
 元気に咲いてくれて、とても嬉しいです!

2018年4月9日月曜日

るすばんねこ 38

 
先週末からふたたびるすばんねこです。7月半ば、京都で舞台公演する準備がはじまったうささん。3ヶ月間は、一ヶ月に一度帰宅する日を楽しみに、「頑張れニャ!」と見送ったニャアコちゃんでした。(写真の中で熱い視線で見送っているのは、野良猫君ですが。)
 
 ニャアコちゃんの部屋前に咲くチューリップは、咲いたらすぐに春の嵐がやってきて、散ってしまいました。今年は、様々な春の花がにわかにやってきて、早足で去ってしまったように感じます。
 コブシやレンギョウと桜が一緒に咲いているなんて、暖地ではあまりないはずでは?雪国の春に似ていました。
 冬の寒さが厳しかったので、春の暖かさに目覚める花たちの勢いが、一斉になったという話を聞いて、なるほど!と思いました。寒い地方では、冬はいつも厳しいものだけど、暖かいこの土地でも今年の寒さはかなり厳しかったのだな…と納得。
 
 ニャアコちゃんは、部屋の中から、移り変わる外の草花と訪れる鳥や虫を見て、例年との違いがわかるのでしょうか。わかってなさそうな顔ですが、ニャアコちゃんの毛は例年より早く、たくさん抜けています。いつもなら本格的にブラッシングが忙しいのは5月なのに!
 ニャアコちゃんの体は、草花と同じように、春から初夏への移ろいを早めに準備しているようです。
 

2018年3月25日日曜日

災害で消えた小さな命展・・・37

 
命展4は今月13日に最後の展示を終え、絵になった動物たちは申し込まれた方たちのもとへそれぞれ帰って行きました。私の描いたバロンちゃんも、昨日、熊本市城南図書館で申し込まれた飼い主さんがお迎えにこられたと聞きました。嬉しそうにバロンちゃんを抱きしめられた写真を見て、ほっとしました。
 熊本地震がおきてから、もうすぐ2年経とうとしています。
 あの年の4月末。ボランティアで訪れた際、避難所を巡ったことを思い出します。動物連れで避難されている方に、必要な支援物資が何かを聞いて、余っている所から届けるお手伝いでした。でも実際、動物連れで避難所にいらっしゃる方がとても少ないのを知りました。壊れかけた自宅で動物たちと過ごしたり、避難所付近で車中泊される方が多くを占めていました。
 「迷惑だろうから、避難所には連れて行けない。」が一番の理由。いくら環境省で『ペットも避難所へ同行してよい』という法律を定めても、やはり個々の意識には、動物なんか連れて行ったら当然迷惑!という感情が強く根付いています。長年そうして根付いたものは、なかなか消えません。それを消さないと、いいアイデアも浮かばないのです。一部屋しかない公民館だったら難しいでしょうけど、仕切ることが可能な体育館などの大きな施設では、工夫すればいくらでも動物と人が一緒に過ごせます。
 工夫してみよう、と言い出してくれる人が一人でもそこにいれば、その場の空気は変わるはずですから、命展をみてくれた方たちがその一人になってくれたらいいな…といつも思っています。

2018年3月11日日曜日

嵐が過ぎて


 昨日の朝。家の裏を流れる用水路に久しぶりの青空が映り、住み着いているカルガモがすいすい泳いでいました。近くの竹林では、晴天を喜ぶようにコジュケイがはげしくチョットコイ!!と鳴いていました。
 私の住む地域は何事もなく、穏やかな週末を迎えられましたが、低気圧は、あちこちに災害を引き起こしながら去りました。毎年3月は、荒々しい嵐が一度は過ぎ行くように感じます。
 冬枯れた田んぼにも雨水がたっぷりと満ち、まるで田植え時でした。田んぼの土の中に休んでいる生物たちはこんな時大丈夫なのでしょうか。私は何事もなかったけど、土の中や野原では大災害があったかもしれません。
 気圧の急な変化は、生き物の臓器にも影響するそうで、弱い部分が痛みます。敏感な人は、神経痛などの体調不良があるようです。
 私は自分の体調不良に鈍感で、良くない使い方をする事があるので、最近反省しています。私の体は私のものですが、数え切れないほどの細胞が集合して私を支えていてくれるのです。自分を形作る様々なパーツの、小さな声を聞きとれないのでは、自分の守りたい他者の声も聞き取れなくなります。
 天災が起きるのを察知して、いつもと違う行動をとる動物たちのようにはなれませんが、せめて自分の体が感じる異変に、気づけるようになりたいなと思います。
 

2018年3月1日木曜日

るすばんねこ 37


もうすぐ、るすばん終了のニャアコちゃん。
暴風の中帰宅する予定のうささんは、 雨女から 嵐を呼ぶ女になったようです。今朝は竜巻でもやってきたかと思うほどの突風が吹き、恐ろしかったです。
 ニャアコちゃん、この2ヶ月ほど、とても食欲が あります。最初は、一時的なのかなと思いましたが、 毎日コンスタントに、たっぷり フードを食べてくれるのでした。体重から割り出した量の標準量を食べられるように なりました!
 食が細くて、あの手この手で食べてもらっていたので、この食欲はとても嬉しいことです。
それにしても不思議!あんなに食べなかったのに、なぜ!
  もしかして…命展・チームうーにゃんの活動で飛び回るうささんに、ついてきたダレカのタマシイが、 食の細いニャアコちゃんを 応援してくれてるんじゃないの? と話しています。
  とりつかれたニャアコちゃん…と言うと怖いかもしれませんが、動物たちは何も悪いことなどしてないのだから、とりつかれて怖いたたりなどありえない!と 私は信じています。(人間は悪さばっかりしてるのでたたりもあるかも…。)
 そんなわけで、食いしん坊なダレカさんに時々憑依されている可能性のあるニャアコちゃん!
 パチッと写真を撮ったその瞬間、 ペロリ と舌を出すグッドタイミングでした。

2018年2月25日日曜日

ヒミツの実

 
先日、出かけた先の自然公園で実をつけていたアオキ。薄暗い林間で、鮮やかな赤い実はつややかに輝いていました。
 実は、このアオキの実に、忘れられない思い出があります。果たして現実なのか、夢なのか、曖昧な記憶です。
 数十年前、私が通っていた幼稚園の近くに、森に囲まれた神社がありました。私は、神社の裏手で見つけた美しい赤い実を集めてポケットにおしこんでいました。家に持ち帰った私の収集物を見た母が、それがアオキという植物の実だと教えてくれた記憶があります。人の名前みたいでへんなの!と思ったので憶えています。
 ある時、いつものようにその実がある木の近くへ行くと、地面に変な形の赤い実が落ちていました。なんと、小さな人の形で半分赤く、半分は青紫色なのです。これはすごいものを拾った!と思った私は、一番仲良しのまみちゃん(というお名前だったと思うのですが)にこっそり見せました。
 アオキの赤い実と同じくらいの大きさの、不思議な人型の実。二人で話し合った結果、これは宇宙人のナニカに違いないよ!ということになり、神社の縁の下へ隠すことにしたのです。ヒミツにしておこうね!という約束をして…。
 そこまでしかない変な思い出です。夢を思い出と思い込んでいるのか、本当に不思議な実を拾ったのかわかりません。ただ単に、変形したアオキの実が傷みかけていたのかもしれませんが、今となっては、自由に空想することにします。
 宇宙人のナニカの実は、宇宙人のサナギであり、神社の縁の下で無事に目覚めたかもしれません。または、土に還って、仲間の実を増やしていたりして。あの実をさわった私とまみちゃんには、あの日、宇宙人とコンタクトをとる手段が備わったかもしれないのです!
 アオキの実を見るたびよみがえる、不思議な思い出です。

2018年2月10日土曜日

るすばんねこ 36


 今週初めから、再びるすばんねこになりました。昨年末以来の、久しぶりのおるすばん。おひな祭りには帰ってくるとのことです。
 ニャアコちゃん、水よりぬるま湯の方がよく飲んでくれます。寒い冬はお湯にかぎるにゃと言っていました。

 最近、最低限のニュースや気象情報以外は、ほとんど情報番組を見聞きしないので、バレンタインデー間近ということもすっかり忘れていました。
 小学6年の女子の多くが「私、友チョコしかあげないよ。」と言っていました。本当に好きな男子にあげないものなのか、大人の前でだけそう言っているのかどうかはナゾですが。
 私が小学生の頃は、キャアキャア言いながら男の子をまちぶせしていた記憶があります。
気弱な友人に頼まれ、代理で家を訪ねてチョコを届けた思い出もあります。どんな感じだった!?と友人に聞かれ、あまりいい手ごたえじゃなかったのを言えずに飲み込んだ苦い思い出も…。
寒い季節の早い夕暮れの時間、チョコを手に、ドキドキしながら友達と巡った町の記憶はなかなか消えずに残っています。
 
 ニャアコちゃん、野良時代にはかなりイケメンな猫くんと連れ立って歩いていました。仲良く野原を行く証拠写真もあります。しかし、ちがうオス猫くんと一緒にいたときもありました。もしかしてニャアコちゃん、積極的にアプローチする女子だったのでしょうか。いえいえ、自分から告白するなんてはしたないにゃ、という乙女で、それがモテる秘訣だったような気もします!

2018年1月20日土曜日

災害で消えた小さな命展・・・36

 
世田谷区のギャラリーパウパッドさんで、今日まで開催されていた命展4。最終日の今日訪れました。
 ギャラリーから30分ほど歩いたところに住んでいらした参加作家さんがいます。イラストレーターの長谷川京平さん。去年、命展4に絵を提供してくださったあと逝去されました。
 京平さんは、私にとって恩人と言う存在です。今から十数年も昔、ある童話賞の審査員だった京平さんが選出してくださったおかげで、私は入賞しました。初めて私の物語にあたたかい絵をつけてくれた方でした。あの時入賞していなかったら、今も文や絵をつくっているかわかりません。
 授賞式で初めてお会いして以来この十数年、年賀状やお手紙を出したりいただいたりしていました。命展2から参加されてからは、何度かお会いできて嬉しく、今回も楽しみにしていました。
 とても残念で、悲しいです。
「作品を生んでいますか」お便りにはいつもそう書いてありました。
 病床にあっても命展の絵を描いてくださった京平さんに、私はこの先も、生み出した作品を見守っていただきたいです。
 このようなことを想いながら訪れた会場が、オーナーさんのお人柄と同じようにあたたかな空間で、ほっとしました。絵になった動物たちも、ゆっくりとくつろいでいる気がしました。

2018年1月8日月曜日

災害で消えた小さな命展・・・35

今日から、東京都千代田区の一口坂ギャラリーにて『命展part 4』が始まりました。
昨日は搬入のお手伝いに行って来ました。
 昨年6月に始まって以来、「るすばんねこ&わんこ」を置いて足を運べる会場がなかったため、part 4の動物たちと会えるのは東京展が初めてでした。私が描いた熊本のバロンちゃんとも、久しぶりの再会です。熊本の会場で、大好きな飼い主さんと会えたバロンちゃんの顔は、私が半年前に送り出した時と変わっていました。会期中に絵の動物たちの顔が変わったなあと思うのは、毎回感じることです。
 展示中、おもしろいことを聞きました。絵になった動物たちが、会場によっては並び順が少しずつちがっている理由について。お隣に並ぶと、合わない組み合わせというのが、あるそうです。
 お隣に飾られていると、なんだか落ち着かなかったり、絵になった動物たちが不機嫌そうに見えたりなど…。
 こういうことが起こる理由も、ただの絵ではなく、命が宿っている証だと思います。
 是非、たくさんの方たちに観ていただきたいです。
 

2018年1月2日火曜日

素敵な出逢い

虹ナマコさんとであうと、幸せがやってきます。
 今年も、素敵な出逢いがありますように。
  幸せを 感じる 命が、 一つでもふえますように。