2018年7月24日火曜日

るすばんねこ 41

 
 先週、京都での舞台公演を終え、久しぶりに帰宅したうささん。ニャアコちゃんは数日ゆったりすごした後、再び来月までるすばんねこになりました。
窓辺のズッキーニのすき間から、ぐんぐん伸びてきた朝顔が、花を開き始めました。
 朝顔のつる、立てていた棒が足りなくて、ズッキーニまで頼りにしようとしていました。そして、ちょっと一日見ない間に、横に立てかけて置いたシャベルにも手を伸ばし…。代わりの棒を立てて、シャベルやズッキーニからそおっと引き離したら、まきつき先を切り替えてくれました。頑固じゃなくてたすかります。ただ、まきついてもらう方向を間違えて導くと、怒ってしまいますので注意しなくてはなりません。
 江戸時代の有名な俳句『朝顔に 釣瓶とられて もらい水』を詠んだ加賀千代女さんも、井戸を占拠された朝顔に、代わりの棒を立ててあげたのでしょうか。優しい千代女さんはもらい水しに行けたけれど、次に井戸を訪れた人が多忙な人だったりしたら…。余計な心配かもしれませんが。
 ニャアコちゃんは、朝顔やズッキーニのお花より、空中を飛び交う虫さんが気になって仕方ありません。

2018年7月12日木曜日

物語から現実へ

私の家の回りは田畑の多い地域なので、 毎年胸が痛む放送が流れます。農作物被害軽減のため、カラスを 猟銃で駆除するという市役所からの報せです。
 以前、物語の中で、主人公がカラスの集会に遭遇して、その活動に参加するという場面を考えたことがあったのですが、実際にカラス語を研究している 方がいらっしゃるのを知りました!
国立総合研究大学院大学の、塚原直樹助教授です↓
ttps://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/2017_1030.html
 都市部の生ゴミあさり問題、農村部の作物被害…。カラスを排除したい人々はたくさんいるのが現実です。駆除して当然という考えを、違う方向へ持っていけないでしょうか。
【「駆除」という形ではなく、「優しく誘導したい」という塚原助教授の取り組みに、大きな共感を覚えました。これから生み出される技術を駆使すれば、将来、人間とすべての生き物が望ましい形で共存できる世界が実現できるのかもしれません。】-取材記事から引用ー

 ファンタジーと思っていたことが、現実になりそうです。そして、こんな研究を してくれている方がいることを知って少しほっとしました。

2018年7月7日土曜日

お願いごと

 
豪雨による水害。拡大する被害の報せに、胸が痛む今日、私の住む地域では一日晴天で、雲の合間に星が輝くのも見えています。今年も、庭に突然生えてきた笹竹に、七夕の短冊をつるすことができ、こうして無事でいられることへ感謝の気持ちもこめました。
 
 今日は、20時過ぎ、緊急地震速報が鳴り響きました。速報よりも先に小さな振動がやってきて、すぐに大きく家が震えだしました。
「家がつぶれてしまうのでは…。」という恐怖がわきあがりましたが、実際この地域は震度4だったので、それほど大きな揺れではなかったのです。なぜそれほど恐怖がわいたかと言うと、やはりあの特殊な音で鳴り響く地震速報の効果なのでしょう。
 あの音を聞くと、どんな人も不穏な緊迫感を持たされると思います。非常時に注意を向けるためなので、のどかな音ではダメなのでしょうけど、とてもあの音は苦手です。
 ちょうど一緒にいたニャアコちゃんも、揺れ自体よりあの音にびっくりしてダンボールへ駆け込んでしまいました。ニャアコちゃんはすぐに出てきてくれましたが、猫さんによってはこういう時に、家の中でかくれてしまってどうにも連れ出せず、避難できない状況になってしまうことが多いのです。つくづく、あの音が響かないことを祈るばかりです。
 今回の地震、最大震度は震度5弱で、私の住む地域と近い場所に5と言う数字がせまっています。それにしても、水害が起きている地域でこの地震が起きずよかったです。
 せめてこれ以上災害が重なりませんよう、今の時刻も雲に隠れず輝いてくれている星に、お願いしてから寝ようと思います。