2025年9月30日火曜日

歴史の前

  

(例年より遅い開花の彼岸花にバッタさん)

 彼岸花の原産地は中国大陸ですが、『史前帰化植物』であるとのこと。
 史前帰化とはナニ?と調べたら、有史以前に移動してきて定着…有史とはいつ開始?と調べたら、文献に記述が残る歴史時代だそうで!そういえばそのような分け方があったのですね。
 私が興味ある縄文時代は有史以前の先史時代でした。文字を綴ることが好きな私ですが、文字が無い(とされている)時代を想像するのがとても楽しいです。
 彼岸花たちも、原産地とされている大陸からどうやって旅してきたのか…海流に乗って、もしかしたらクジラの群れに揺られたり、巨大クラゲの頭に乗って!動けない植物たちが大移動したかもしれません。

2025年9月16日火曜日

ナニイロ?


 先週、友人が撮影してくれた皆既月食。
何度か調べているはずの「なぜ月が赤く見えるのか!」について再び考えました。
 地球の大気中を通過する太陽光。波長の短い色は大気中の粒子に反射して散乱して波長の長い赤色が多く残ります。地球の影に入っている月へ屈折して届く時には赤く見えているそうです。
 朝焼けや夕焼けが赤く見える事や、昼の空が青く見えるのも同じ「レイリー散乱」という原理だと何度も読んで知っているはずですが、なかなかおぼえられない…と言うより、ぴたりと納得できないのでした。
 そういえば以前から、色覚異常と言われる人々が本当に異常なのか、単なる多数決で大勢が正常とされているだけじゃないのかと疑問に思っていました。違う生物はもちろん、人間という同じ生物の中でも、色の見え方や感じ方が異なるはずです。「あれ、〇色だよね?」「ええ!△色でしょ!」という小さな差異なら多々あるでしょうし、かなり大きく異なる人も身の周りにいるのです。勝手な想像ですが、視覚に限らず、すべて生物の感覚器官は個々の精神・感情で支配されているのかと思うのです。
 大気中に散乱した赤色以外の光を拾って可視化することが出来る人には、赤い月でなく違う色に映っているかもしれません。
 動物達、虫達の心を通して見える月の色は、ナニイロなんだろう!いろいろ想像がふくらみます。

2025年8月31日日曜日

6年ぶり


チーメビアンケ湖とチェルビーノ
(マッターホルン)
 この夏。6年ぶりにイタリアの山岳地帯に行ってきました。コロナが猛威を振るった2019年秋から冬。北イタリア地域は世界の中でもひどい被害を受け、死亡者が多数出ていたニュースに胸を傷めていました。 
 そんな北イタリアを久しぶりに訪れ、大好きな山を歩いてきました。6年前に訪れた場所も何箇所か行きました。6年ぶりでしたが、イタリアはそんなに変わっていませんでした。 鉄道チケットの刻印が必要なくなったとか、サマータイム制度が廃止されたりはありましたが、相変わらずおおらな国です。
  路線バスはほぼ遅れますし、都市間の高速長距離バスも出発時刻にバスが現れるのですから、みんなが荷物を積み込みチケットチェックしているうちに、当然発車は 定刻から15分以上遅れます。そんなのんきな国に久しぶりに行き、日本ではイライラするような事も、まあいいかと思える旅をしてきました。
 ピンチやハプニングもありましたが、見知らぬ土地の風を心に吹き入れる事は私にはとても幸せで大切な事で、それをさせてくれる家族や友人たちの存在に本当に感謝しなくてはと思います。
 そして、6年前と同じようにこの世で歩いていられる、自分の健康な心身にも感謝したいです。

2025年8月16日土曜日

空渡るナニカ

 

 昨日はお盆の中日でした。仏壇もない我が家では、遺影代わりのスナップ写真前へお菓子や果物をお供えしています。

 飛行機雲が横切る酷暑の青空。ぼやぼやとした光の波が見えました。透明のさざ波のような群れは、空の果てへゆっくり遠ざかります。

 目の錯覚か、現世に降りてきた魂なのか、又は空宙を自在に駆けめぐる未確認生命体なのか…。

 だいぶ前に書いた物語ですが、思い出しまして投稿させていただきました。お暇な時にどうぞお読みください。

https://novel.daysneo.com/works/68985ca2a41227da2e90e1881aa3887b.html


2025年7月31日木曜日

旅魚


 先日、旧友に会いがてら訪れた、真鶴町の番場浦海岸。元神奈川県民の私は、三ツ石で有名な真鶴半島へ数えきれないほど訪問しているのですが、磯遊びでなくザブザブ泳ぐのは初。るり色が鮮やかなスズメダイの群れから大きな鯛(だと思う?)まで、たくさんの魚影に感動しました…。
 写真のチョウチョウウオは、死滅回遊魚という悲しい名がついた熱帯魚です。暖流にのって南国からたどり着いたのに、冬の低水温に耐えられず命を落としてしまうそうです。
 そんな魚達の存在を初めて知った時、あまりにかわいそうで心が沈んでしまいましたが、なんと近年は越冬できる事例もあるのだとか!真冬に蚊を見かけた昨冬を思うとうなづけます。 
 熱帯の魚が温帯域で越冬可能になり繁殖するということは、生態学的に問題視されているそうですが、私は、その哀れな運命が救われて嬉しい気分です。
 そして、死滅回遊魚に季節来遊漁というのどかな別名があることを最近知りました。大変な長旅をしてやってくる小さな魚たちが、浸食者として悪者扱いされず、地の魚たちと上手く住み分けして過ごせたらいいなと思います。

2025年7月15日火曜日

雨宿り

 

 過ぎ去った台風5号と低気圧による大雨が激しかった今日の早朝。そこで羽化したのか、偶然休んでいたのかわかりませんが、玄関前でアゲハ蝶の雨宿りを見かけました。脅かさないようそっと 写真を撮らせていただきました。
 ある友人が、私に教えてくれた大切な思い出話があります。 雨が激しく降り始めた庭先。 慌てふためいて飛びまわる蝶々を、幼い友人が虫取り網で捕まえ、部屋に放しました。 雨宿りを させてあげたかったからです。それを見つけた友人の母親は、とがめることなく賛同してくれたのでした。
 その話は、私の心に不思議な色彩とあたたかさを刻みました。

  ひと時の雨宿り。 室内でひらひら舞う蝶々たち。 優しさと美しさが立ち込めたその部屋。
 まるで自分の大切な思い出のように、忘れられない1コマの 映像でスタンプされています。

2025年6月30日月曜日

自分ランキング

  

 最近耳にして疑問に思った言葉、日本三大◯◯。 どうやって決めてるのでしょうね。 アンケート調査で多くの人に好まれているランキングなのでしょうか。 日本三大◯◯を検索してみましたら、ずらりと様々ありました。温泉や寺院等の名所、そばやうどん、まんじゅうまで…。
 私が大好きな鍾乳洞。日本三大洞として、山口県·秋芳洞、高知県·龍河洞、岩手県·龍泉洞が載っていました。(ちなみに、6大洞窟まで訪問済み)
 全部素晴らしい洞窟ですが、写真はランク外の岩手県·滝観洞(ろうかんどう)です。先日の岩手訪問時、Sさんと歩いてきました。
  初めて そこを訪れたのは 2015年の春。東日本大震災以降、すぐ近くの白蓮洞は閉鎖されてしまいましたが、滝観洞は健在です。
 前回訪れた時は現在の様な素敵なインフォメーションとカフェは無く、寂しげな小屋に、貸し出し用ヘルメットと長靴が並んでいました。往復40分~1時間ほどの道のりを、誰1人会うこと無く歩いてきました。
 最終折り返し地点の豪快な滝は白い光で、LEDの鮮やかな色彩もありませんでした。いろいろ異なる点はありましたが、とてつもなく素晴らしい印象は今回も変わりありません。
 海外も含め様々な鍾乳洞を訪問していますが、自分ランキングではかなり上位の洞穴です!

2025年6月16日月曜日

海辺の町へ

  
 週末は久しぶりの岩手への旅。三陸·宮古市に住む友人Sさんと、その愛犬ハロン君に会いに来たのです。
 大好きな電車·山田線の車窓や、Sさん宅の宮古市田老の道沿いでは、鹿達に何度も会えてとても嬉しかったです。
 写真のようにとてものんびり出現する鹿。大興奮なのは私だけで、Sさん毎日当たり前のようにお会い出きるそうです。(うらやましい…。)
 釜石市にも出かけ、『災害で消えた小さな命展』のお手伝い以来、10年ぶりにその沿岸を通りました。かさ上げ工事で重機が忙しく動いていた場所に、新しい家々や店舗が並んでいました。
 14年経ち、被災地と言う呼び方がふさわしくなくなってもふと思うのは、Sさんも含め、今お元気にいてくれてる方達は、14年前にそれまでの人生の思い出を濁流に奪われているという事実です。 
 被害がひどかった釜石市の鵜住居地区でかわいらしいアイスクリームショップに立ち寄りました。悲しい過去がうそのような明るいその場所で、悲しみを経験していない私は、忘れず心に置きつづけようと思いました。

2025年5月31日土曜日

お気に入り


 先日食べたしょうゆソフトクリーム。千葉県銚子市内のヤマサ醤油工場と他土産物店にあります。近隣に住んでいる私は何度かいただいていますが、とても美味!
 昔から、ソフトクリームが大好きです。旅先でもグルメに手を出さず、コンビニやスーパーのおにぎりで済ます私ですが、ご当地ソフトは逃せません。
 アイスクリームでもかき氷でもなく、ソフトクリームファンです。ジェラートもいいですが、やはり一番はソフトクリーム。
目を閉じて味わえばアイスもソフトも味はほぼ同じなのになぜ…?  
 ソフトクリームはやはり形状が素敵なのもあるかもしれません。美しく巻かれたやわらかなクリーム。誰がいつ考えてくださったのか、調べたくなりました。



2025年5月15日木曜日

日が落ちた後

 

 満月を1日過ぎた月が水田に光を落としながら昇っていた夜。近隣の市街地にあるコンビニエンスストアで強盗未遂事件があったので、戸締まりなど強化するようにと通知がありました。犯人は捕まっていないとのこと。
 こんな時思い出すのが、黄昏の元となったたそかれ(誰そ彼)という言葉です。日没後の薄暗い路を、向こうから近づいてくる人影。今と異なり、体格が分かりにくいごわごわした衣服に身を包んだ誰かわからない人物…。あらゆる所に照明が灯る現代でも、事件があったこんな日は怖い時間です。
 同じく日没後を指す「逢魔が時」は更に怖さアップ…見知らぬ人も不審者も、鬼も悪魔も混ざるかもしれない時間。いつもより戸締まりを厳重にして過ごす日々です。

2025年4月30日水曜日

つづく命

 
 牡丹という花。昔、どこかの牡丹庭園で眺めて以来、実はあまり好きではありませんでした。派手で、奇妙に頭でっかちみたいで、花びらもゴテゴテと重そうで…。そんな印象を持ち続けていた花ですが、庭に咲くこの白牡丹と出会い、好きになりました。
 今は亡き祖父母宅の庭から分けていただいて根付いたもので、祖母も咲くのを楽しみにしていたと聞いています。雪国の福島県奥会津地方から遠く離れた暖地の庭で、毎年ではありませんがこうして花を開いてくれます。
 25年も前に旅立った祖母が見ていた、牡丹の花の子孫。形あるものは滅び去りますが、こんなふうに継いでいってくれる命もありました。にぎやかに春の色があふれる庭の一角、一輪だけ大きく開く白い花を観ていると、そこだけ静かな空気に感じます。

2025年4月15日火曜日

見えない山と谷

  

 庭に芝桜や小さな水仙が咲きました。20度を超える日中の陽気に、眩しい陽を浴びています。しかし、早朝の気温は7度!大変な温度変化です。
 気温が激しく変化するということは、気圧も同様。私は鈍感が幸いして全く平気なのですが、気圧変化に敏感な方は、呼吸器系の疾患や頭痛などいろいろ苦労されていると聞きました。
 天気図の等圧線は山の等高線そっくりですから、標高差が厳しい山岳地帯を短時間で移動していくようなものだとしたら、まさに過酷です。
 人間だけでなく、動物も。そして植物も。

 現在、私の周囲には持病と必死に闘っている命が複数います。
 どうか、早くおだやかな気温と気圧に落ち着いて、彼らの命が脅かされませんように。

2025年3月31日月曜日

旅立ち先

  

 去年の夏からこの冬が終わるまでの間、 とても大切な命をいくつも見送りました。
  本当に永遠のテーマですが…魂は旅立ったらどこに行くのでしょうね。
 以下は勝手に私が思いこんでいる事。
 人間の魂は相当汚れてしまっているので、真っ白で生まれ変わるために洗浄する期間が必要。汚れる前になくなってしまった人間や動物達は、洗浄 期間がほぼ必要ないので、すぐに生まれ変われる気がします。もちろん、生まれ変わりを望めばの話ですが。
 生まれ変わるまでの間、魂がどこにいるのか … そればかりは当事者になってみないと分からないですが、無宗教の私は、天国でもあの世でもなく、自分の周りにいてくれるのではないかと思っています。時折は、世界中を軽やかにワープしながら。
 そんな魂を思いながら上の写真の物語をつくり、Webサイトにのせました。お時間がある時、読んでいただけると嬉しいです。
(絵はうささんからお借りして掲載。)
https://novel.daysneo.com/works/c1395b259e0378ccf3eeb256f74c7af7.html

2025年3月15日土曜日

花びらの染み

  

 東日本大震災が起こった3月の初旬は、暖地のこちらは写真のように早咲き桜や菜の花が満開で、春と冬が入れ替わりつつある時期でした。東北地方は桜どころかまだ冬の装いで、寒さに凍える日々だったでしょう。
 毎年震災で消えた命を想いながら、桜を見ると思い出すことがあります。災害で消えた小さな命展の申し込み受付をしていた時、ある被災者の方からのお手紙の中に書いてあった一文です。
 「…桜の花が咲いているのを見ても、その花びら一つ一つに茶色いしみがついているようで美しさを感じられず…。」そういった内容でした。
 大津波が、大切な命や大地を泥の海にして押し流していくのを、目の当たりにしてしまった被災者の方達。心に染みついた傷が花びらに映っていたのかもしれません。想像しても足りない悲しみの染み。毎年、薄らいでくれますよう祈るしかできません。


2025年2月28日金曜日

お花のまんじゅう

  

 庭の片隅に、老母が育てているふきのとうが顔を出しています。北側の日陰で、まだまだ小さく硬いつぼみばかりです。
 田島征三氏の絵本『ふきまんぶく』を思い出しました。夏の夜、ふきの葉のそばで眠った女の子がふきたちと楽しく遊び、春に芽吹いたたくさんのふきのとうと再会する、そんなお話でした。絵のインパクトもすごかったのですが、まんぶく(西多摩日の出村の方言)という言葉が饅頭という意味と聞いたことが強く心に残っています。
 ふきのとうとお饅頭?…二つが結びつかなかった子ども時代の私が『おしくらまんじゅう』というおなじみの遊びでピーン!と一致したのでした。
 寒空の下、小さな花たちがキュッとおしくらまんじゅうのように身を寄せ合っていたふきのとう。今週の春めいた陽気で少しふくらんでくれましたが、週明けはまた寒さが戻るらしいので油断できません。

2025年2月16日日曜日

灯りの下

 


 諸事情で遠出できない状況の最近。私はご近所探索を楽しんでいます。

写真はよく海を眺めに行く本須賀海水浴場のヤシの木。(フェニックスという種類でしょうか?)

 昨日は素敵なカフェ『nam cafe and camp』を友人からききました。手作りのデザートや飲み物がとても美味しく、室内には不思議なナニカが潜んでいそうな空間だそうです。数えきれないほど通過している道路沿いにあるお店なのに、一度も目に止めたことがなかったのが驚きです。前回の記事に引き続き、Googlemapでの発見でした。

 旅行先では、地元の方も知らないような穴場を発見することもある私なのに、自分の住み家近くではアンテナが鈍いようです。

 灯台元暗し…にプラスして、灯りのすぐ下の暗がりも照らして見よう!と思う近頃です。






2025年1月31日金曜日

不思議な名所②

  
(千葉県銚子市・大内かっぱハウス)
 先日、用事で訪れた利根川沿いをGooglemapで検索中、小さな博物館を発見。ちなみに、不思議な名所①にあたる『ウチワサボテン群生地』(2023年1月)も友人が偶然Googlemapで発見しました。Googlemapさんありがとうございます…。
 お名前の通り、元銚子市長の大内氏が、全国津々浦々から収集された河童にまつわる物品や絵画などが、館内ぎっしりです。
 作家・山口敏太郎氏の妖怪コレクションなるものもありました。写真は、3階テラスにいらした大きな河童さん。本当によく集まってくださった…と感心するくらいたくさんの河童に出会えます。
 中でも、土偶好きな私の目に飛び込んできたのは、頭に河童のお皿そっくりなものをのせている土偶(銚子市·余山貝塚出土ミミズク土偶のレプリカ)です。今までいろいろな土偶を見ましたが、初めてお会いした斬新なヘアスタイルでした。他県の考古資料館に収蔵されている本物も、いつか是非拝みたいです。
 親切な館長さんが、ゆっくりどうぞと案内してくださいましたが、訪れたのが閉館間際になってしまったので、早々に引き上げました。今度はもっと早い時間に伺って、じっくり見させて頂きたく思っています。

2025年1月15日水曜日

鳥と猫と老母

 

 名前の通り、蝋細工のように透けた花びらを持つ「蝋梅」が今年もたくさん咲き、
ヒヨドリ たち が群がっています。 蝋梅の実には毒があると聞いたので調べましたが、
花は大丈夫。むしろ薬用にすることもあるのだとか。
 ヒヨドリがにぎわう蝋梅は、たかぎ家の猫マーブルがくつろぐ出窓の真ん前です。
 マーブルは子猫時代からクラッキング(猫が狩猟本能を満たせない時などにする、不満を表現する鳴き方)をよくします。
 当然、ヒヨドリを見る目は獣と化し(もともと獣ですが)、ケケッキャッキャッという奇妙な高い声と共に、カチカチ小刻みに歯を噛み鳴らしているのでした。
 そんな愛猫を見た母が、あら、またヒヨドリと仲良くお話してるんだねえーと…。
ちがう、正に反対の感情ー!とクラッキングについて説明しましたが、ちがうわよ、だって鳥の種類によって声のかけ方が違うの。ハトの時なんかやさしく話しているもんね、と自説を譲らない老母。
 すべて世界の事象には例外もあることですし…老母のファンタジーはそっとしておくことにしました。

2025年1月1日水曜日

ごあいさつ

 

 朝焼けを眺めに、近所の畑地へ行きました。
オレンジ色の空に、成田空港着陸へ向かう飛行機の機体が光っていました。
 海へ向かう県道は、初日の出目当ての車が多く走っている様子です。

 毎日、太陽は変わらず、素敵な光を振りまいて空を染めてくれるのですが、
私たち人間は、こうして、初日の出を特別に眺めたくなるのです。

 他の生物に、人間は不思議な生き物として見られているのだろうな…思いながら、私も特別な夜明け前をカメラに収めていました。
 そして手を合わせます。

 災害、事件·事故が少しでも少ない年になりますように。
 理不尽に消える命が、一つでも減りますように。

今年も、よろしくお願いいたします。