(柏 ハックルベリーブックス展示風景)
柏市のハックルベリー・ブックスで昨日まで開催していました。
搬入出作業・会場係に携わってくださった方たち、本当に有難うございます。
パソコンが不調で、この日記を書けずに9月を迎えてしまいましが、
私は26日に会場へ伺いました。
小さなあたたかい本屋さんに、たくさんの命がひしめいていました。
いよいよ今月は東北の被災地へ、彼ら動物たちが飼い主さんたちと
再会する旅に出ます。
震災で消えた小さな命展パート2 が8月25日から始まります。
前回より更に大きく広がり、申し込み数・参加作家・会期が
増えました。
前半はスタートの千葉県柏市以外、被災地巡回が主です。
(後半には都心での展示もあるそうです。)
皆様是非見にいらしてください。
ホームページに詳しく載っています。
http://www.chiisanainochi.com/
私の好きな動物、ウサギの丸いフンです。
人によっては、臭いというかもしれませんが、概ねの方は、
なんだか干草の匂いがするくらいだねと言う程度しかにおいません。
ご存知の方も多いでしょうけど、うさぎたちはこれとは異なる
ねっとりとした(これはくさい!)フンも排泄します
もう一度それを食して、フンに含まれた栄養を吸収してから、
最終的に排泄されるのが丸いフン。これにはもう栄養が残っていません。
純草食の動物たちは、消化吸収の効率が悪い草を体内へ取り込むために、
とても丁寧な作業をしているのです。
うさぎの丸いものは、庭に埋めて土へ還し、野菜が育つ糧となってくれますが、
雨が降ったあとにキノコが生えている時があります。
突然一晩で現れるキノコの群れを見ると、
「宇宙人みたい…。」
私は不思議な気分になるのでした。
キノコなど菌類という生き物は調べるとナゾが多いらしく、
人間が解っていることなんてほんの一部分なのじゃないかなと思います。
キノコだけではなく、自然界すべてについて人間に明らかにされたことなど、
かなりちっぽけな量なのでしょうね。
だから、私はたくさん想像を楽しみ、創造していくことにします。
(シーサイドタウンマスト・うささん撮影)
6日の金曜日から昨日の16時まで、岩手県の大槌町で
特別追加展が行われ、16時以降は『絵になった動物たち』が
申し込みされた飼い主さんの元へと帰っていく時間が設けられ、
たくさんの方がお迎えに来てくださったそうです。
うささん、会場をお手伝いしてくださったボランティアの方、
本当にありがとうございました。
3ヶ月半の間、一緒に過ごした絵の動物たちは、
「じゃあね、元気でね!」
とお互いあいさつしているのかもしれません。
「またいつか会えるかな。」
「家がわかったから、会いにいくよ!」
そんな言葉が飛び交っているのかもしれません。
そんな想像をすると、あたたかい涙があふれます。
幼稚園の頃の、悪天候日のお迎えを思い出しました。
私の通っていた小さな幼稚園は、スクールバスもなく、
晴天時は集合場所まで先生と集団で少しの間歩いて帰り、
そこで保護者が待っていたのでした。
けれど、ひどい雨の時などは、集合場所まで歩くことを見合わせ、
園舎のある丘の上まで、保護者がお迎えに来てくれるのです。
ある雷雨の日のこと。
外は滝のような豪雨で、時折稲妻の閃光や雷鳴がとどろいていました。
大好きなサトウ先生が、大好きな紙芝居の「ロボットカミイ」
を読んでいて、私たちはお迎えを待っている時間でした。
紙芝居が始まってすぐ、私の名前が呼ばれました。
「お母さんがきたよ。」
(え…。)
自宅で洋裁の仕事をしていた母は、
このような時は、誰よりも早く迎えに来てくれたのです。
帰り道、母が持ってきてくれた雨合羽に身をつつみ、
手をつないで歩きながら、私は不満を打ち明けたそうです。
「お母さん、お願いだから遅くお迎えにきて。」
そのことは私は憶えていないのですが…。
今になれば、とにかく早く来てくれた母に感謝です。
でも、あの時の私は紙芝居が気になって仕方なかったのでしょうね。
お迎えにきてもらった絵も、飼い主さんのご都合が悪くて
あとから郵送される絵も、7月の末までには確実に家へ
帰っていくのでしょう。
そして、震災で消えた小さな命展パート2が、
また新しい魂たちをのせて、8月から始まるのです。
(紀勢本線・藤並駅 うささん撮影)
和歌山県の藤並駅の駅舎に併設された小さな美術館で、
小さな命展が始まりました。昨日の搬入はうささんと美術館の方三人で
やっていただいたそうで、ありがとうございます。
駅舎にある美術館、とてもいいなあと思います。
紀勢本線を利用したことはありませんが、いつか藤並駅に立ち寄って
その時に偶然素敵な絵と出会いたいな、と思っています。
16歳でバイク18歳で車の免許をいち早く取得し、乗り回していた私ですが
(注:ヤンキーではありません)20代になって、船や電車で旅をすることが好きになりました。
飛行機で行けば早いし価格も安いのに、ちょっと贅沢な夜行寝台にたくさん乗りました。
はくつる・北斗星・はやぶさ・あさかぜ…今は消えてしまった列車も多いですね。
携帯電話もパソコンも勿論もっていない時なので、駅に備え付けてある時刻表をめくって列車を確かめ、宿泊は駅舎の公衆電話でタウンページをめくって探しました。
その頃の私の旅に、駅と言う場所はとても大切で、駅にいる時間は
非常に重要でした。
不便な場所で、接続列車が何時間も来ない時。
ついつい美しい風景に見とれ、予定していた列車に乗り遅れた時。
深夜発の夜行にのるため、窓口も売店もすべて閉まった待合室に一人で待っていた時間。
今でこそ、そういう待ち時間にはすかさず携帯電話などに目を当てますが、
当時は、持っている観光ガイドブックや駅に貼られた掲示物などをぼんやり
眺めては、心に去来する物事を想って過ごしました。
北海道のある駅で、駅構内にこじんまりと展示された写真展を見た時、
一枚の山の写真にとてもひきつけられた記憶があります。
駅員さんに、どこの山なのかたずねましたが、
「一般の方から募集した風景写真で、わからない」とのことでした。
結局、どこなのかわからぬまま、今も私の脳裏にはあの写真の山が
くっきりと残っています。一度きりの出会いなのに、十数年消えません。
『震災で消えた小さな命展』の絵の記憶を、偶然待ち合わせで訪れたどなたかの心の中へ、
そっと連れて行ってもらえたら嬉しいですね。
そして、絵の中の命たちが、見た人のその後の人生にじんわりと残ってくれたら、
さらに有難く思います。
(ヒルザキツキミソウ)
震災で消えた小さな命展が昨日、多賀城市で1日だけの展示がありました。
いよいよあとは和歌山と、特別追加の大槌町だけとなりました。
絵に宿る動物たちは、一緒に台湾まで旅をしてきて、すっかり皆お友達どうしになっているのでしょうか。
庭のまわりに、桃色の月見草がたくさん咲いていてキレイです。
これは昼咲き月見草と言う名で、北米原産の帰化植物だそうです。
手入れの甘いうちの庭でも増えることのできる、強い草のようですね。
帰化植物というものは、迷惑そうに語られることが多いです。
帰化動物となると、更に、害獣などと呼ばれかねません。
自然状態では起こりえない人為的な移動により、本来分布していない
生態圏へ移動し、在来種を駆逐してしまう…などと汚名を着せられて
います。
そもそも、鉄のかたまりが空を駆け抜けて行く飛行機も、
自然ではありえないことですし、人間の都合で野に放したり
繁殖させたりする行為自体、自然界で起こってはならないこと。
ヒルザキツキミソウだけではなく、周りにはたくさん帰化した命がいます。
ウシガエル、ジャンボタニシ、コジュケイ、アカミミガメ…。
人間という生物は、そこにいるだけで自然にダメージを大きく与えるのですから、これ以上バランスを崩さないように、ヒッソリコッソリ生息してほしいものです。