2022年12月31日土曜日

歳末状

 

 今年もいつもと同じように師走をばたばたと慌ただしく過ごしてしまいました。

 そして、今年も大切な命をたくさん見送りました。けれど、一年を振り返れば、悲しいことばかりじゃなく、幸せになった命と出会うこともありました。毎年、そんなふうに感じられればいいなと思っています。

 悲しく辛いことと、嬉しく幸せなこと。これからも繰り返すと思いますが、少しでも幸せの方が多くなりますように!

 来年の干支はうさぎさん。私の大好きなナキウサギを描いた布絵で、歳末状とさせていただきます。

 来年もよろしくお願いいたします。

2022年12月17日土曜日

るすばんねこ 77

 


 お留守番して二週間経過のニャアコちゃん。最近急激に寒くなったので、いよいよ冬支度のお住まい「赤いカマクラ」です。

 ニャアコちゃんは寒くても早朝からカマクラを出て、三階建てタワー最上階から外を眺めていますが、真っ暗です。どんどん日の出が遅くなり、夜も早く来るようになり…寂しいですが、ニャアコちゃんは暗闇をじっと見ています。 私には見えないものがいろいろ見えるのでしょうね。まだ鳥たちも活動していないし、すっかり虫も飛ばなくなりましたが、空気の流れや風の色が見えるのかもしれません。

 あと数日で冬至がやってきます。冬至の日、私はうきうきします。天文学的なデータでは微妙に異なるらしいのですが、これ以上夜が増えることがなくなる!そう想うだけでほっとするのです。季節の移ろいを敏感に感じ取るニャアコちゃんにも、この気持ちわかってもらえるででしょう。でも、夜の方が好きでしょうか…ニャアコちゃんは。

 だいぶ前に訪れた、雪深い湯治宿で思いついた、冬至の夜のお話。投稿しましたのでお時間がありましたらどうぞ。

https://novel.daysneo.com/sp/works/91dbbdff36c79f80eb4121022a113dc8.html

2022年11月30日水曜日

ある人の物語

 
       (飯岡・屏風浦の海)
 1年前、 ある人・Kさんをモデルに物語を書きました。物語の舞台は、本来Kさんが過ごされた九州地方と異なり、千葉県旭市・飯岡の海です。
 歌を生業にされ、波乱万丈な人生を美しい歌声と共に送られた方でした。
 大切なご家族と悲しい別れをされた時には、Kさんの心から歌声が消えてしまったそうです。
 けれど、つらい悲しみを乗り越え、災害で被災された方々へ励ましの歌声を届けてくれたのでした。 
 私は直接Kさんとお会いしたことがありませんが、一緒に活動をしているうささんのお知り合いだったので、Kさんの話や歌声はたくさん聞かせていただきました。音楽プレイヤーへ入れて、 心の奥底へ届く素敵な歌声を何度も聞いていました。  
 コロナの影響でなかなか叶わないけど、いつかコンサートを開催するようになったら、是非生で歌声を聞かせていただきたい… コンサートやライブがあまり好きでない私がそう思った、数少ない 方でした。
 ところがKさんは、師走に入ったばかりの夜、突然不慮の事故で亡くなってしまったのです。 風のように消えてしまいました。
 本当に残念で、悲しく思います。Kさんに捧げた物語を、1年が経つ今週、投稿することにしました。もしお時間があったらどうぞお読み下さい。https://novel.daysneo.com/sp/works/260224887283be220e82d2744993b2f3.html

2022年11月16日水曜日

心で味わう

  


 写真の菊は、最近植えた鑑賞用の洋菊ですが、我が家では、菊の花を食する習慣があります。菊を食べる習慣があまり一般的ではないのは知っていましたが、最近調べてみたら、北陸や東北の部分的な地域らしいとのことでした。

 老母は福島と新潟の県境に近い豪雪地出身で、菊は、故郷と亡き祖母の思い出を含んだ郷土の味。 紫や黄色の花びらを酢の物にして、毎秋食しています。母は舌で味わうと同時に、心で味わっているように思えます。

 今年も、食卓に二色のおひたしが出てきました。私は「なぜ菊の花なんて食べるのよ!?」と驚愕した時期がありましたが、今はすっかり秋の味として体に染みつき、しかも独特の苦味と香りが好みとなっています。

 いつの日か、私も母を思い出して自分で菊のおひたしを作りたくなるのだろうか…と思いつつ、今は有り難く頂いています。母と、菊の花たちに感謝して。

2022年10月31日月曜日

お気に入りの静けさ

  

          五色山から五色沼
 週末、日光白根山へ登ってきました。首都圏から日帰りができる人気の山なので、山頂付近は登頂渋滞するほどの人出でした。

 最高峰が記されたにぎやかな山頂は落ち着かず、早々に通りすぎて山腹へ降りました。五色沼が美しく眺められる五色山(山というより丘のような、小さな高台)でゆっくりくつろぎました。

 そこは私のお気に入りの場所になりました。見上げると白根山の頂きが険しくそびえますが、人々の声はここまで届かず、静寂の地でした。森林限界を越えた岩肌から、乾いた音を立てて小石が転がる音まで聞こえました。

 以前は、にぎやかな人声が苦手で敬遠していた関東周辺の山も、こんなふうにお気に入りの場所を見つけるとひっそり楽しめて嬉しいです。

 けれど、その代償である単独での危険をしっかり意識しなくてはなりません。実際、日光白根山でも単独登山者の滑落事故があったと聞きました。もし遭難し行方不明になっても、どういう風にどこで事故にあったのか、伝える同行者がいないということを忘れず、気を引き締めて歩こうと思います。

2022年10月16日日曜日

テツ子の独り言

 

 10月14日は鉄道開業150周年だったそうで、この週末はさまざまなイベントが行われていたようです。

 車両の型式などは全然詳しくないのですが、 昔から鉄道好きな私は 、少々テツ子です。特に寝台特急が大好きでした。現在はサンライズ号しか利用できないのが寂しいので、記念イベントで懐かしいヘッドマークをつけた列車たちが登場しないかな、などと期待していました…。

 車両自体が老朽化しているのですから、 現実には難しいとわかっていました。でも驚くことに、上野駅ホームにはAR技術を駆使し、国鉄時代の車両が画面上に登場するというではありませんか!その中には、私が好きだった「あけぼの」マークを掲げた機関車も見られるとか!

 AR技術といっても、私が聞き知っているのは、ポケモンGoというゲームくらいです。(やったことはありませんが…。)拡張現実という言葉で表されるように、現実の中に仮想の物体があたかも在るように見られるということで、さまざまな場面で使われているそうですね。

 私の古いスマートフォンでもそれらが見られるかどうかはわからないですが、ちょっと、上野駅へ出かけてみようかななんて思いました。

 でもやはり! 3ヶ月ほど前に訪れた大宮鉄道博物館に並んでいた「あけぼの」さんの写真を引っ張り出して載せることにしました。実際の鉄の塊に触って撮った写真の方がいいかな…と。

2022年9月29日木曜日

迷子発見

 


 先日、 暗くなってから歩いていた県道沿いで、車道のど真ん中に仰向けで転がっているアカミミガメを発見。甲羅の大きさが 30 cm 近くある大物 です! 夜間でも車通りがそこそこある県道ですから、 ひかれたら大変です。近くに水場もないので、とりあえず自宅に連れ帰りました。

 車に跳ね飛ばされたのか、甲羅に欠けた傷がありましたが、命が無事なのかがわかりません。翌朝まで雨水を少し入れたバケツで様子を見ると、ちゃんと手足を出してくれました。 

 自宅の裏に流れる水路に離すと、すぐ泳いで行きました。ここでも先住のアカミミガメを見かけるので、おそらく同じような水路から道路に這い上がって 歩いていたのでしょう。 

 その日の午前中は 低気圧 の影響による豪雨があったので、急激に高くなる水位に居られなくなったのかも知れません。

 迷子の亀を見つけた時の正しい答を調べなくては!と思います。

追記

その後、アカミミガメを 見つけた時、捕獲して他の場所に放す行為は元からある生態系破壊につながるということで、どうしたらよいのか調べました。 私が放したのは住宅から出る浄化槽排水路ですが、いくら先住アカミミガメがいてもさらに増やしていいとも思えません。結局、 その命を消さないためには 、見つけた自分の飼育下で管理するか、飼育してくれる人を見つける しかなさそうでした。