ところが翌朝。土砂災害は身近な場所でたくさん起きていました。泥だらけで褐色に染まった幹線道路。冠水した道に置き去られた自動車も多数ありました。崩れ落ちた崖と土砂に埋まった高速道路を見て、その瞬間ここを通っていたら一体どうなっていたのか…と、背筋が寒くなりました。恐ろしさがじわじわと増していきます。
雨がこんなに怖いなんて、本当に私は昨日まで知らずにいました。
けれど、やはり雨の後はこんな美しい空も見せてもらえます。昨日の夕暮れ前、小雨混じりの空中に、ふっと現れた鮮やかな虹。周囲に、白い霧の筋のようなものが、不思議な生き物のように揺らいでいました。空に帰っていく雨の素なのかもしれません。もう、あんな怖い雨は降らせないでほしいです。

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