2023年9月30日土曜日

カミサマ遭遇

安達太良山山頂で
  先週、福島県の安達太良山に登ってきました。福島と山形県境の吾妻連山は好きな山々ですが、安達太良山へ登ったのは今回が初めてです。私の好みである穏やかで緩やかな湿原を抱く吾妻連山と異なり、火山独特の険しさや厳しさが目立つと聞いていた安達太良山を敬遠していたのでした。
 思ったより緑が多く穏やかな山で、森の中では美しいキノコもたくさん見かけました。ロープウェイ運行前の早朝、静かな山頂では久しぶりにブロッケン現象を見る事も出来ました。カミサマのお写真を撮れて嬉しかったです。自分の姿と解っていても感動的な遭遇でした。
 その日は祖母の命日でしたので、カミサマ遭遇は特別なプレゼントに思えました。私が独りで山へ出かける事をいつも心配していた祖母でしたので、今はどうか安心して見守って欲しく思います。




2023年9月18日月曜日

るすばんねこ 82

 

 三連休は、イベントや活動で多忙なうささん宅で、ニャアコちゃんはお留守番。三階建てキャットマンションの屋上でおくつろぎ中です。温かい空気が溜まった天井付近、暑くないのかなとこちらが心配になりますが、快適にゃと寝そべっていました。
『熱中症警戒アラート』3年前から発令されるようになったと聞きますが、今年はとても頻繁に耳にする夏でした。(まだ暑さは続いていますが。)それもそのはず、現在までの発令回数、関東近辺では私の住む千葉県が第一位だったのです!
 あの、高温で有名な群馬県が16回で千葉県が34回!温度だけではなく、湿度が深く関係して熱中症警戒指数が出されるからです。海沿いで湿度が高い地点において気温が上がると指数が上がる仕組み…。実際は風がありますから体感は異なるのでしょうけど、数値上は、連日身の危険がある状態が続いたのでした。
 若かりし頃、シルクロードの砂漠にあこがれて旅した新彊ウィグルで、それほど暑さにやられなかった理由は湿度の問題だったのね!と極端なことを思ってしまいました。
 今週は秋のお彼岸です。暑さが弱まってくれることを祈りつつ故人を偲びたいと思います。

2023年8月31日木曜日

海の宇宙

          

 この夏は、動物たちのお世話や気候などの都合で旅という旅は行かなかったのですが、三浦半島、伊豆半島に一日ずつシュノーケリングをする機会がありました。
 元神奈川県民の私は、三浦も伊豆も慣れ親しんだ土地でした。けれど今回初めて、シュノーケリングでそれぞれの海中を見て、驚きました!
 幼い頃から遠足などで頻繁に訪れていたこんな近い場所に、魚たちと泳げる美しい場所があったとは、まさに灯台下暗し…。
 中でも一番お気に入りだったのは、イカさんたち。前方にふわりと現れたかと思うと、いつの間に左右に!優雅な大編隊と一緒に泳いでいました。
 美しい斑点や、透き通る足を自由自在に揺らがせ、なんとも幻想的。夢中で写真を撮りました。中には、シュルンと目の前に 近づいてきてアップの写真を撮らせてくれるイカさんも!(上の写真です。)不思議な動きの彼らに、一目ぼれです。
 生命の起源はすべて地球上の進化論が当てはまるわけではなく、宇宙由来の要素が参入し進化発展したという「パンスペルミア説」を思い出しました。海の中で出会う生き物を見ていると、イカさんたちも含め、宇宙に親戚がいそうな方々が多い気がしてなりません。  
 泳ぎながら、宇宙へ開いた時空の穴へうっかり吸い込まれたら大変です。

2023年8月16日水曜日

良い加減

  

 写真は、先日訪れた静岡県伊豆市湯ヶ島の温泉宿で、早朝、部屋の網戸に足が引っかかりもがいていたクワガタ虫です。宿の裏の樹液がありそうな木を見つけ、帰しておきました。
 狩野川沿いの森に囲まれたその宿は素泊まり専門で、自炊設備や温泉棟と宿泊棟が別れている静かな温泉宿でした。一年前、富士登山帰りに伊豆を回って知り、お気に入りになった場所です。
 温泉浴場シャワーの温度調節は昔ながらのスタイルで、温度設定がありません。湯と水それぞれの蛇口をひねって調整し、ちょうど良い温度を探るのでした。
 よく、旅館などの口コミにはこの旧式の蛇口が非常に使いにくいとか、面倒とかマイナス要素で書かれていることが多いのですが、懐かしさを感じます。確かに、ちょっと間違えると熱いお湯や冷たい水が出てくるので、難しいかもしれません。
 でも、なんでも数値で一発調節できてしまう現代に『良い加減』を見つける手間も大切!と思います。なんて偉そうなことを言っていますが、熱いシャワーを頭上からかぶり、私も悲鳴を上げました。お年寄りや幼子には、ちゃんと良い加減の湯にしてあげる気配りが必要ですね。 一緒に温泉へ来たなら、そんなふうに思いやってあげることも素敵な思い出になりそうです。

2023年7月31日月曜日

猫村ファン

 

 
(猫村さん第10巻 おまけのシール)
 
 とても大好きなコミックの一つ、ほしよりこさんの「きょうの猫村さん」
実は7年間も新刊が出ないのが寂しく心配だったのですが、知らぬ間に今年5月に出版されていました!2か月遅ればせながら、おまけのシールと抽選券付き初回限定版を購入できました。
 猫村ねこさんは、猫でいながら家政婦さんです。故・市原悦子さんが出演されていた「家政婦は見た!」を思い出しますが、猫村さんは真面目でピュアですから、勤務先である犬神家の黒い部分を暴こうという気持ちはありません。そう、常にまっすぐで、接する人たちを心から心配し、尽くそうとするのです…。その人柄(でなく猫柄)にとりこになると猫村ファンになってしまうのでした。
 相手に対して純粋に向かえば、その気持ちは鏡に映り、相手からも純粋な気持ちを映し返してくれる…そんな大切なことを教えてくれます。もちろん、人生(猫生も)いろいろですからそう簡単に誠意が伝わらず、誤解や悪意による罠もたくさんありますが、きっと乗り越えられる!と思わせてくれる猫村さん。
 これからも、一ファンとして応援しよう!と思いつつ、大切なおまけのシールをどこに貼ろうか…悩む私でした。
 
  

2023年7月9日日曜日

ラジオ

  
   (好きな花の一つ コバイケイソウ)
 早朝4時台、最近あまり聞いていなかったラジオをつけたら、静かな口調のアナウンサーが「今日の花と花言葉」と語っているところでした。
 花についてだけでなく、その花をつける植物全体に対しての詳しい説明があり、薬草としての効能や別名など興味深い内容でした。
 そして最後に「今日生まれた方、お誕生日おめでとうございます。」という言葉。
 夜明けの青白い空を眺めながらその言葉を聞いていると、単なる挨拶に思えず、とても神々しく聞こえました。
 今この瞬間もたくさんの命が誕生し、同時に終わっている命があるという、当たり前のことが胸をしめつけます。どうか皆、健やかに長生きしますように、と願いたくなります。
 静かな気持ちになれる時間の、静かなラジオ。最近、CMを聞かずにすむ音楽アプリで好きなプレイリストばかり聞いていたので、久しぶりにスイッチを入れたラジオです。もう三十年近く共に暮らしているその小さな機器にも、長生きしてもらいたいです。

2023年6月30日金曜日

ワタの不成り?

  

志賀高原·田ノ原湿原
 梅雨だというのに晴れ間が多いです。
先日、この季節の高層湿原に行かないとみられないワタスゲに会いに行ってきました。
 ワタスゲは、私が大好きな植物の一つなのです。
 長野県の志賀高原にいくつかある湿原の中でも、ワタスゲが多いと言われる数か所を目指しました。
 ところが、あれ…ない!去年と同じ頃撮影されていた同じ場所では、ポンポンふわふわに膨らんでいたワタスゲの果穂が、木道沿いに少しだけしょんぼり揺れていました。
 時期が遅かったか、早かった?と考え込んでいると、毎年必ずそこを訪れるという方が通りかかり、今年のワタスゲはどうしたんだろう!と驚きの声をあげていました。
 当たり年の反対で、不成り年ということだったのでしょうか。以前訪れたことのある他の地域の湿原でも、同様にワタスゲがしょんぼりしている場所が多いそうです。
 今年の冬は全国的に雪が少なく、湿原に影響する残雪が早く消えてしまった…というのが有力な理由らしいですが、それだけでなく様々な要因で乏しい綿だったのでしょうね。
 そうは言っても、大好きなワタスゲと湿原でワクワクしたハイキングでした。