2018年6月16日土曜日

目覚めたお客さん

 
梅雨らしい日のある朝。ベランダのプランターに、出現したキノコたち。バジルが成長しつつある中で、大きく笠を広げていました。庭で見かけたことはありましたが、プランターでは初めてでしたのでびっくりです。でも、よくあることのようです。 検索すると、たくさんのかたが写真を上げていました。
 
 多くの方が、気味が悪いのですばやく 除去しているようでした。確かにキノコはカビ仲間ですし、胞子を飛ばすので、周囲の植物についたら困るという気持ちもわかります。そう簡単に周囲を毒することはないようですが…。
  私はキノコさん歓迎!単純にみていて面白いし、ドキドキするからです。珍しいお客さんには、好きなだけ居てもらうことにしています。それに、除去しようが、もてなそうが、キノコのお客たちは、本当にはかなく消えてしまいます。次の朝にはもう土と同じ色になっていました。
 キノコの素は、外部から飛んで来たか、元々土の中に潜んでいたのかどちらかわかりませんが、とにかくここで目覚めたのは偶然の出会いです。消えてしまうのは残念ですが、彼らの場合すぐに朽ちる体は重要でなく、胞子という名の魂が、あちこちを生き生きと旅しているような気がします。

2018年5月31日木曜日

るすばんねこ 39

 5月最後の日の留守番ニャアコちゃん。排便後のゆったりしたひとときです。
 しかしその直前までは大暴れで部屋を走り回っていました。排便前、時々ニャアコちゃんは大興奮になります。
 猫と暮らしている方ならよく知っている不思議な行動で、「トイレ・ハイ」と呼ばれているのだとか。
 調べると、排便前にハイテンションになる理由がいくつか書かれていました。けれど、ニャアコちゃんの場合はどうも当てはまらないのです。
 トイレが汚れていてこれでは出来ないよ~と訴えているわけでもないし、トイレが落ち着かない場所だから出来ないよ~というわけでもなさそうです。
 いろいろ調べてみたら、ニャアコちゃんはこれが近いのかな~?と思う理由がのっていました。縄張りを強調したい時、自らのテンションをあげて走り回り、排便後は砂もかけず、自分の臭いを主張する行動をとるらしいとのこと‼
 まさに、ニャアコちゃんも暴れた時のう○こは、その姿があらわに出ていることが多いのでした!普段はどこにしたかわからないくらい隠すのが上手なのに…。
 ひとりっこで自分のお部屋には他のケモノが入ってこないはずですが、出入りする私には、他の猫さんのにおいがついてくるでしょうし、隣の部屋には老犬ポテさんもかなり自己主張しながら寝起きしています。おとなしいニャアコちゃんですが、時には激しく自己主張したい時があるのですね。

2018年5月21日月曜日

集団行動

近所の水田に親子のお散歩発見!小さな体なのに、すいすい自由に泳げる子鴨たち…かわいい姿を撮ることが出来ました。
 
 先日、私が働く小学校で運動会がありました。本番に至るまで、たくさんの練習をしてのぞむのですが、その練習という行為が苦手な子は、毎年多いです。練習が苦手って、誰でもそうでしょう!といわれるかもしれませんが、私がサポートする子達には、その苦手具合が普通では想像しにくい度合いでおし寄せてくるのでした。どうして、きちんと縦横整列で並んでいなくてはならないのか、どうして待っている間に砂に絵を描いていては悪いのか、どうして、ラジオ体操まで練習しなくてはならないのか…。集団行動をする意味がわからないからやりたくない、そんな子もいます。
どうして?と聞かれて、私も返事に困ることがよくあります。
「みんなで一つの形をきれいにつくるために一緒に並んでやるんだよ。観に来てくれる人たちにかっこいい!と感動させるの。」
しかし、私自身、集団行動が苦手な子でしたから、心の中では別の声が…。
(ほんと、めんどくさいよね。開会式なんて練習しなくたっていいじゃん!)
みんなでそろって行動すること。私も苦手に思いながらやっています。 
 
 子鴨は全部で13羽いるのですが、1羽だけ写真の外にいます。すいすいきままに離れて泳いでいる子がいるのです。親鴨に呼び寄せられ、遅れて追いつくのを繰り返していました。彼らの場合、集団行動が苦手だと命取りになるかもしれませんから、どうか一緒にかたまっていてほしいと思います。けれど、人間の場合は集団行動が苦手でも、いつかそれが理解される日がくるでしょうから、それほど必死にやらなくても…と思ってしまいます。みんなに合わせて追いつかせてあげる役割で働く私がそれではダメなのかもしれませんが、それぞれの魂に合った時間の流れがあっていいと思っています。




2018年5月11日金曜日

素敵な時間

一昨日、久しぶりにフジコ・ヘミングさんのコンサートへ行きました。
 相変わらず素敵な、手作り衣装で登場したフジコさん。笑顔とお元気そうな姿にホッとしました。
 数曲あったショパンの曲目に、私がフジコさんコンサートで初めて聞く曲がありました。ピアノ独奏曲の英雄ポロネーズです。
 さまざまな奏者の演奏を聞いたことのあるこの曲、正直なところ好きでなく、心に 響いたことがありませんでした。むしろ、この曲を聞くと心をかきみだされるような気がして、避けたい気持ちにしかならなかったのです。
 それが初めて聞いたフジコさんのポロネーズで、衝撃的に感動することになるとは‼
 大げさではなく、こんな素敵な曲だったのかと発見した嬉しさで、曲に合わせて心も体もはずみます。何十年も前から出会っていた曲なのに、初めての出会いのようでした。
 こんな感動する時間をくださったフジコさんに、改めて感謝です。どうかいつまでもお元気でいてくださるように…コンサートの終わりに、いつもそう思います。
 

2018年4月30日月曜日

損するタイプ

 

 先週、近くの公園の藤棚で写しました。それほど丁寧に手入れされていないせいか、野生的に繁っていて素敵でした。今年は、藤の花の盛りも例年より一週間ほど早かったそうです。 藤棚には、ものすごい羽音が響いていました。クマバチです。温厚なクマバチの習性を知っていますから、何も怖くない私ですが、通りかかる人の中には、その羽音と存在感のある黒と黄の姿におののく声も聞こえました。
「あぶないから、早くきなさい!」
と子どもをうながすお母さん。スズメバチとでも間違えているのでしょうか。大丈夫ですよ、と言う間もなく、すばやく逃げ去ってしまいました。
 まあ、あのお母さんも後でスマホででも調べれば、怖くない蜂だったのだとわかるのでしょう。
でもあの時、「あぶないから!」とうながされた子どもには、なかなか消えない先入観が残ってしまいますから、残念なことです。
 藤の受粉には、クマバチの強い力がとても重要だそうで、大切なパートナーだと知りました。
 クマバチは、羽音も体も大きくて、いかにも強そうに見えるので誤解されやすいようです。かなり損するタイプ。
 しかも、ドイツの児童文学作品「ミツバチマーヤの冒険」が日本語訳されたとき、スズメバチがクマバチに誤訳され、ミツバチを襲う悪役のイメージが植え付けられてしまったのだとか!
 もう、こうなると損するタイプというより、受難者と呼ぶべきでしょうか…。



2018年4月14日土曜日

ミヤコちゃんとワスレちゃん

 
去年の晩秋、房総半島の養老渓谷を散策した日の事。未舗装の広い駐車場の片隅におきざられたポット苗がありました。そばに、『ご自由にお持ちください』というメモ書きがそえられ、ポットには植物の名前らしき札が差してありました。
『ミヤコスミレ』調べてみて、そういう名前のスミレがあるのを初めて知りました。2つ持ち帰ってきた苗を軒先に植え、ミヤコちゃんと、スミレちゃんと呼んでいたのです。
 降雪や霜も乗り越え、すくすく育ってくれた春先、スミレの葉っぱと違う?もしや?と私は首をかしげました…そしてやはり!
 キレイに花を咲かせたのは『ミヤコワスレ』でした‼ 名札を書いた方が、うっかり間違えたのでしょうね。
 美しい青紫のミヤコちゃんとワスレちゃん。右側のワスレちゃん、5日目の月の形で咲いています。つぼみの時に誰がかじったのか、欠けていたので心配していました。
 元気に咲いてくれて、とても嬉しいです!

2018年4月9日月曜日

るすばんねこ 38

 
先週末からふたたびるすばんねこです。7月半ば、京都で舞台公演する準備がはじまったうささん。3ヶ月間は、一ヶ月に一度帰宅する日を楽しみに、「頑張れニャ!」と見送ったニャアコちゃんでした。(写真の中で熱い視線で見送っているのは、野良猫君ですが。)
 
 ニャアコちゃんの部屋前に咲くチューリップは、咲いたらすぐに春の嵐がやってきて、散ってしまいました。今年は、様々な春の花がにわかにやってきて、早足で去ってしまったように感じます。
 コブシやレンギョウと桜が一緒に咲いているなんて、暖地ではあまりないはずでは?雪国の春に似ていました。
 冬の寒さが厳しかったので、春の暖かさに目覚める花たちの勢いが、一斉になったという話を聞いて、なるほど!と思いました。寒い地方では、冬はいつも厳しいものだけど、暖かいこの土地でも今年の寒さはかなり厳しかったのだな…と納得。
 
 ニャアコちゃんは、部屋の中から、移り変わる外の草花と訪れる鳥や虫を見て、例年との違いがわかるのでしょうか。わかってなさそうな顔ですが、ニャアコちゃんの毛は例年より早く、たくさん抜けています。いつもなら本格的にブラッシングが忙しいのは5月なのに!
 ニャアコちゃんの体は、草花と同じように、春から初夏への移ろいを早めに準備しているようです。