2020年12月21日月曜日

るすばんねこ 61

 

 お留守番16日目のニャアコちゃん。すっかり冬支度のハウスでぬくぬくです。
 今日は冬至なので、ニャアコちゃんのお隣部屋のワンコ達は、おやつにカボチャスープを少しあげました。もちろんニャアコちゃんは、いらニャイとお断りでした。
 以前、冬至の夜のお話を創ったことがあります。 山歩きをしていて、幹が空洞になって朽ちようとしている老木を見つけたとき、思いついたお話。 老木の真上の空に輝く月の光が、幹の空洞にさしこみ、その下にいる動物たちが月光を浴び、エネルギーをもらう話でした。冬至の夜、森の中で起きるマジックです。
 夜が長い冬至ですから、 月もたくさん光を振りまいてくれる気がしました。本当に、そんな風に野山の生き物がエネルギーを充填してくれたらいいなと思います。
 ニャアコちゃんはかぼちゃスープを断り、チュールでエネルギーを充填しました。 あと3日間、お留守番がんばりましょう!

2020年12月4日金曜日

落とし物

 

 つい最近、老母から譲り受けた2つの「指貫(ゆびぬき)」。何十年経つか定かじゃない年期が入っています。

 カップ型の指貫、見えない方向から針を刺し上げたり、硬い生地を縫う時とても助かるのでした。老母の中指は、第一関節がふくらみ、2つとも入らなくなったのだとか…。そんなわけで、私の裁縫セットに付属していた、自在に広がるタイプの指貫と、物々交換しました。

 便利なカップ型指貫。実は、私は、去年購入してすぐ、どこかに落としてしまったのです。旅先の北イタリアで蚤の市があり、そこで大きめのすっぽりかぶる指貫を買ったのに、なくしてしまい…。ノヴァーラというミラノ郊外の町でした。あんまり残念で、それ以来買わずにいたのですが、こうして手に入ったので、再会した気分です。

 私が落とした指貫が、小さな小さなダレカの、寒さをしのぐ家になっていたら嬉しいです。


2020年11月23日月曜日

命の泡


 先週、風の強い日に一時間半ほど離れた銚子市の海岸線に行きました。何度か行ったことのある犬岩へ、買い替えたばかりの新車に慣れるためのドライブ。その時、冬の日本海の映像のような「波の花 」が空中を浮遊しているのを目撃しました。

 暖かい外房の海岸で、その日の気温は 20°近くあったのに、厳冬の日本海で起きる現象をみるのは不思議な気がしました。でも、調べてみたら、暖かい日や温暖な土地でも波の花は発生するようですね。

 濃厚なカプチーノホイップのような泡の正体は、海水中のプランクトン、海藻などの有機物質が撹拌されたもの。たくさんの、海の命の泡です。

 強風に乗ってぶわーっと吹き上がる泡たちが、岩に貼り付き、雪景色のようでした。陸で土に還った彼らは、雨水で再び海へ戻って行くのでしょうか。またいつか、生まれ変われますように。

2020年11月3日火曜日

るすばんねこ 60

 

 1日だけのおるすばんでしたが、深夜までだったので、目がランランとして、活発にいたずらしていたニャアコちゃんです。
 猫は箱や袋の中に入るのが大好きですが、犬はどうなのかな?と思って聞いたら、やはり好きなようですね!
 私が接する高齢犬達は、視力がなかったり、あちこち不自由だったりするので、そのような 遊びをしたいかどうか、わかりませんでしたが…。猫も犬も、そして人間の子どもも、 狭い場所に潜り込むのが好きな確率が高いようです。 
 私も子どもの頃、大きなダンボール箱を野外へ持ち出し、秘密基地と称して友人と遊んだ楽しい思い出があります。狭い箱の中で背中を丸め、おやつを食べたり、マンガを持ってきて交換したり。今の子どもたちも大人に侵入されないそんなスペースが好きなのに、残念ながら現在は、コロナウィルスのせいで、禁止ですね…。  
 ニャアコちゃんは、本来リサイクル古紙を集めておくための袋がちょうど空っぽだったので、ラッキーという様子でした。しばらく、狭い場所の楽しさを満喫していました。

2020年10月8日木曜日

護る花


 
 先日訪れた植物公園で、黄色い彼岸花を発見!正しくは鍾馗水仙という名前だそうです。一面に咲いた紅白の彼岸花達と離れた場所で、ひっそり数少なく咲いていました。
 このお花、日本でも南の地域には自生しているそうですが、私は日本の野山で見たことがありません。20年近く前、中国の桂林という場所で初めて会いました。石灰岩の巨大な塔や丘がそびえる有名な景勝地です。岩肌にぶら下がるようにしてオレンジ色のこの花が咲き乱れているのを見つけ、感動しました。近くにいた人にあの花の名前を教えて、と紙に書いてもらい、帰国後に調べたのですが、全くわからず…。
 書いてもらったのは、手へんに戸という漢字に岩、そして花という3文字でした。手へんに戸は護という字の中国の簡体字。岩を護る花なのか、岩に護られる花なのか、どちらかわからないのですが…巨岩に護られつつ咲いていたのか、道教の神様である鍾馗様の名前がかぶっているので、反対に力強く護ってくれそうな気もします。
 どちらにしてもとても美しく、好きな花の一つです。

2020年9月24日木曜日

るすばんねこ 59

 
 3週間のお留守番も明日でおしまい。無事に 老犬達とお留守番したニャアコちゃん。
  秋のお彼岸が明日で開ける今日、私の大好きだった祖母の命日でした。スーパーの店頭に並ぶお供え団子を見て、祖母が話していたことを思い出しました。
 今年亡くなったばかりの新しい仏様は、あの世で お供え物のお団子を配って回る役目があるそうです。しかし、皆に配ってしまい、自分の分が残らないことが多いのだとか…。それでは新しい仏様がかわいそうなので、お供え物のお団子は、わざと柔らかく作り、配る間に手にくっつくようにするそうです。そうすれば、自分のお団子が残らなくても、手にくっついたお団子を食べられるというわけです。
 お彼岸の最中に亡くなった祖母。あの世に着いた途端、お団子を配る役を言い渡され、手に付いた残りを食べたのでしょうか。現在はあの世の大先輩になって、配ってもらってる側でしょうけど…。
 ニャアコちゃんたち動物は、そんな行事も関係ないことですが、お彼岸を境に確実に低くなった気温を敏感に感じているようです。

2020年9月11日金曜日

るすばんねこ 58

ついに!大きなスイカを収穫!
地面に付いた 部分が 高温多湿で 蒸れてしまい 少し欠けてしまいましたが、立派な大きなスイカです。割ってみたら、赤い果肉にしっかり黒い種が並び、とてもみずみずしく美味 でした!
 留守番一週間目のニャアコちゃんと記念撮影。スイカの汁、少し舐めてみる?と勧めてみましたが「いえいえ、結構ですにゃ 」と断られました 。
 ちなみに、たかぎ家の猫マーブルは、そのスイカ汁を美味しそうになめました。ニャアコちゃんは、やはり純粋な肉食女子なようです。
 お隣の部屋の老犬お二方は、スイカが大好物ですので、寝ている間にそっとスイカを置いて パチリと記念写真をとらせていただきました。
 来年も、スイカの季節を元気に迎えられますように。
 遠い南の地方では、台風の被害があった今週。私の住む千葉県も、去年のようにいつ被災するかわかりません。一年前を思い出しながら、 台風対策を少しずつしておきたいと思います。



2020年8月31日月曜日

スイカの名産地

 昨年、土に埋めて置いた皮や種から、芽吹いて元気にツルをしげらせたスイカ達。小玉スイカが、五つほど庭に育ち、そのうちの一つは大玉スイカに近づく勢いで、立派に成長しつつあります。
 昨日の日曜日、ついつい童謡「スイカの名産地」を口ずさみながら、草取りをしていました。
 小学4年の社会科で習うのですが、私の住む千葉県 のスイカの生産は 熊本県に続き 全国2位なのだとか!  具体的にどこが名産地なのかと言うと、千葉県富里市だそうです。我が家の 隣の隣の隣ぐらいの場所なのですが、なぜか 富里市のスイカをスーパーで見ることはほとんどありません。並んでいるのは、山形県など遠い地方産が多いのです。
 苺の季節にも不自然だなーと思いました。
完熟した果物を運ぶことは難しいのかもしれませんね。でも、 近い地域で移動した方が、果物にも環境にも負担が少ないのに!
 遠いところを飛び交う生鮮食品の流通システム…うまく流れるよう見直してもらいたいものです 。
 我が家のスイカの小さな名産地。 毎日ちゃんとチェックして、完熟のタイミングを待ちたいと思います。

2020年8月28日金曜日

虹色

今朝出会った、とても久しぶりの虹でした。
まだ太陽が低く、虹も低い位置に横長で伸びていました。
 すぐ近くの空き地に行って写真を撮っていたら、白銀の細い雨がキラキラしながら降りかかり、なんとも言えない美しさでした。
 最近、自家用車を買い換えるという、私にとってはかなりハードルが高いイベントがありました。友人にお世話になりながら、やっとこさ購入したのですが、ナンバープレートに東京オリンピック記念の虹色が選べるのだとか!
 友人にはダサイのでは…と不評なのですが、虹大好きな私としては、やはり選びたいところです!東京オリンピックにそれほど思い入れがないくせに、申し訳ありませんが、ナンバーだけ記念させていただきます!



2020年8月16日日曜日

縁起の良いお客さま 2

今日の夕方、近所のスーパーへ買い物へ出かける途中、数年ぶりに出会った玉虫さんです!
 熱いアスファルトの路上を弱々しく歩いていたので、近くの樹がある茂みへ避難してもらいました。成虫になってわずか1ヶ月ほどの命しかないはかない玉虫さん…どうか元気を取り戻してくれますように。
 今日はお盆の送りの日。私はこの数年間毎年お盆の終わりを待たず、海外山旅に出ていました。旅を自粛した今年の夏は、今日のように近所を歩いたり、自転車に乗ったり、近くの海岸で水遊びしたりしています。大好きなヨーロッパの山々を歩けないのは残念ですが、ご近所を歩いたおかげでこんな素敵な出会いがありました。
 昔から縁起が良い吉丁虫(きっちょうむし)と呼ばれる玉虫さんと会えて、良いことがありそうです。

2020年7月31日金曜日

縁起の良いお客さま

先日、突如現れたヤモリさん。
しっとり高湿度の、窓ガラス外側へ張り付いていました。
 遅い梅雨明けが目前ですが、今日で7月も終わりました。いろいろと異常事態が多いこの夏、コロナの災いも収まりそうにありません。 
 マスクは生活する上で必須の物になりつつあり、私も、いかに快適な布製マスクを作れるかを、洋裁師の老母と試行錯誤しています。布地によっては息苦しくなったり、スカスカで無意味だったりするので、たくさん家にあるハギレ布から選ぶのも、なかなか大変です。
 ヤモリさんが現れるのは縁起が良いと聞きます。(家の中に、と書いてありますが…)
どうか、災いを吹き飛ばしてくださいませ! とガラス越しにお願いしておきました。都合の良い神頼みです。
 

2020年7月11日土曜日

るすばんねこ 57

 
お留守番2週間が経ちました。ニャアコちゃんの窓辺に毎年育つトマトの実。今年も色付き始めました。
 冬の間、ニャアコちゃんはじめ、老犬ポテトさんチェロさんのう○こをせっせと埋めたその土は、トマトの小さな苗をみるみる大きくしてくれました。
 このトマトを食べるポテトさんチェロさんが、今年も無事にこの季節を迎えることができたことを本当に感謝します。
 去年の8月にここにやってきたチェロさんは、飼い主から見放されて、もう何も回復が見込まれず皮下点滴されて体を横たえている状態だったのに、今はポテトさんに負けずにご飯前にはテコテコ歩いているのです。そのポテトさんも超高齢の推定18歳を過ぎ、つい最近の不調も乗り越えてくれました。一つの季節を超えるごとに、元気でいてくれてありがとうと心から思います。
 ニャアコちゃんは、トマトの恩恵を受けないで貢献してくれているだけですので、毎年こうして記念撮影のモデルになってもらっているのでした。

2020年6月29日月曜日

るすばんねこ 56

今日から、久しぶりのお留守番です。
 この何ヶ月か、家にいたうささんにアマアマだったニャアコちゃん。自粛で中止になった活動は残念でしたが、ニャアコちゃんには嬉しい日々だったでしょう。
 小学校で、休校期間が終わり学校にやってきた子ども達。友達と遊べずつまらなかった!という声が多かったのですが、お休み楽しかったと言う子もいました。「パパとママ両方お家でお仕事だったんだー」と嬉しそうに話していた小学3年生の女の子。一緒にたこ焼きやケーキをたくさん作ったのだとか。
 けれど、そんな笑顔な子ばかりじゃないのが現実です。自宅で過ごす時間が多かったために辛い思いをした子どもも多いのです。子どもだけでなく、大人も。人間だけでなく、動物も。
 ニャアコちゃんは、ずーっと自粛でいいニャと言いたげに、うささんの座椅子でノドを鳴らしています。3週間のお留守番、頑張りましょう!

 
 

2020年6月11日木曜日

いつもと違う夏

 
今年は、早春からすべてがいつもの年と違う事の連続です。
 梅雨を迎える今も、私の家の庭では異常な事が起きていました!
 小さな青い甲虫が、たくさん見られるのです。調べると『バラルリツツハムシ』というそうで、害虫として載っていました。青くてピカピカ光ってキレイだなーなんて思って見ていたらみるみるうちに、イチゴの葉を食い荒らし、網のようにしてしまい、バジルのプランターにも攻め寄せます。
 これはマズイ!とプランターごと避難させ、地植えのイチゴは、パラパラと手で虫を払い落とすことを繰り返しているところです。
 ストーブが必要な3月、蚊に悩まされたり、梅雨入り前に見知らぬ虫にバジルが食べられたりなど、いつもと違う事がつづきます。
 けれど、海辺へ散歩に行ったら、優しい色のハマヒルガオさんが迎えてくれました。いつもと同じ様子でホッとします。

2020年5月26日火曜日

貝殻の休日



2日前の日曜日、近くの海岸ヘ散歩しに行きました。駐車場や駐車場に続く海沿いの道路も閉鎖中なので、徒歩や自転車、バイクで訪れた人びとがパラパラ見えました。
 砂浜で、庭の花だんに欲しい二枚貝の殻を少々いただきました。波打ち際には、人出が少ないせいか、普段食用として捕獲されやすいキサゴや、あまり見ないコロモ貝などの巻き貝が打ち上げられていました。うっかり拾って帰ってしまうと、ちゃんと生きている身体が奥に入っていることがあるので要注意です!
 私は、写真の二つを拾って気づき、慌てて海水へ戻しました。驚かせてしまってごめんなさい!
 ついに、全国で緊急事態宣言が解除されることになったので、海辺を歩く人びともどっと増えるでしょうね。静かな海に油断している貝やカニさん達、踏まれないように気をつけてほしいです。

2020年5月9日土曜日

嬉しい収穫

 
自宅でケモノたちとおとなしくしていた連休、草ぼうぼうの庭にイチゴが実りました。
 肥料も特にあげていないし、野放しでほとんど手をかけていないのに、濃厚な甘酸っぱさの美味しいイチゴなのです!
 外出自粛になる前は、近くのイチゴ農家直売所ヘ甘ーいイチゴを買いに行っていました。庭のイチゴは、そんなイチゴ農家から十年以上前にいただいた一鉢のポット苗が、着々と増えてくれたおかげで収穫できたのでした。イチゴは、完熟であればかなりの確率で甘いのかなと思います。けれど、市場に出るイチゴは、流通の事情で完熟前に摘まざるを得ないので、どうしても直売所の甘さを味わえません。
 私は、イチゴ産地のこの地域ヘ引っ越した当時、砂糖やコンデンスミルクをかけずとも甘いイチゴに感動しました。今では、庭の野趣あふれるイチゴも毎年楽しみです。

2020年4月20日月曜日

るすばんねこ 55

長かった2ヶ月と3日 のお留守番。本日でようやく終了です。ニャアコちゃん、ご苦労さまです。
 新型コロナウイルスについての暗いニュースばかりなので、あまり聴いていなかったラジオを、久しぶりに聴いた数日前の朝。いきなり、「在宅 時間が多い 今、犬を飼うのはおすすめです」というような 声が流れてきたので、なんですと?と耳をそばだてました。アメリカのある博士が、コロナによって塞ぎ込むうつ状態を回避するために、犬をおすすめすると言ったのだとか? 
 そんな簡単に命を癒やしに利用するのはどうなの?変なペットブーム造らないで欲しい…と思って調べたら、 ラジオで 紹介されていた博士かどうか わからないのですが 、少し違うニュアンスの記事が見つかりました。
 うつ状態にならぬ為の様々な方法の一つに、動物と過ごす時間を持つことをおすすめしていました。犬に限らずさまざまな生き物、そしてペットショップではなく保護動物を引き取る人が全米で増えているということも書かれていました。
 ある意見を紹介するなら、ちゃんとすみずみまで話して欲しい…つくづくそう思います。影響力があるラジオ放送 なのですから…。ニャアコちゃんも、犬だけでなく猫もかなりいやすにゃ!と言っていました。


2020年3月30日月曜日

るすばんねこ 54

1ヶ月半に及ぶ長いおるすばんをしているニャアコちゃん。まだ留守番は続きます。
 コロナウイルスによって物々しいニュースが毎日入ってきます。
 私が去年の夏歩いた北イタリアは大変なことになっていて胸が痛みます。けれど、 私の住むこの地域が同じ状況にならないとも限らない…そんなことを思いながら、おとなしくケモノたちと過ごした先週末でした。
 耳に入るニュースの中に、心をくじかれるものがありました。自宅に留まるよう呼びかけがあった頃から発生した犯罪 「訪問盗 」。在宅の 高齢者を狙い、電気関係の点検を申し出て家に上がりこみ、その隙にお金をすりとるという犯罪が、多々起きているそうです…。
 大震災が起きた直後発生する、空き家を狙った盗難のニュースを聞いた時と同じ気持ちになりました。怒りより、虚しさ…。大変な時に 大変な所へ付けいる悪意に悲しくなります。世界中で沢山の命を奪う、ウイルスの危機を乗り越えようとしているというのに、 そんな犯罪を思いつく人間の心の中を開いてみたい気持ちになります。ウイルスよりも 恐ろしい人間です。
 ニャアコちゃんは、某 100円ショップで購入したマットを気に入って、くつろいでいます。ウィルスも、恐ろしい人間も、無縁でありますようにとつくづく願います。

2020年3月10日火曜日

るすばんねこ 53

長いるすばん中のニャアコちゃん。いつもより暖かい冬は過ごしやすそうですが、なんと一昨日、蚊の羽音で私は深夜目覚めました!
確かに昼間は寒さが緩んだ気がしましたが、夜は暖房を使う温度です…。こんな時期に蚊に悩まされるとは生まれて初めてでした。こんな奇妙な年だから、不気味なウィルスが生まれているのでしょうか…。
 コロナウィルスのために、学校や会社に人が集まることをさける状態が続いている三月。
こんな時に人生の節目を迎える人たちは、本当に災難ですね。
私が仕事に通う小学校でも、来週、卒業式が最小限に行われる予定です。証書は授与されますが、在校生の送る言葉や歌もなく、来賓も列席しない式だそうです。それすら、この先の感染状況によっては取りやめられてしまうかも知れません。
 けれど、式が最小限でも、送る人が少なくても、命さえあればと思います。ウィルスにおかされて命を落としている人もいるのです。そして、明日で9年が経つ大震災で、卒業式を迎えられずに命を落とした人たちもたくさんいるのですから。
 ウィルスの原因が究明され、予防ワクチンが一日でも早く普及することを祈りつつ、今降りかかっている災難をなんとか無事に過ごしたいなと思います。
 ニャアコちゃんは、私のそんな深刻な空気を読んでくれず、梱包中のダンボール箱にちゃっかり入って遊んでいました。

2020年2月23日日曜日

災害で消えた小さな命展・・・41

 
 昨日、災害で消えた小さな命展の書籍が発売されました。
さまざまなエピソード、代表うささんの思い、そして災害時の備えまで綴られていて、大切なことがあふれている本です。是非、多くの方に読まれることを祈っています!

 命展の第1回に参加した頃の私は、うさぎ以外の動物と暮らしたことがありませんでしたが、第4回の時には、身近に犬も猫もいました。その間、私自身の犬猫観は変わっていったかもしれませんが、自分とその小さな家族にふりかかった悲しみを想像しながら描く気持ちは、第1回から4回まで変わることはありませんでした。

 今現在、新型コロナウィルスという脅威にさらされているこの状況は、災害の一つだと思いました。ウィルスが自分にふりかかってきたら、日常生活を断ち切られ、否応なしに隔離されてしまうのです。そして命も奪われてしまうこともあるのです。自分にしか守れない存在が家に残されてしまったら、どうしたらいいでしょう。
 私自身、今ウィルスに感染したら非常に困ります。路頭に迷ってしまう老人、老犬、猫たち!
災害時の備えと同じように、いざというときの対処法を考える三連休です。

2020年2月4日火曜日

るすばんねこ 52

2ヶ月ぶりのおるすばん。昨日は節分でした。 そういえば、毎年この時期るすばんねこになっていて、ニャアコちゃんは私がスーパーから豆と一緒にもらうお面と写真を撮られているような…。
 小学校一年生の廊下に「自分の中の○○鬼を追い出そう!」という絵がこの時期、掲示されます。
 おこりんぼ鬼、泣き虫鬼が毎年多いのですが、時々面白い鬼が見つかります。支度がおそい鬼、ゲームやめれない鬼、野菜食べない鬼…心配鬼と書いている子もいました!心配する心は追い出すこともないような気もしますが、その子なりに「 過ぎたるは及ばざるが如し」を感じたのでしょうか…一年生なのにすごいです。
 私が追い出したい鬼は、疑り深い鬼。ニャアコちゃんは、何も追い出すものは無いそうです。

 
 
 

2020年1月31日金曜日

苦い思い出

ご近所で花ざかりのキダチアロエの花。
一年で一番寒いこの時期に鮮やかな花をつけるアロエさん。えらいなぁと 感心するのですが、苦手な植物です…。幼い頃、緑のトゲトゲ葉っぱの中にある透明ゼリーを胃腸薬として 食べさせられたことを思い出してしまうのでした。当時は、現在の私から考えられないくらい胃腸が弱かったので 、アロエを 食べさせられる確率もかなり高かったようです。
 ヨーグルトなどで人気のあるアロエベラ と違い、キダチアロエは透明のゼリー部分も苦味があります。大人になってから、母にその恨みを述べてみたら「そんなに苦くなかったでしょ、 緑の部分は苦いけど 。」と言われましたが、 ただでさえ苦いものが苦手な子どもの舌にはかなりつらかったです。隣り合わせにある恐ろしく苦い緑の葉っぱの青臭い汁も侵入してくるのですから、当然です。トラウマとまでは言いませんが、文字通り苦い思い出です…。

2020年1月22日水曜日

ハートマジック

 
キウイフルーツにハート模様を発見!思わぬところに見つけたハート模様です。
 思わぬところと言えば、先日行った神社にもハート模様の装飾を見つけました。古来からある文様で「猪目(いのめ)」という模様だそうです。そういえば、今まで何度か神社仏閣の装飾にハートを見ている気がします。
 ハート型の葉っぱもよく見つけます。一番身近なのは、ハートが3~4枚集合したカタバミの仲間。今年の賀状に描いたしあわせの花もカタバミ型でした。山を歩いていて見かける桂の木の葉もハートです。
 特に普段からハートが好きなわけでもないのですが、見つけると思わず嬉しくなってしまうのは、なぜでしょう。赤い色が使われることが多いハートを見て、あたたかい気持ちになる確率が高いからでしょうか。
 すっぱいキウイフルーツだったのですが、ハートマジックのおかげで少し甘く感じたような…気がしました。

2020年1月3日金曜日

しあわせのはな

                                           おすそわけ/たかぎなまこ

 幸せをおすそわけするねずみさんから、はなびらをわけてもらっているのは、去年からおちかづきになったチェロさんです。長年暮らした飼い主から見捨てられたというチェロさんは、生きる望みをなくしていたのですが、今は生まれ変わったように元気に暮らしています。
今年も、幸せな命が増やせますように!