2019年10月13日日曜日

願うしかない夜

今朝、台風19号で洗われた空に、朝日がまぶしく輝きました。昨夜は深夜まで風雨にたたきつけられ、前回のようにいつ停電になってもあわてないように、と覚悟していましたが、私の住むエリアは幸い何事もありませんでした。古くから住んでいらっしゃるお隣の瓦屋根も、無事に朝日に照らされていました。
 けれど、たくさんの地域で洪水・土砂災害、竜巻までが起きていました。豪雨で動きがとれないときに、突然家に土砂が流れ込んできたら…突然竜巻がきて屋根がはがされたら…考えただけで恐ろしいです。
 私の家のリビングの一部は、出窓で雨戸がありません。窓ガラスが割れた時飛び散らないように養生テープやダンボール、網をはりつけました。
 リビングには、いつもひとりで夜中の時間を楽しんでいる怖がり猫のマーブルがいます。万が一窓が破壊された場合に備え、布団を運んできて寝転んだ私に驚いていましたが、なにか非常事態なのかにゃ?と空気を読んでいました。窓際に近づいちゃだめだよ、あぶないんだよ、と言い聞かせたことを聞いてくれたのか?それとも、はりつけた鉄網が、風の振動で奇妙な音を立てるのが怖かったのかもしれませんが、マーブルは結果的に危ない窓際にちかづかないでいてくれてよかったです。竜巻がきたらどうしたらいいものか…逃げるにも、小さな俊敏な生き物をどうやって捕まえようか、途方にくれる一夜でした。本当に、ただ幸運を願うしかない夜でした。不運にも、命を落とされた方たちがいたこと、とてもいたましく、残念です。