2022年4月30日土曜日

悲しい海

 
          荒波の九十九里·一宮海岸
やりきれない、許せない気持ちが渦巻く『知床半島観光船
事故』から明日で一週間です。
 冷たい海に投げ出された人がどれだけつらかったか、沈みゆく船室 に閉じ込められた人がどれだけ苦しく恐ろしかったか、想像する度、 新たな怒りがこみ上げます。
  原因は人間の強欲につきます。お金儲けを第一にした会社の犠牲になってしまった 方たちの命、本当に残念でなりません。
 けれど、船に乗る私たちは、その船がどんな人物によって運営されてるのかなど、知る由もありません。遊覧船·観光船というのどかなイメージの船は全国あちこちにあり、私も今までの人生で数多く楽しみました。遭難するなど考えた事もありません。 誰もがそうじゃないでしょうか。 数年前に起きた高速バスの事故にしてもそうでしたが、 犠牲者が出て初めて法の取り締まりが強化され、改善が始まるなんて本当に悲しすぎます。
 このような事故がこの先本当に起きないように、 事故が起きる前に、改善を思い付く運営者が増えることを祈るしかありません。

2022年4月10日日曜日

初心忘るべからず

  


 南房総市千倉町の堤防沿い「ちくらアートな海の散歩道」に描かれている9匹の猫たち。一番右にいるのは、うさ家のお嬢様ニャアコちゃん!!うささんとお知り合いの猫絵師・目羅健嗣さんが描いてくださったのでした! 

 先日、ニャアコちゃんの壁画を観たくて片道約2時間半の距離を、車を走らせてきました!堤防を彩る素敵な絵画を楽しく観覧させていただきました。   

 帰り道は、途中の岬に立ち寄り、ハイキングと温泉を楽しむ計画でした。 展望の良い遊歩道を歩いて駐車場へ戻ると、神妙な面持ちの青年たちが私の車の前に…。バックする時にぶつけてしまいました、すみません…と…。オオ!確かに左フェンダーがしっかり凹んでいます!助手席ドアは開きません…。

 防犯カメラなどあるはずない山の麓の駐車場、逃げてしまうこともできたでしょうけど、彼等はちゃんと警察へ連絡し、持ち主の私を待っていました。当たり前の事なのですが、エライなと感心してしまいました。免許を取って初めての遠出だったそうです。思い起こせば、私も初心者の頃、初めての遠出で渋滞中に前の車に追突しています。あの時の、ああ…やってしまった!という絶望感を思い出しました。

  車という恐ろしい道具は、ほんのひとときの気の緩みや操作ミスであっという間に硬い鉄を凹ませ、または命を奪ってしまいます。私は初心者の頃に事故を起こしてからは、もう長い間事故と縁が無く過ごせましたが、改めて初心を忘れないようにしなくては!と思いました。

 今回加害者になってしまったあの青年も、この先、車は怖いものだという初心を忘れず、安全運転できますように。