2020年11月23日月曜日

命の泡


 先週、風の強い日に一時間半ほど離れた銚子市の海岸線に行きました。何度か行ったことのある犬岩へ、買い替えたばかりの新車に慣れるためのドライブ。その時、冬の日本海の映像のような「波の花 」が空中を浮遊しているのを目撃しました。

 暖かい外房の海岸で、その日の気温は 20°近くあったのに、厳冬の日本海で起きる現象をみるのは不思議な気がしました。でも、調べてみたら、暖かい日や温暖な土地でも波の花は発生するようですね。

 濃厚なカプチーノホイップのような泡の正体は、海水中のプランクトン、海藻などの有機物質が撹拌されたもの。たくさんの、海の命の泡です。

 強風に乗ってぶわーっと吹き上がる泡たちが、岩に貼り付き、雪景色のようでした。陸で土に還った彼らは、雨水で再び海へ戻って行くのでしょうか。またいつか、生まれ変われますように。

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