2012年4月29日日曜日

震災で消えた小さな命展⑦



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(一口坂ギャラリー)


被災地での巡回を終えた絵たちが、東京に戻ってきました。
26日の初日から、たくさんの人が訪れてくださっているそうです。
様々なメディアに取材されたことと、作家の皆さんがたくさん広めてくれたおかげです!

私も、昨日母を連れて会場に行きました。ギャラリーの方、ボランティアで会場係をしていただいているたくさんの方、そして毎日会場係をしてくださっている作家のまつやまさん、うささん、本当に有難うございます。
お手伝いも出来ず、申し訳ありません。

亡くなった命たちの絵が展示されている場所に、こんな表現はそぐわないのかもしれませんが、ギャラリーはとても幸せな気持ちがあふれた空間でした。
 突然の災害で命を終えてしまった動物たちが、今も涙を流して彼らを思い出す飼い主さんたちに対して、
「心配しないでね、今は素敵な場所にいるからね。」
と伝えているように思え、こうして文章にしていても涙があふれてきます。


 私が描いたRちゃんも、私の手から離れてから久しぶりに再会したら、強く自己主張しているように感じました。目の前にやってきた私に、まるで、こんなふうに言っているように思いました。
「ああ、久しぶりだね。盛岡で大好きなパパやママたちに会えたよ!
おうちに帰るの楽しみだよ。」

2次元の世界に描かれた絵が、3次元・4次元を超え、心と心を行き来しているのを実感させられた日でした。




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