2015年3月6日金曜日

震災で消えた小さな命展・・・28


今日から震災で消えた小さな命展・3が始まりました。
第1回からお世話になっている宮城県石巻市のナリサワギャラリーさんが
スタート会場です。
絵になった子たちが、申し込まれた方たちと会いながら全国を巡回する旅が始まりました。
 私が今回描かせていただいた子は、ミドリフグさんでした。東南アジアなどの熱帯汽水域に暮らすそうです。自然界では会えないので、水族館で泳いでる姿を見せていただきました。
  ミドリフグさんに会ったことはありませんが、熱帯の海でシュノーケリング中、フグ仲間と出会いました。サンゴが途切れた白い砂地の浅瀬で、さまざまな種類のフグさんたち(ミゾレフグ・コクテンフグ・ハコフグなど)がひれを小刻みにふるって泳いでいました。勝手に「フグ広場」と名づけ、そのかわいい姿をみせてもらっていました。

 ミドリフグさんについて調べていたら、ショッキングな出来事につきあたりました。
彼らは小さなガラス瓶につめられ、ゲームセンターでクレーンゲームの景品になっていることもあるようです。当然衰弱し、命を脅かされた状態で店頭に置かれます。
運よくキャッチされ、さらに運よく、それがちゃんと飼おうという方であれば、奇跡的に助かるかもしれません。けれどほとんどが店頭で命を落とし、何の準備も飼い方も知らない人の手に渡る可能性があるでしょう。
 
人間は、日々さまざまな命をいただいて生きているのですから、このような無駄な犠牲を増やさないでほしいです。

 命を命と思えないような人にこそ「小さな命展」を見に来てもらいたい、と思いました。小さな命がどれだけご家族に大切にされていたのか、愛情に包まれていたのかを感じたら、きっとあんな扱いはできないはずです。

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