2016年4月15日金曜日

星のひとみ

  新年度をバタバタと過ごしているうちに、4月は半月も経ち、庭は草花で大きくふくらんでいました。
写真のイヌノフグリは少し前に撮ったものですが、今はカラスノエンドウたちにうもれて姿が見えません。
 このイヌノフグリ、和名の由来があまりおおっぴらに言えないのはよく知られています。
何しろ犬の金○○ですから…。果実の形が似ているらしいのですが、植物博士の牧野富太郎氏はどうしてそんな名前しか思いつかなかったのか不思議です。
こんなきれいな色で、春一番に咲いてくれる花なのに、もっと候補はなかったのでしょうか。
 イヌノフグリに限らず、植物の和名の中には、趣味悪いんじゃないの?と首をかしげるものが多い気がします。
 すぐれた観察力をもって命名しているのでしょうけど、英名では詩的な名前だったりするのを知ると、和名にがっかりしてしまいます。
 
 何年か前、イヌノフグリを「星の瞳」という素敵な名前で呼ぶ地域があるのを知りました。 
千葉県の北西部で伝わる呼び名だそうです。
 つけられた名前は変えられませんが、別名や方言にはいろいろと素敵な名前があることを知りました。
 青い星の花の中心にある、白いはっきりした瞳。小さくて美しい星の子たちです。






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