2016年7月27日水曜日

るすばんねこ 14


昨日から留守番スタートのニャアコちゃん。手をそろえて何かお願いしているような表情に見えますが、空中に浮いた自分の毛が気になっているのです。抜け毛の時期はのりこえましたが、結局、猫草は一口も食べませんでした…。

「うさぎも好きならニガキをかじる」ということわざがあると聞きました。
「蓼食う虫も好き好き」と同じで、苦木を好んで食べるうさぎがいるように、人の好みは様々なので一様には説明できないという意味でした。
ニガキ(苦木)という樹木を調べたら、名前の通り木の皮は苦いそうで、しかも胃薬に使われる薬効があるそうです。そして、ノウサギの中には実際にニガキをかじる例があるらしいのでした。
 ずいぶん昔に、何の書物で読んだか忘れてしまったのですが、
『野生に暮らすノウサギたちは天敵に襲われる率が高いため平均寿命が短い。そして常に追われるストレスにさらされるため、亡骸を解剖すると胃潰瘍になっていることが多い』と書いてありました。
 ニガキをかじるノウサギは、物好きを例えるただのことわざではなくて、本当に胃が弱って胃に効くものを取り込んでいるのかもしれません。
 野生動物たちは、草木の薬効を自然に教えてもらって生きています。ですから、山の恵みを人間が独り占めしないようにしてほしいなあと、つくづく思います。
 猫たちが草を食べて毛を排泄するのも、天然解毒剤みたいなもので自然界から教わったのでしょうね。しかし、ニャアコちゃんは草ではなく、毛玉対策のキャットフードに頼る道を選びました!

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