2017年3月7日火曜日

るすばんねこ 21

 
お気に入りの丸いクッションに、負けずに丸顔のニャアコちゃん。今週は一週間のおるすばん。
ニャアコちゃん、実は便秘気味です。お医者さんからもらった便を少しだけゆるくするための油をなめてほしいのですが、なかなかなめてくれません。大好きなチュールでもダメでした。
「怪しいニャ…」と疑わしい顔です。
今までいろいろ薬を飲ませてきた動物の中で、かなり上位な手ごわさのニャアコちゃんです。
 
 薬と言えば、私は幼い頃体が弱く、よく胃腸をこわしたり風邪で寝込んでいました。(今とは正反対…)
 なので、体に良いとされるあらゆるものを食べさせられました。アロエや乾燥した薬草など、いろいろとニガイ思い出があります…。
 最近、ドライフルーツを食べていて、ふと思い出す味がありました。昔、母が作っていた黒くてすっぱい、コールタールのようにドロッとした物体!わずか耳かき一杯ほどの量をなめるだけで、胃腸の不振や風邪などに効果があるので、酸味に口をすぼめながらなめさせられたあの薬!子どもの私には、魔女が作るあやしげな液体に見えました…。
 あれは一体どんな材料だったの?と老母に確認したら、ずばり、梅肉100パーセントでした。青梅をすりおろし、その汁を、ひたすら時間をかけ、煮詰めたエキスだったそうです。万能薬として昔から家庭で作られていたようですね。現代でも、レシピや効能がネット検索でずらっと出てきました。梅肉エキス、文字通りの万能薬のようで、販売もされていました。
 子ども時代の素直な私には、確かに効いていたかもしれません。でも、大人になって疑い深くなった今の私にも効くかな…確かめるべく、今年の青梅の時期に作ってみようかな~と思っています。

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