2018年6月16日土曜日

目覚めたお客さん

 
梅雨らしい日のある朝。ベランダのプランターに、出現したキノコたち。バジルが成長しつつある中で、大きく笠を広げていました。庭で見かけたことはありましたが、プランターでは初めてでしたのでびっくりです。でも、よくあることのようです。 検索すると、たくさんのかたが写真を上げていました。
 
 多くの方が、気味が悪いのですばやく 除去しているようでした。確かにキノコはカビ仲間ですし、胞子を飛ばすので、周囲の植物についたら困るという気持ちもわかります。そう簡単に周囲を毒することはないようですが…。
  私はキノコさん歓迎!単純にみていて面白いし、ドキドキするからです。珍しいお客さんには、好きなだけ居てもらうことにしています。それに、除去しようが、もてなそうが、キノコのお客たちは、本当にはかなく消えてしまいます。次の朝にはもう土と同じ色になっていました。
 キノコの素は、外部から飛んで来たか、元々土の中に潜んでいたのかどちらかわかりませんが、とにかくここで目覚めたのは偶然の出会いです。消えてしまうのは残念ですが、彼らの場合すぐに朽ちる体は重要でなく、胞子という名の魂が、あちこちを生き生きと旅しているような気がします。

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