2021年9月4日土曜日

家族のお話

  


 庭の山椒の木でナミアゲハの幼虫を見つけた数日後、すぐ隣の青シソの茂みで、無事羽化した成虫を見つけました。幼い頃、キアゲハの幼虫(今の私には、ちょっとゾワっと怖い容姿ですが…。)を育て、旅立ちまで見届けたのを思い出します。短いお付き合いながら、家で一緒に過ごしたあの命。空へ見送るのがさみしかった記憶があります。

 今日、ギタリスト桑田守喜さんのオンラインライブ内で、私の短編『11人目の家族』が朗読されました。朗読はいつも読んでくださる齊藤正樹さん。(LIVE ACROSS GENERATION9/4)

 このお話の中には、魚や鳥というペットを当たり前に家族だと話す少年が出てきます。犬や猫、ウサギ、ハムスター、鳥…ここまでは家族と思える人は多いかも知れません。けれど、亀、魚、そして虫となると少ないのかも…と思います。けれど、家族に種の線引きをするのはおかしな事。そのひとが家族と思うなら、犬でも、アゲハチョウでも、間違いなく家族だと思うのです。お話、こちらにアップしていますのでお時間あるかたはどうぞお読みください。

https://novel.daysneo.com/sp/works/60f1fb56bece69ace6fc2ec0bf93fdea.html

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