2022年9月19日月曜日

るすばんねこ 76

 


 一週間のお留守番中のニャアコちゃん。珊瑚礁の海底に横たわる白黒の大きなナマコに見えます…。 

 お留守にしているこの家の主・うささんは、四国香川県のある学校へ、朗読劇の公演をしに出かけたのでした。私のお話も演じて下さるとのことで、劇団の皆様、ありがとうございます。

 演目の一つに「オオナマコさん、驚いた」https://novel.daysneo.com/sp/works/c0c77f82ff8ade075d8d7eb8329dc75f.html

があります。ずいぶん昔、沖縄・慶良間の島でシュノーケリング中に遭遇した、ナマコを投げて遊ぶ若者達。彼らに言葉を選びながら注意したことがありました。強く言っても反発されて余計にエスカレートするかもしれませんし、柔らかすぎても心に響いてくれないかな…と。幸い彼らは私の願いを聞いてくれて、止めてくれました。

 人は、大きさに関係無くリアクションに乏しい生き物なら感覚も鈍いと思うのでしょうか。だから、ボールのように投げたくなるのでしょうか。例えばオオナマコと同じ大きさの生き物でも、犬や猫だったら投げて遊びません。(異常な人はやるかもしれませんが。)

 海をキレイにしてくれるのに、彼らの姿は確かに不気味で、イモムシが苦手な私もゾワゾワ鳥肌が立ちます。

 けれど、どんなに自分とソリが合わない生物でも、大切な命が宿っていることを忘れないで欲しいなと思うのです。

 ナマコもどきのニャアコちゃん、最近食欲も増したようで、オオナマコさんに近づきつつあるようです。

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