那須・流石山から大倉山へ
今月初め、福島と栃木の県境に連なる那須連山の片隅を歩きました。ちょうどその旅に出発する時とても悲しい報せを聞いたので、行く途中も山上でもそのことばかり考えて歩き、山の写真もここに載せていませんでした。フジコ・ヘミングさんが空に旅立たれたという報せ。心の一角がガランとなりました。
フジコさんの奏でるピアノは、ずいぶん昔から好んで聴いていましたが、大ファンになったのは十数年前からです。動物に対する思い、人生への想い、人間たちへの辛口な警鐘。そしてピアノの奏で方が本当に大好きでした。過去に何度か聴いていた時心を素通りしていたのに、フジコさんのコンサートやCDで聴いて初めて好きになった、という曲がたくさんあります。
休憩中、スマートフォンからフジコさんのピアノを流して聴いていました。休日なのにほとんど登山者に会わなかった静かなこの山域は、熊が多く出るそうです。ピアノ曲に護っていただきながら、雲が様々な形に変化して流れていくのを見送りました。その日、一つ物語が浮かびましたが、大切な存在を見送った大きな穴に入っていてまだ形になってくれません。いつか出来上がったら、ここに追記させていただきたいです。
5月は私が好きな月で、野山へ向かう気持ちが浮き立つ月なのですが、今年は静かに見送る月となりました。 どうか、見送った魂が、素敵な場所に落ち着いていらっしゃいますように。
5月は私が好きな月で、野山へ向かう気持ちが浮き立つ月なのですが、今年は静かに見送る月となりました。 どうか、見送った魂が、素敵な場所に落ち着いていらっしゃいますように。
追記7/7 随分時間をかけてしまいましたが、
1つお話をまとめました。お時間がありましたら どうぞ お読みください。
https://novel.daysneo.com/sp/works/d80308cad3e723c39450a2f26a8ec3bc.html
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