2025年2月28日金曜日

お花のまんじゅう

  

 庭の片隅に、老母が育てているふきのとうが顔を出しています。北側の日陰で、まだまだ小さく硬いつぼみばかりです。
 田島征三氏の絵本『ふきまんぶく』を思い出しました。夏の夜、ふきの葉のそばで眠った女の子がふきたちと楽しく遊び、春に芽吹いたたくさんのふきのとうと再会する、そんなお話でした。絵のインパクトもすごかったのですが、まんぶく(西多摩日の出村の方言)という言葉が饅頭という意味と聞いたことが強く心に残っています。
 ふきのとうとお饅頭?…二つが結びつかなかった子ども時代の私が『おしくらまんじゅう』というおなじみの遊びでピーン!と一致したのでした。
 寒空の下、小さな花たちがキュッとおしくらまんじゅうのように身を寄せ合っていたふきのとう。今週の春めいた陽気で少しふくらんでくれましたが、週明けはまた寒さが戻るらしいので油断できません。

2025年2月16日日曜日

灯りの下

 


 諸事情で遠出できない状況の最近。私はご近所探索を楽しんでいます。

写真はよく海を眺めに行く本須賀海水浴場のヤシの木。(フェニックスという種類でしょうか?)

 昨日は素敵なカフェ『nam cafe and camp』を見つけました。手作りのデザートや飲み物がとても美味しく、室内には不思議なナニカが潜んでいそうな空間でした。その店は、数えきれないほど通過している道路沿いにあるのに、一度も目に止めたことがなかったので驚きです。前回の記事に引き続き、Googlemapでの発見でした。

 旅行先では、地元の方も知らないような穴場を発見することもある私なのに、自分の住み家近くではアンテナが鈍いようです。

 灯台元暗し…にプラスして、灯りのすぐ下の暗がりも照らして見よう!と思う近頃です。