たかぎ なまこ の たねまき
2025年4月30日水曜日
つづく命
牡丹という花。昔、どこかの牡丹庭園で眺めて以来、実はあまり好きではありませんでした。派手で、奇妙に頭でっかちみたいで、花びらもゴテゴテと重そうで…。そんな印象を持ち続けていた花ですが、庭に咲くこの白牡丹と出会い、好きになりました。
今は亡き祖父母宅の庭から分けていただいて根付いたもので、祖母も咲くのを楽しみにしていたと聞いています。雪国の福島県奥会津地方から遠く離れた暖地の庭で、毎年ではありませんがこうして花を開いてくれます。
25年も前に旅立った祖母が見ていた、牡丹の花の子孫。形あるものは滅び去りますが、こんなふうに継いでいってくれる命もありました。にぎやかに春の色があふれる庭の一角、一輪だけ大きく開く白い花を観ていると、そこだけ静かな空気に感じます。
2025年4月15日火曜日
見えない山と谷
庭に芝桜や小さな水仙が咲きました。20度を超える日中の陽気に、眩しい陽を浴びています。しかし、早朝の気温は7度!大変な温度変化です。
気温が激しく変化するということは、気圧も同様。私は鈍感が幸いして全く平気なのですが、気圧変化に敏感な方は、呼吸器系の疾患や頭痛などいろいろ苦労されていると聞きました。
天気図の等圧線は山の等高線そっくりですから、標高差が厳しい山岳地帯を短時間で移動していくようなものだとしたら、まさに過酷です。
人間だけでなく、動物も。そして植物も。
現在、私の周囲には持病と必死に闘っている命が複数います。
どうか、早くおだやかな気温と気圧に落ち着いて、彼らの命が脅かされませんように。
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