2025年11月30日日曜日

秋を見送る

  
(千葉県大網白里市 十枝の森公園)
 以前、「紅葉は、葉が糖尿病になったようなもの」と聞いたことがありました。 夏の間せっせと 葉から木の幹 へ運ばれていた糖分等の栄養が葉に過剰に蓄積され、赤く変化していくとのこと…気温低下を合図に、枝と葉の間が通行止めになり、 水分も糖分も行き来できなくなるからだとか! そんな仕組みを知って以降、紅葉を観てのんきにキレイ~と思えなくなっていました。
 けれど、最近思い直しました。葉達は、幹や枝が次の春に向けて万全な冬越しを出きるよう、紅葉して落葉してくれるのだ、と感じました。シャットアウトされ苦しく散っていくのではなく、木の足元で地を覆いながら、違う栄養となっていくのですね。小さな生き物達の為にも。
 近隣で紅葉が美しい小さな森を散策してきました。 ブロッコリーのような常緑樹の森が多い千葉県では、貴重な紅葉です。

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