2017年11月23日木曜日

水の力

千葉県大多喜町の養老渓谷で出会った『金神(こんじん)の滝』です。
先週、まだ紅葉に早い渓谷を訪れました。
いくつかの滝がある養老渓谷。一番人気がある『粟又の滝』あたりは賑っていましたが、金神の滝周辺は比較的人も少なく、静かだったのでよかったです。
山の少ない千葉県では貴重な、山風情を味わえる場所なのでした。

 滝つぼ近くの、きれいに刻まれた岩は何岩なのかな、と渓谷の地質を調べてみたら、面白い記事を見つけました。養老渓谷から流れ出る養老川沿いに『77万年前の地球磁場逆転の地層』がみられるというのです。
 その地層は、千葉時代(ラテン名ーチバニアン)として正式に国際地質科学連合が選定したということでした。(ちょっと呼び名がかわいい…。)
このことは私が知らないだけで、近年話題になっていたようです。NとSの磁場が逆転したら、いったいどうなるのでしょう。逆転する時代にまたがって生きていることは不可能でしょうけど…。
 磁場逆転も、77万年前も、想像がつかないことですが、水の力であらわになった岩たちは、おどろくべき歴史を知らせてくれるのだな~とあらためて感動でした。



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