2018年10月7日日曜日

マイコ・フィリア

ハート型キノコ発見!(スウェーデン・アビスコヤウレ付近)
マイコフィリア(きのこ愛好症)という言葉を、最近知りました。
現在、キノコについていろいろ調べている最中でして、読んでいる本の名前がまさにマイコフィリアというものだったからです。
 8月にスウェーデンの山を歩いている時、今まで見たことないほどたくさんのキノコをみつけました。
 キノコについて、私はほとんど無知ですから、なんと言う名のどのような性質のキノコなのか、全くわかりません。
 ただ、形状や色を見てひかれるものを、たくさん写真に収めました。
 上の写真は単純にハート型!と思って撮りましたし、他のものも、鮮やかな赤色やレモン色、そして紫など美しいと思うままに撮りました。中には、私の頭よりはるかに大きな、フライパンのようなキノコもあり、比較のために帽子を横に並べて撮ったりもしました。
 以前からキノコという物体に魅力を感じていましたが、スウェーデンの山歩きで更に倍増しました。(採集して食べる対象としてでなく、観賞する興味なのですが。)
 スウェーデン北部のラップランド地方から、ストックホルムへ南下する寝台列車で、お隣のベッドにいらした年配の女性と会話し、山で撮った写真を見せていたら、突然、恐ろしそうに顔をしかめられました。私が美しいと思って撮ったきのこたちでした。
「イッツ ストロング ポイズン!!」
まさか、あなた食べていないわよね?と心配されました。かなり、深刻な表情だったので、そんなに猛毒なキノコだらけだったのか!と改めて驚きました。
 それにしても、どうしてキノコはそのような毒をもつように進化したのだろう?と不思議です。
天敵に狙われるにしても、自由自在に胞子は旅できそうなのに、猛毒を持つ必要があったのでしょうか…。そこからまた、私の中で物語が生まれそうな気がしました。
 今読んでいる、マイコフィリア・きのこ愛好症という本、アメリカ人女性の著書なのですが、いろいろ驚くことが書いてあり、キノコの謎と魅力は、ますます深まるばかりです。

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