2025年10月31日金曜日

ガイジン

  

 今日まで銀座·創英ギャラリー『うさ個展』に展示されていた『命』という絵。
 生きて、食べているだけで排除される運命を背負う命たち。この季節、メディアで多く取り上げられるツキノワグマも、親子で歩いていました。
 熊が、なぜ住宅地や商業施設まで現れるようになったのか、どうしてヒトを襲うのが増えたのか、いろいろ論じられています。自然環境だけでなく、熊自身の人間環境への対応変化が大きいかもしれません。銃を所持していない人間は弱い、食物を奪っても大丈夫だ、と思い始めた熊がいてもおかしくないかもしれません。
 私自身もそうですが、趣味で登山する人も増えました。そして、熊にとっては命の元になる山の幸を採りにやってくる人も多い秋。新天地で、てっとり早く食糧を手に入れたくなる熊が増えるのは、仕方ないのでしょうか…。
 何が最良な手段なのか私にもわかりません。自分が自然環境を脅かす、害獣ならぬ『害人』にならないよう、小さな努力を続けていきたいです。

以前もこのブログ内で紹介したのですが、くまの小さなお話。再び紹介しておきます。
https://novel.daysneo.com/works/749f5bff387f6830f7822fd1ab179f41.html

2025年10月16日木曜日

北上中

  
 少し前でしたが、雨が続いた後に近所の畑地で見つけたキノコ。名前を調べていたら、「オオシロカラカサタケ」だそうです。元は熱帯から亜熱帯にかけて生えていたのですが、近年の温暖化で北上しているのだとか!そして猛毒キノコだということです。こんなのどかに人里で大発生しているというのに、恐るべしでした…。
 以前から何度かキノコを話題にこのブログも書いているのですが、私はキノコが大好きです。(採取ではなく鑑賞だけ。)海外の山でもよく奇抜で魅力的なキノコを見つけては撮影し、名前を調べたりしていますが、ほぼ毒キノコ!要注意!なのでした。
 ぼんやり山道を歩いている私が見つけやすいのが毒キノコ…つまり毒なしキノコはとっくに他の生物(ヒトも含め)が採取しているのでした。取り尽くされて絶滅しないよう、キノコたちは毒を持つよう進化したのですね!似ているけど、やめておこう…と手を止めてもらうように。
 野生動物は、自分が摂取してはならない毒を知っているので手を出さないでしょうけど、お散歩ワンコや脱走ペットなどがうっかり食べたら心配な毒キノコ。   しかも、このオオシロカラカサタケのように、本来この地域になかったキノコには警戒心が薄い生物もいるかもしれません。みなさん気をつけてほしいです! 観るだけ、描くだけなら、とてもかわいいキノコさんたち…スリリングですが魅力があります。