「どうしてなまこなんて奇妙な名前にしたの?」よく聞かれます。
「なまこって美味しいのかな、見た目気持ち悪いけど。」そう言われることも多いです。
わざと奇妙な名前にしたわけではありません。
ナマコを食べたこともありません。
どう説明したらいいのか、難しいので、ずいぶん前に書いた詩の様なものを
こちらへ載せさせていただきます。
*なまこを讃えるうた
ヒトという生物と正に対峙する生きもの
エネルギーはほんのひっそりとした量のみ
せかせかと動かず
自らが生きていく為に加害をしない
被害を受けたなら その部分は思い切ってあきらめ 争わない
思考能力も感情も全身にくまなく散りばめられている
だから一部を奪われてもダメージは少ない
脳も心臓も骨格も全身に散りばめられている
だから脳死も心肺停止も骨折も無い
長けたものにまかれず 他をまきこまず
体を半分奪われても
怒らず ゆるりと再生
内臓をすべて差し出しても
辛抱強く復活
体は無駄に肥らず 細らず
存在自体が
食して排する行為自体が
その周囲を美しく保つことにつながる
これほどまでに ヒトという生物と相反する生きものを知らない
日々海を護ってくれているナマコさんたちに尊敬する思いをこめて、
図々しくも名前にお借りしました。
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