(九十九里沿岸防砂林・蓮沼海岸)
先日、海岸を散歩してきました。自宅から車で20分ほどのこの海岸、東日本大震災の津波で防砂林が荒れ果ててしまって以来、訪れるのは久しぶりです。
行政だけでなく、企業、ボランティアの方たちが、九十九里沿岸の植林作業をしてくださっているそうです。若松が、すくすく枝を広げサボテンのように立っているのを見ると、少しほっとします。
今月末30日から、命展パート4が岩手県盛岡市で始まります。http://www.chiisanainochi.com/pub025/schedule.html
今回は「震災で消えた」から「災害で消えた」に名前が変わりました。命をおびやかす災害を幅広く含めているのはパート3と変わりませんが、今回は、去年の4月発生した熊本地震で犠牲になった命たちも、描かれています。
引き続き参加させていただいた私が描いたのは、熊本地震がきっかけで亡くなってしまった小さなワンちゃんでした。
申し込まれた方のお手紙には、たくさん添付されたお写真とともに、失った悲しみと在りし日々の愛情があふれています。
私には、災害で失った家族がいないので、その途方もない悲しみをすべてわかろうとするのは、無理かもしれません。
でも、たくさん食べて元気に走り回っていた家族が、急に食べられなくなり、立ちあがれなくなってしまった悲しみはよくわかります。胸にせまる悲しみを思い起こしながら、絵を描きました。
救えたはずなのに救われなかった命たち、最低限保障されるはずの囲いからはみだしてしまう動物連れの被災者。そんな悲しいことが一つでも減ることを願い、今回の命展も、せいいっぱい力になりたいです。
2017年6月25日日曜日
2017年6月9日金曜日
るすばんねこ 26
ぐっすり、お眠り中のニャアコちゃん。こんなに寝てても爪を切ろうとすると飛び起きてしまいます。るすばんねこ、今日で1ヶ月です。
先週末、うささん率いる劇団『sol.星の花』の公演がありました。私も非力ながら大道具などでお手伝いしました。
舞台は、さまざまな、みすごされてしまう命たちの話。きっと観に来られた方たちのだれもが、どこかしら思い当たる経験があると思います。
過去に出会った小さな命や思い出の品々、それらとの別れ方は様々でしょうけど、思い出すことも出来ないものも多いはずです。思い出すだけで後悔にさいなまれる、そんな別れもあるはずです。
私自身、忘れていた出逢いと別れを思い出しました。記憶の奥に閉じ込めていたものでした。伝えたい心がぎっしりつまったこのお芝居、是非またどこかの劇場で再演してほしいです。
しかしながら、皆さんハードなお稽古をしていると聞いています。体力も精神力も、ぎりぎりまですりへらしてあそこまで創りあげたのでしょう!大体、人前であれだけ大きな声を発したり、感情を表現できるようになるには、相当な勇気がいるのでしょうね。引っ込み思案の固まりである私には、一生縁のなさそうな世界です。
ニャアコちゃんも、猫・演劇部があってもついていけないタイプかな…声がか細いですし、なにより、稽古にたえる根性はおそらくなさそうです…。
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