お星さまもらった/たかぎなまこ
今年はたくさんの命を見送ってしまい、悲しい年でもありました。
でも、彼らのタマシイはいつもそばにいてくれると思うので、来年も一緒に頑張りたいと思います!
幸せな命が、一つでも増えますように。
来年もよろしくお願いいたします。
お星さまもらった/たかぎなまこ
今年はたくさんの命を見送ってしまい、悲しい年でもありました。
でも、彼らのタマシイはいつもそばにいてくれると思うので、来年も一緒に頑張りたいと思います!
幸せな命が、一つでも増えますように。
来年もよろしくお願いいたします。
ニャアコちゃん、 三段ゲージのてっぺんにくつろぐことが多くなりました。 エアコンやストーブの暖気が天井近くに たまって暖かいのでしょうね。
窓の外には、未だ細々と実をつけるトマトの枝が見えます。寒くなっても、よろよろと移動するカマキリがいましたが、さすがに12月に入ってからは、虫の姿も見られません。
カマキリが積雪を予想して産卵場所を決めているという昔からの定説が、科学的に根拠がなく否定されていたことを最近になって知りました。ずっと信じていたのでショック!我が家の山椒の木にも、毎年どこかしらに卵のかたまりを見つけるのですが、年によって位置が違う気がしていました。積雪予想をしていなくても、産み付ける枝がこの冬折れたりせず、しっかり春を迎えてくれる!という予想はしているのかもしれません。
あの、地球外生物っぽい三角顔は、何も考えず産んでいるとは思えないニャ…とニャアコちゃんも思っているような気がします…。
柿をすべて収穫せず、木のてっぺんと一番下の枝に残しておく『布施柿』(ふせがき)という習慣があるのをずいぶん前に知りました。会津地方だけでなく東北のあちこちに伝わるそうです。
てっぺんは鳥のため。下は旅人のため。召し上がれ、という意味をこめて残す、やさしい慣わしです。いつまでも残ったらいいな~と思う慣わしです。
その話を聞いて思いついたのが、『秋の日の贈り物』という物語でした。
https://novel.daysneo.com/sp/works/749f5bff387f6830f7822fd1ab179f41.html
ニャアコちゃんは、当然柿を食べませんが、ツルツルの感触はお気にめしたようです。実に傷が付かないうちに、取り上げさせてもらいました…。
最近、ある創作のために「まんが日本昔話」のデータベースとYouTubeを検索していました。するとこんな素敵な昔話を見つけました。
『猫とネズミ』岩手県のお話です。https://m.youtube.com/watch?v=hzIWGFWBwf8
いもとようこさんの、かわいい昔話絵本シリーズに入っていたのも知りました!
絵の雰囲気も、ストーリーも最初から最後まで心が暖かくなるお話…。何度も繰り返し見ていたはずのこの番組なのに、幼い私の記憶になかったことも衝撃です。
昔話探索をしていると、ああ、これおぼえてる!と記憶に鮮やかに浮かぶ昔話は、怖い話や奇妙な話、そして理不尽でやりきれない話がほとんどなのでした。私が特にネガティブというわけでもなく、ヒトという生き物の特徴なのかもしれませんが…。
引き続き、ほっとする話を見つけたいな~と思います。
お留守番一週間経過のニャアコちゃん。一昨日は、台風16号接近で終日雨戸を閉められていましたから、不満気に低くないていました…。 よく考えてみれば、ニャアコちゃんのいる部屋は、台風直撃にならない限り雨戸を閉めないので、窓の外が見えないのはおよそ 一年ぶり ということになります 。また、この季節かニャ?と納得してくれればいいのですが、 かなり諦めずにないていました…。
大きな虹を見たのはずいぶん久しぶりでした。スマートフォンでパノラマ写真が撮れて感動です!(ちょっとがたついたラインですが…)
そういえば昔、インスタントカメラにもパノラマタイプがありました。虹を撮った細長いプリント写真、押し入れのどこかで色褪せて眠っているはずです。
その頃は、写真を撮る事が今のように気軽でなく、いろいろ吟味してから、よし!とシャッターを押していました。重たい一眼レフのカメラに、持って歩くフィルムの数も限られていますし、フィルム代・現像代もかかりますしね…。
デジタルカメラになってからは、枚数をたくさん撮って選べるので革新的に便利です!でも、カメラ本体ともに、写真撮影からそれを見るまでの「期待」もコンパクトになりました。
広角レンズに虹はきれいに収まっているかな、水中インスタントカメラで撮った海亀は上手く写っているかな、少ない光と遅いシャッタースピードで撮った夕焼けの雲、しっかりとらえられたかな…そんなドキドキが少なくとも一晩!フィルム現像をお願いしてから受け取りまで続くのです。懐かしいなーと思いますが、早く見たくてせっかちな私としては、現在の便利は有難いです。
空の虹が消えぬうちに、上手く撮れたかたかどうかを確認できるのですから!
今日、ギタリスト桑田守喜さんのオンラインライブ内で、私の短編『11人目の家族』が朗読されました。朗読はいつも読んでくださる齊藤正樹さん。(LIVE ACROSS GENERATION9/4)
このお話の中には、魚や鳥というペットを当たり前に家族だと話す少年が出てきます。犬や猫、ウサギ、ハムスター、鳥…ここまでは家族と思える人は多いかも知れません。けれど、亀、魚、そして虫となると少ないのかも…と思います。けれど、家族に種の線引きをするのはおかしな事。そのひとが家族と思うなら、犬でも、アゲハチョウでも、間違いなく家族だと思うのです。お話、こちらにアップしていますのでお時間あるかたはどうぞお読みください。
https://novel.daysneo.com/sp/works/60f1fb56bece69ace6fc2ec0bf93fdea.html
今年の夏も、ものものしい緊急事態宣言が出されてしまいました。
海水浴場が開設されないご近所の浜は、地元の人、またはサーファーがちらほらと波に浮いていました。私も地元の人なのよ、と水遊び。防水カメラで写真を撮りながら、ボディボードを楽しみました。
上の写真は、泡立ちながらこちらへ来る波を撮ったのですが、右側に白い半月型のなにかが見えます。何だろうと思って拡大したら、反射している光がたまたま半月型に見えているようでした。
写真には、いろいろと不思議なものが写ります。何だろうこれ?と思うものが結構写ります。真実を写すという意味の写真。きっと、私たち人間の視力には見えにくいものが、時々写り込むことがあるのでしょう。
けれど、不本意に写り込んでしまったものも、あるかもしれません。心霊写真などと大騒ぎされるものも、うっかり通りすぎてしまった誰かが、たまたま写ったのかも…。本当はひっそり歩いていただけかも知れないので、あまり大騒ぎしないほうがいいのかも知れません。
燃えるような夕焼けのすぐ上に暗い空。そして、激しく流れる煙のような雲。色彩は美しいけれど、恐ろしい雨雲を連れて来る空。夕方から夜にかけ、不安定な空模様で、先日の熱海土石流災害のような災害が、再び起きませんように願う夕暮れでした。
毎年、どこかで必ず悲しい被災があります。いつ、どこで起きるかわからない天災。雷の激しい音を聞き、慌てて様々な電気機器に充電をする私は、日頃の備えを反省しているところです…。
6月は、妙に病院と縁がある月でした。
友人が相次いで入院・手術をし、私自身もコロナワクチン接種を受け、そして昨日、老母がいつもの持病で入院…。
今の時期は入院病棟へのお見舞いは禁止ですから、私も母が必要なものをまとめ、受付の守衛さんに預けてきました。 私と同じように荷物を預ける人々のカバンが、守衛さんの運ぶワゴンにあふれていました。 患者の顔色も分からず どんな様子か分からないお見舞いは、不安なものでした…。
来月は、病院と縁が薄い月になりますように。ニャアコちゃんは、るすばんと縁が薄い月になりますように。
上の絵は、今回の展示で私が一番好きな作品『明るい方へ』。ジュゴンの親子と白い魚が向かう明るい場所。環境破壊で食べる海草や住みかを奪われつつあるジュゴンが、この絵のように明るい世界を泳いでくれることを祈っています。絵に込められたメッセージも心に迫りますが、この色達が大好きです。いつか、海の中で見上げた水面の先に太陽を見た時、こんな光を見たことがありました。
実際の海の中でも思いました。色があるけれど、 その向こうにある空気や水が見える「透明な色彩」。
ひかりの輪の向こうに、なにも心配ない未来はまだ見えませんが、少なくとも自分が意識すれば変わっていく明るい海が見える気がします。
ガラス窓にはりつけてある物体は、その名も「絶景リゾートベッド&テラス」! 猫用吸盤式ベッドとテラスです!これは素敵!と思ったのですが、ニャアコちゃん…一度も乗ってくれません。1ヶ月くらいは手を出さないだろうね~と話していましたが、2ヶ月、3ヶ月経ち、もう4ヶ月…。目線では気にしてくれているのですが、手をかける事すらしてくれません。たかぎ家のおてんば猫・マーブルさんにお下がりかな~と思っているところです。
人間世界でいうと、断崖絶壁に作られた酔狂なコテージのようなものなのでしょうか?確かに 好みが別れます…。絶景テラスより、ゆったり段ボール箱がいいニャとくつろぐ、穏やかなニャアコちゃんでした。
3年前。北イタリアドロミテ地方の町コルティナ・ダンペッツォにあるスーパーマーケットでの出来事。イタリアやドイツの瓶ビールが並ぶ棚の前でわくわくしながら眺めていたら、突如、ドンガラガッシャン!ブシュー!と派手な音を立ててビールが私の顔へ勢いよく直撃しました。すぐ隣でイタリア人老夫婦が棚からビール瓶をいくつか落としてしまい、それが破裂して私めがけてやってきたのでした。頭から背中までずぶ濡れになった私は、老夫婦と店員さんに、何度も謝られながら、タオルとお詫びの高級チョコレートをいただきました。
「ビール大好きだから、大丈夫。」と下手な英語で伝え、まさに苦笑いでした。けれど、ビール浴びなんて一生に一度くらいしかないでしょうから、ちょっと素敵な苦い思い出です。
今年初めて育てる苗。ゴーヤ(ツルレイシ)なのですが、今まで育てたことのある普通のツルレイシと違い、ナガレイシというのです。
園芸に疎い私は、普通のずんぐりしたゴーヤしか知らなかったのですが、昨年夏、ご近所の方からヘチマのように大きく長いナガレイシを、いくつも頂いて知りました。それがとても美味しく、よし!来年は私も!と決心したのでした。
苗が売っているかわからなかったので、タネを取り寄せ育てていたところ、なかなか芽吹かず…ようやくです。
この春、初挑戦したことがもう一つ!あらゆるSNSに縁が無く、ブログも月2回がやっとこの私ですが、物語を投稿できるサイトに拙作も置いてみることにしました。少しずつ増やしていこうと思っています。
https://novel.daysneo.com/sp/author/namako-takagi/
毎年、お参りしつつ桜を観させていただくご近所のお寺。『願成就』という名がついた縁起良いお寺です
つい最近、養花天(ようかてん)という言葉を知りました。花曇りと似た意味で、桜が咲く頃のやわらかな曇り空だそうです。花を養う空…なんとも優しげな言葉で気に入りました。
大きな桜色の雲みたいなソメイヨシノの並木は、ミルク色の暖かい空に包まれてふくらんでいくのですね。養花天から一変した冷たい雨の今日は、今年最後の花びらを流してしまったようです。
今年会えた事を感謝して、また来年、会えますように。
去年の初夏、美味しかった房州びわの種子を埋めて置いたら、発芽してくれました。ゴロンゴロンとたくさん埋めたのですが、一つだけが目覚めてくれたのです。
心配のタネというお話を創ったことがあります。ちょうど、春分の日に近い今頃思いついたお話で、またちょうどいい昨日に、齊藤正樹さんがご自身のコミュニティラジオ番組内で朗読してくださいました。タネはタネでも、心配のタネは発芽しないでほしいのですが…。弟に心配のタネを抱えた、あるお姉さんのお話でした。
もし突然 、自分がこの世を去ることになってしまうとしたら、たくさんの心配のタネを抱えたまま出かけなくてはならないのか…と思うと、今のうちにそのタネは手放しておきたいものです。
この、小さなびわに実がつく将来も、こんなふうに穏やかな朝が迎えられますように。当たり前の幸せを祈ります。
追記:たねのお話、こちらに載せていますhttps://novel.daysneo.com/sp/works/960594b9a2301cf3f489db886e49a393.html
大阪·積水ハウス住ムフムラボ会場 (NHK 大阪ニュースより)
明日で10年という歳月が経った今も、災害時における 動物たちの立場は、あまり変わっていないのが現状です…。少しでも多くの方にそのことを知って頂き、人間と同じように家族である動物達の命も、守っていけるよう祈っています 。
今日10日、命展代表·うささんの著書『ぼくは海になった』の朗読を、2回も聞く機会がありました。
1回目は、京都でコミュニティラジオの番組を持っていらっしゃる、ナレーターで俳優の齊藤正樹さんの朗読。
2回目は、 著者うささん自らが参加したライブイベントのなかでの朗読。 どちらも心に響きました。あのお話を聞いてこみ上がる感情は、初めて読んだ時から変わりません。悲しみの中、実話を聞かせてくれたたえこさんも、ずっと変わらぬ思いを抱えていらっしゃるんだろうと思います 。
10年とか節目とか、そのような数字は関係なく、いつも忘れず心に置いておきたいお話。2回も聞かせていただいた今日、私の胸の奥は、静かで激しい波が打ち寄せています。
しかし今の時代、 肌色は人種差別用語として使われていません! うすだいだい色 と言うしかないのですがどうもピンと来ないのが本音です。 いつからはだ色が使われなくなったのか調べると、大体2000年頃からとありました。 もう20年も前からだったのですね。
肌の色が違う外国の子どももいるのですから、教育の場で『はだいろ』は適切な表現じゃないかもしれませんが、差別という意識は違和感があります。差別用語と分ける事自体が、差別なような…。うすだいだい色という名より、英語のぺールオレンジの方が少し雰囲気がいい感じです。
満月は、ペールオレンジからあっという間に黄色、そして銀色に変化し、中空へ上がりました。私のスマートフォン写真ではわかりかねますが、隣家の庭に満開の梅が白く浮かび、 とても美しかったです。
急な活動で、急なお留守番 することになってしまったニャアコちゃん。聞いていないにゃ、予定になかったにゃ…という横顔です。ガラス玉の様な瞳も横からだとひときわ美しく、透き通っていました。
身の回りの知人にコロナ患者が出始めた近頃、更に慎重な消毒・予防対策を模索する日々。 ワクチン接種がスタートするというニュースと同時に、ワクチンの副作用が心配される声も聞こえます。
素人の考えでは、こんなに変異していく強烈なウイルスに対して、本当にワクチンは効くのだろうか… なんて思ってしまいます…。が、そんな疑いを持ってしまっては 、効く薬も効かないと反省しました。
いつの時代も、 新しい薬に対する風当たりは強く、ましてや健康な人が予防するためのワクチンは、更に受け入れ難いと思います。
本当にそんな薬を体に入れて大丈夫?と言われ、効果があれば喜ばれますが、少しでも副反応が出たりしたらつつかれるのでしょう。
確かに、そのワクチンが体に合わない人もいるでしょうから、慎重に摂取しないとならないと思いますが、疑って怖がっていたら 、せっかく世に生まれてくれたワクチンにも申し訳ありません 。
いつの日に私が受けることになるかは分かりませんが 、ワクチンが生まれるまでの間にどれだけの命が実験で犠牲になっているか …心して受け取らなくてはと思っています。
ニャアコちゃんはじめ、 隣室のご高齢ワンコ さん達にも、 私のご高齢父母にも 、ウイルスを持ち込まないように、とにかく気をつけなくては!
ワクチンの効果も合わせ 、春になれば少しは 減ってくれるかな、と願っています。
寒い朝。外水道のホースをつないだ蛇口をひねったら、ニョキニョキとホース内の氷が出てきました。
透明の千歳飴みたいな氷は、弱い冬の陽を含んでやわらかそうです。
そのまま地面に返すのがもったいなくて、一度鉢に集め、写真を撮りました。
昔、初めてツララを手に入れた時、どうにかとっておけないか考えたことを思い出します。
ホースの飴、その頃の幼い自分だったらペロペロなめてしまうんだろうなーと思いつつ、さすがに今の私はなめずに、乾いた土の上に置いてきました。
星のあめ/たかぎなまこ
白い牛のお腹で雨宿りしているのは、昨年天にいってしまったリモさん。リモさんは、底抜けに明るく愛想が良いイタリア紳士でした。女の子だけではなく、男友達にも、猫にもヒトにも優しかったのです。 そんな性格の良いリモさんは 、飼育放棄され、ボロボロの褐色の毛布のような状態で発見され施設に送られた、悲しい過去がありました。色々な苦難を乗り越え、やっと幸せな生活を手に入れた 時、重大な病気に身体を持って行かれてしまいました。
誰にでも優しかったリモさん。優しく雨宿りさせてくれる白い牛の下で、ゆったりしてほしいと思います。甘い飴かもしれない、星のあめをなめながら。