今年もいつもと同じように師走をばたばたと慌ただしく過ごしてしまいました。
そして、今年も大切な命をたくさん見送りました。けれど、一年を振り返れば、悲しいことばかりじゃなく、幸せになった命と出会うこともありました。毎年、そんなふうに感じられればいいなと思っています。
悲しく辛いことと、嬉しく幸せなこと。これからも繰り返すと思いますが、少しでも幸せの方が多くなりますように!
来年の干支はうさぎさん。私の大好きなナキウサギを描いた布絵で、歳末状とさせていただきます。
来年もよろしくお願いいたします。
今年もいつもと同じように師走をばたばたと慌ただしく過ごしてしまいました。
そして、今年も大切な命をたくさん見送りました。けれど、一年を振り返れば、悲しいことばかりじゃなく、幸せになった命と出会うこともありました。毎年、そんなふうに感じられればいいなと思っています。
悲しく辛いことと、嬉しく幸せなこと。これからも繰り返すと思いますが、少しでも幸せの方が多くなりますように!
来年の干支はうさぎさん。私の大好きなナキウサギを描いた布絵で、歳末状とさせていただきます。
来年もよろしくお願いいたします。
お留守番して二週間経過のニャアコちゃん。最近急激に寒くなったので、いよいよ冬支度のお住まい「赤いカマクラ」です。
ニャアコちゃんは寒くても早朝からカマクラを出て、三階建てタワー最上階から外を眺めていますが、真っ暗です。どんどん日の出が遅くなり、夜も早く来るようになり…寂しいですが、ニャアコちゃんは暗闇をじっと見ています。 私には見えないものがいろいろ見えるのでしょうね。まだ鳥たちも活動していないし、すっかり虫も飛ばなくなりましたが、空気の流れや風の色が見えるのかもしれません。
あと数日で冬至がやってきます。冬至の日、私はうきうきします。天文学的なデータでは微妙に異なるらしいのですが、これ以上夜が増えることがなくなる!そう想うだけでほっとするのです。季節の移ろいを敏感に感じ取るニャアコちゃんにも、この気持ちわかってもらえるででしょう。でも、夜の方が好きでしょうか…ニャアコちゃんは。
だいぶ前に訪れた、雪深い湯治宿で思いついた、冬至の夜のお話。投稿しましたのでお時間がありましたらどうぞ。
https://novel.daysneo.com/sp/works/91dbbdff36c79f80eb4121022a113dc8.html
老母は福島と新潟の県境に近い豪雪地出身で、菊は、故郷と亡き祖母の思い出を含んだ郷土の味。 紫や黄色の花びらを酢の物にして、毎秋食しています。母は舌で味わうと同時に、心で味わっているように思えます。
今年も、食卓に二色のおひたしが出てきました。私は「なぜ菊の花なんて食べるのよ!?」と驚愕した時期がありましたが、今はすっかり秋の味として体に染みつき、しかも独特の苦味と香りが好みとなっています。
いつの日か、私も母を思い出して自分で菊のおひたしを作りたくなるのだろうか…と思いつつ、今は有り難く頂いています。母と、菊の花たちに感謝して。
五色山から五色沼
最高峰が記されたにぎやかな山頂は落ち着かず、早々に通りすぎて山腹へ降りました。五色沼が美しく眺められる五色山(山というより丘のような、小さな高台)でゆっくりくつろぎました。
そこは私のお気に入りの場所になりました。見上げると白根山の頂きが険しくそびえますが、人々の声はここまで届かず、静寂の地でした。森林限界を越えた岩肌から、乾いた音を立てて小石が転がる音まで聞こえました。
以前は、にぎやかな人声が苦手で敬遠していた関東周辺の山も、こんなふうにお気に入りの場所を見つけるとひっそり楽しめて嬉しいです。
けれど、その代償である単独での危険をしっかり意識しなくてはなりません。実際、日光白根山でも単独登山者の滑落事故があったと聞きました。もし遭難し行方不明になっても、どういう風にどこで事故にあったのか、伝える同行者がいないということを忘れず、気を引き締めて歩こうと思います。
10月14日は鉄道開業150周年だったそうで、この週末はさまざまなイベントが行われていたようです。
車両の型式などは全然詳しくないのですが、 昔から鉄道好きな私は 、少々テツ子です。特に寝台特急が大好きでした。現在はサンライズ号しか利用できないのが寂しいので、記念イベントで懐かしいヘッドマークをつけた列車たちが登場しないかな、などと期待していました…。
車両自体が老朽化しているのですから、 現実には難しいとわかっていました。でも驚くことに、上野駅ホームにはAR技術を駆使し、国鉄時代の車両が画面上に登場するというではありませんか!その中には、私が好きだった「あけぼの」マークを掲げた機関車も見られるとか!
AR技術といっても、私が聞き知っているのは、ポケモンGoというゲームくらいです。(やったことはありませんが…。)拡張現実という言葉で表されるように、現実の中に仮想の物体があたかも在るように見られるということで、さまざまな場面で使われているそうですね。
私の古いスマートフォンでもそれらが見られるかどうかはわからないですが、ちょっと、上野駅へ出かけてみようかななんて思いました。
でもやはり! 3ヶ月ほど前に訪れた大宮鉄道博物館に並んでいた「あけぼの」さんの写真を引っ張り出して載せることにしました。実際の鉄の塊に触って撮った写真の方がいいかな…と。
車に跳ね飛ばされたのか、甲羅に欠けた傷がありましたが、命が無事なのかがわかりません。翌朝まで雨水を少し入れたバケツで様子を見ると、ちゃんと手足を出してくれました。
自宅の裏に流れる水路に離すと、すぐ泳いで行きました。ここでも先住のアカミミガメを見かけるので、おそらく同じような水路から道路に這い上がって 歩いていたのでしょう。
その日の午前中は 低気圧 の影響による豪雨があったので、急激に高くなる水位に居られなくなったのかも知れません。
迷子の亀を見つけた時の正しい答を調べなくては!と思います。
追記
その後、アカミミガメを 見つけた時、捕獲して他の場所に放す行為は元からある生態系破壊につながるということで、どうしたらよいのか調べました。 私が放したのは住宅から出る浄化槽排水路ですが、いくら先住アカミミガメがいてもさらに増やしていいとも思えません。結局、 その命を消さないためには 、見つけた自分の飼育下で管理するか、飼育してくれる人を見つける しかなさそうでした。
お留守にしているこの家の主・うささんは、四国香川県のある学校へ、朗読劇の公演をしに出かけたのでした。私のお話も演じて下さるとのことで、劇団の皆様、ありがとうございます。
演目の一つに「オオナマコさん、驚いた」https://novel.daysneo.com/sp/works/c0c77f82ff8ade075d8d7eb8329dc75f.html
があります。ずいぶん昔、沖縄・慶良間の島でシュノーケリング中に遭遇した、ナマコを投げて遊ぶ若者達。彼らに言葉を選びながら注意したことがありました。強く言っても反発されて余計にエスカレートするかもしれませんし、柔らかすぎても心に響いてくれないかな…と。幸い彼らは私の願いを聞いてくれて、止めてくれました。
人は、大きさに関係無くリアクションに乏しい生き物なら感覚も鈍いと思うのでしょうか。だから、ボールのように投げたくなるのでしょうか。例えばオオナマコと同じ大きさの生き物でも、犬や猫だったら投げて遊びません。(異常な人はやるかもしれませんが。)
海をキレイにしてくれるのに、彼らの姿は確かに不気味で、イモムシが苦手な私もゾワゾワ鳥肌が立ちます。
けれど、どんなに自分とソリが合わない生物でも、大切な命が宿っていることを忘れないで欲しいなと思うのです。
ナマコもどきのニャアコちゃん、最近食欲も増したようで、オオナマコさんに近づきつつあるようです。
富士山頂からの日の出
突如思い立ったので色々準備不足で、 反省だらけです…。 まずは マイカー規制というものも知らず、その上恐れ多くも早朝から登れば日帰りできるかな、なんて図々しく考えていました。直前になってバスの時間に限りがある事も 知り、前日に8合目の山小屋を予約するという不手際…。しかし、なんとか 実行できました。 素晴らしい好天のおかげです。
8合目山小屋泊まりの人は、翌朝未明にご来光を目指して山頂登山する人がほぼ 100% です。私も、午前2時半に小屋を出発し山頂を目指しました 。
8合目から9合目までは比較的空いていて、自分のペースで 歩いて行けましたが、 9合目から山頂までは噂に聞いた富士山渋滞。ヘッドライトが列をなし、ジグザグの上り坂 に続いていました。
数歩進んで少し休む…ジリジリとした動きでしたが、山頂に着いたのは4時を少し回った時間。 日の出には十分間に合いました 。
山頂まで来る間、体調不良の人を多く見ました。具合悪そうにうずくまる人 、地面に横たわる人などを見ていると、 改めて富士山の厳しさ を感じます。私自身も、8合目に着く前に、急にだるくて眠くなるという、もしかしたら高山病かもという症状がありました。今まで経験してきたのどかな登山と違って、苦行または修行のようなそんな時間でした。 美しい雲海と、ご来光は 素晴らしかったですが、また来年も来ようとか、毎年違うコースでチャレンジしたいなどと、少なくとも今は思えない私です…。
そして下山して再確認したのは 、富士山は登るよりも見上げて眺める方が素敵…という感想でした。
いつかまた、登りたくなる時があるのかどうか分かりませんが、忘れられない夏の思い出になったのは確かです。
ニャアコちゃん、お留守番少し前から喘息がひどくなったため、投薬中でした。錠剤をすりつぶし、ほんの少量のチュールに混ぜて指につけ、鼻先に差し出しても拒否。お薬を包むとみんな大好きだという、獣医さんおすすめのアイテムももちろん拒否。結局、朝夕二回強引に鼻先へお薬チュールをねりつけるしかありません。
私が下手くそで、鼻先でなくひげについたり、あごについたり、舌が届きにくい鼻の上の方についたりするときもあり、受難の時間だったでしょう…。
そんな、嫌なことをしても、薬の時間が終わればすりすりしてくれる、ネコの良いニャアコちゃん、今回も元気にお留守番してくれてありがとう!
突然 思い立った のですが、アオバトはたくさん姿を見せてくれました 。昔からこの 美しい 色と不思議な鳴き声が好きで、 照ヶ崎海岸にも何度か来ています。
ミネラル補給のために、住んでいる山から 海岸まで 飛んできて、海水を飲むアオバトたち。この辺りだと、丹沢山塊から飛来すると聞きます。鳴き声だけでしたら 、ハイキング中に何度か聞いているのですが、姿は、こうして海辺にでも来ない限りなかなかお目にかかれません。
外房に住んでいるとなかなか見ることのできない富士山も 、大磯の海岸から眺める事が出来て、嬉しかったです。
私ランキング 野生生物 鳥部門 第1位 のアオバトに会えたショートトリップでした。
あまりに早かった梅雨明けから10日ほど経った今日、初めて蝉の声を聞きました。庭のキュウリの葉の裏にひっそりぶらさがっていた脱け殻。
なんと、ニャアコちゃん、実はかなりワイルドな精神をお持ちなのかもしれません。1歳弱で野良から保護された時、かなりやせ細って老猫かと思ったくらいですから、大変な生活だったのでしょうね。
いつも願うことですが、たくさんの、毎日生死が隣り合わせの野良猫さんたちが、幸せな家を持てますように。
バラのトゲは、葉を食べ尽くそうとする虫たちをよける役目と思い込んでいたのですが、最近、他の役割もあると知りました。茎が倒れないようにする支点の役割だそうです。
確かに、彼らは個々で自立するというより、集まって確立しています。他の木を這い上がって成長するツルバラもあります。
でも、お互いが密接した時、自らのトゲが当たっても痛くないのでしょうか?痛いという感覚が無いとしても、不愉快にはならないのでしょうか。私だったら、例え自分のトゲでも、チクチク当たったらイヤだなと思うのですが…。彼らは寛大なのか、または、お互いがトゲで傷つかないための技を持っているのかもしれません。さすが、美しい花です!
庭でキクラゲを発見しました。去年、一部が枯れて切った姫リンゴの枝です。キュウリ苗の支えに立てて置いたものでした。
木耳という名前通り、まさに耳そっくり…。倒木や枯れ木、または終わりに向かっている木から命を立ち上げるキノコたち。以前から思っていましたが、突如現れる異世界住民のモノのようです。この世とぴったり接している異空間から張り巡らされたレーダー。キノコはどうもそういう気がしてなりません。
ようやく雨が上がった夕暮れ、我が家の木の耳は、ウグイスの声を聴いているようです。ちょっと不思議な啼き声で、ホーホケキョではなく、アテンションプリーズと聞こえるウグイスの声です。
先日、ニャアコちゃんの壁画を観たくて片道約2時間半の距離を、車を走らせてきました!堤防を彩る素敵な絵画を楽しく観覧させていただきました。
帰り道は、途中の岬に立ち寄り、ハイキングと温泉を楽しむ計画でした。 展望の良い遊歩道を歩いて駐車場へ戻ると、神妙な面持ちの青年たちが私の車の前に…。バックする時にぶつけてしまいました、すみません…と…。オオ!確かに左フェンダーがしっかり凹んでいます!助手席ドアは開きません…。
防犯カメラなどあるはずない山の麓の駐車場、逃げてしまうこともできたでしょうけど、彼等はちゃんと警察へ連絡し、持ち主の私を待っていました。当たり前の事なのですが、エライなと感心してしまいました。免許を取って初めての遠出だったそうです。思い起こせば、私も初心者の頃、初めての遠出で渋滞中に前の車に追突しています。あの時の、ああ…やってしまった!という絶望感を思い出しました。
車という恐ろしい道具は、ほんのひとときの気の緩みや操作ミスであっという間に硬い鉄を凹ませ、または命を奪ってしまいます。私は初心者の頃に事故を起こしてからは、もう長い間事故と縁が無く過ごせましたが、改めて初心を忘れないようにしなくては!と思いました。
今回加害者になってしまったあの青年も、この先、車は怖いものだという初心を忘れず、安全運転できますように。
雪やどり/たかぎなまこ
淡雪で、積もることもありませんでしたが、私の住む温暖な房総では、とても珍しいことです。冬眠明けの蛙や、満開のサクランボの花が心配です。
中旬の夏のような気温から、冷え込んだ今週、体調を崩す人や動物が多いと聞きました。
暖房や着衣の調節をしても、身体の中心に襲いかかる気圧の変化は免れません。(と、書きながら、にぶい私自身は影響なしなのですが…。)
そんな夜、停電が発生した地域は本当に大変だったと思います。今は復旧したそうで安心しました。原因が他にあったとのことですが、この先も電力不足は変わらないでしょうから、節電を心掛けなくては!
ほんの少しずつでも節電することで、寒さに震える地域を減らす可能性があるのですから、今日の寒さにもいろいろ工夫したいと思います。
海へ着き、波打ち際へ歩いていくと、どっしり海面を埋めている霧の中空に、太陽がぼんやり現れました。真上に青空が一瞬光って、海はなんとも言えない不思議なミルク色で沈んでいます。あまりに美しくて、私はしばらくぼおっとその景色を観ていました。
けれど、もし、私の大切な存在が、海に命を飲み込まれてしまったとしたら、こんなふうに霧が溶けた海をきれいだと思えるのだろうか、と考えました。海に、大切なものたちを連れ去られたら、こんなふうにのんきに霧の海を観に来るのだろうか、と思いました。
自分がそうなっていないので、答えはわかりません。自分の身に今はたまたま降りかかっていないことですが、いつそうなるかはわかりません。
災害によって突如急変する海。今日、3月11日だけでなく、心にいつも置いておきたいと思います。
追記: この日、海岸で想った物語を小説投稿サイトへあげさせていただきました。
https://novel.daysneo.com/sp/works/7a537026fb53483a3ad7ca774181e910.html
2022年初のお留守番はおよそ2週間。お布団棚の片隅に設置した『お休み処』でゆったりしているところです。
早朝、雪景色のご近所散歩をしました。私の住む九十九里地域では、雪が舞い降りても積もらず、消えてしまうのがほとんどです。辺り一面しっかり積もったのは、一体どれくらいぶりか、すぐ思い出せません。
今日は春の七草…ということを、昨日スーパーマーケットで七草セットが売っているのを見て思い出しました!
毎年、家の冷蔵庫や庭の青菜を七種集めてお粥を炊く母から、健康祈願のお裾分けをもらっているちゃっかりな私です。子どもの頃は、その青菜の粥がとても嫌いでしたが、大人になってからは美味に感じます。雪は子どもの頃も、年を取った現在も大好きですが…。
今日は、日中晴れの予報ですから、小松菜の小さな葉にかぶった雪も、粥を支度する夕方までに消えるかもしれません。