秋を見つける事が少ないまま、いきなり冬になってしまった今週 。軒下にまだ夏のトマトの花が咲いていますし、ご近所の庭には、早咲きの河津桜がポツポツと開いているのでした。
そして我が家の壁には、先週まで山椒の葉を着々と平らげていたアゲハの幼虫が、ひっそりサナギになっていました。
異常気象の影響で、うっかりこんな時期にサナギになってしまったのね…と哀れんでいたところ、調べてみたら、彼らには越冬サナギという名があるそうで!知らなかったです、サナギのまま何か月も寒さをやり過ごし、春に蝶になるというシステムがあったなんて!
自然の屋外でサナギが羽化する確率はとても低い(1%未満とのこと)と聞いていますから、越冬サナギはさらに大変な確率なのかもしれません。それにしても、こんな小さな無防備な体で長期間動けずいたら他の生物にやられないのだろうか…とこれまた調べてみましたが、室内で保護することにもいろいろなリスクがあるそうで、このまま外で見守る方が良いのかなと思いました。
来春、山椒の木が芽吹くころ、羽化することを願っています。
追記: とても残念ですが、この蛹は羽化することはできませんでした。けれど、同じ頃越冬蛹を発見した 他の場所では、 羽化しつつあるアゲハ蝶を目撃することができました。2024/4月末