白子温泉の河津桜に始まり、今年も近隣あちこちで桜に会えました。その中で印象深かったのが、ヤドリギを見つけた写真の公園です。千葉市緑区にある大百池公園。池を一周する散歩道に様々な桜が花開きとても美しく、コンクリートでかためられてない水際に、オオバンがヒョコヒョコ浮かんでいました。
ヤドリギは、寄生して宿主の植物を枯らしてしまう怖いイメージを持っていたのですが、最近、自ら光合成を行って生きている半寄生植物だと聞いて少しほっとしたところです。
落葉した冬も緑の葉を密に繁らすので生命力の象徴だそうですが、私はなんとなく飄々としたイメージを持っています。
たくさんの実を鳥に提供し、粘液が上手く枝に貼り付いて着生できればラッキー!地面に落ちて失敗したらまあ仕方ない、そんなのんきに見えてしまうのは、あのぽんぽん丸い姿のせいなのでしょうか。一生樹上を渡り歩く、鳥と仲の良い旅人のように思えます。