世田谷区のギャラリーパウパッドさんで、今日まで開催されていた命展4。最終日の今日訪れました。
ギャラリーから30分ほど歩いたところに住んでいらした参加作家さんがいます。イラストレーターの長谷川京平さん。去年、命展4に絵を提供してくださったあと逝去されました。
京平さんは、私にとって恩人と言う存在です。今から十数年も昔、ある童話賞の審査員だった京平さんが選出してくださったおかげで、私は入賞しました。初めて私の物語にあたたかい絵をつけてくれた方でした。あの時入賞していなかったら、今も文や絵をつくっているかわかりません。
授賞式で初めてお会いして以来この十数年、年賀状やお手紙を出したりいただいたりしていました。命展2から参加されてからは、何度かお会いできて嬉しく、今回も楽しみにしていました。
とても残念で、悲しいです。
「作品を生んでいますか」お便りにはいつもそう書いてありました。
病床にあっても命展の絵を描いてくださった京平さんに、私はこの先も、
生み出した作品を見守っていただきたいです。
このようなことを想いながら訪れた会場が、オーナーさんのお人柄と同じようにあたたかな空間で、ほっとしました。絵になった動物たちも、ゆっくりとくつろいでいる気がしました。
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