先日、雨上がりに近くの九十九里浜を散歩しました。
嵐の後なので、変わった貝がらがないかなと思ったのです。
でも、波打ち際に貝がらはほとんど見つからず、クラゲたちがたくさん打ち上げられていました。
海水に戻しても動かず、すでに命はつきてしまっていました。残念です。
あまりにいたいたしい波打ち際を歩くのは止め、風紋が刻まれている砂浜の写真を撮ってみました。中央アジアの岩砂漠地帯に似た風景を撮りながら、クラゲたちは嵐から避難する術がないのか考えました。
貝たちは嵐の前に砂の深いところへもぐることもあるらしいし、ウニやヒトデ、私の尊敬するナマコなども頑丈な岩かげへはりついて避難するらしいと聞いたことがあります。
でも、クラゲはどうにもならないのでしょうか。クラゲが荒天時の海中でなにか対策しているのかどうか、私が調べた限りでは見つかりません。自然界でクラゲがどのような行動をしているか、まだまだ解明されていないようでした。
クラゲに限らず、自然界に存在する生命体の不思議は、ヒトに研究解明されている事実など砂粒ほど微量なのでしょうね。
砂漠のような風紋をカメラでのぞいていると、ふと、砂粒より小さい自分が、はるか上空から何者かに観察されているような想像をしてしまいました。
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