昨日関東へ接近した台風7号は、北東~北からの暴風を房総半島沿岸に吹き付けました。
以前同じような暴風で砂浜へイルカがうちあげられてしまったいすみ市の海水浴場へ、打ちあがって帰れずに困っている命がいないか見に行きました。
結果的にそのようなこともなく安心しましたが、魚やカニの亡骸、ちぎれ飛ばされた海藻は打ちあがっていました。プラスティックゴミを拾いながら、嵐は、陸にも海にもたくさんの犠牲をつくりながら通り過ぎるのを思い知ります。
写真手前の黒い物体!私は初めて見ました。
一瞬昆虫がちぎれてしまった身体か…と思ったらどうやら違い、植物の種子?海藻の一部?と首をひねり、後で調べました。なんと、エイ類の卵の殻だそうです!
ここから旅立ったエイの赤ちゃんは、今頃どこでどうしているのかな、と広い海原を眺めます。
この砂浜には海亀も産卵に訪れるそうで、あちこちに卵保護の目印がありました。車の乗り入れを許可された方や、犬を浜に開放している方も、どうか少しの思いやりでそんな命が埋まっていることを忘れずにいてほしいなと思います。
いつまでも、いろんな命が集うことができる浜でありますように。
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